マイクロワールド(下) の商品レビュー

マイクルクライトン,リチャードプレストン【著】,酒井昭伸【訳】

2023/10/19

意図的な構成だと思うが、読みながら誰に感情移入するのか迷ってて解決しないまま終わった。
登場人物の善悪やスポットライトを誰に当てるかが明確なストーリーの王道パターンって大事なんだなと再認識。
カリバチの活躍は面白かった。

2023/09/21

偶然にも少し前にファーブル昆虫記を読んだいたので、狩蜂の巣での描写などがリアルでドキドキハラハラの連続。

2019/07/11

SF。スリラー。冒険。
下巻は、ずっと冒険・アクション。
ミステリも好きな自分としては、警察パートがもう少し多くても良かった。
第二部のラストは、なかなか衝撃的。
どこからプレストンさんが引き継いだのか、少し気になる。
キャラクターとしては、カレンが好き。
蜂の巣に殴り込んでいくシーンは熱い。
最後までノンストップで読ませるサスペンスフルな展開は、さすがクライトン。
普通の自然が、とても魅力的な世界に感じられる作品でした。

2018/10/20

故マイクル・クライトンのMacの中に四分の一の草稿が残されていたそうだ。昆虫より物や人間を小さくするテクノロジーを開発したNanigen社に招待された大学院生達。驚異の世界に置かれた彼ら達の生存への自然への戦い。それに加えてNanigen社は刺客を送り込んできた。彼らはどうなるのか。

2013/12/16

社会的な陰謀を持った企業によって、2センチ弱の大きさにされてジャングルに放り出されてしまった大学生たちのサバイバルを描いたSF。腕の中に、寄生バチの卵をうみつけられてしまったり、クモの毒針で麻痺させられたりと、何だか大変な世界だけれど、面白く読めた。

2013/06/13

残念！
人間がmicroサイズに変換されるやり方が全く説明されていない、残念！

クライトンの小説の良さは、文系の人間にも最新サイエンスをわかりやすく説明する事にある。
読み終わった後に、頭が良くなった様な気さえする。

ジュラシックパークでは、もしかしたら本当に恐竜が現代に蘇らせる事も可能かもしれない、と言う説得力があった。
だけど本書は一番肝心なマイクロ化技術の説明はほったらかしになっている。
その説得力がない為に、イマイチ小説の世界に入り込めない。

おそらくクライトンもそのハードルを越えれなかったがために、この小説はお蔵入りにしていたのだろう。
もしクライトンがこの小説を完成させていたなら、どんな説得力あるマイクロ化技術を披露してくれていただろうか？残念だ。

だが何よりも残念なのは、クライトンの小説をもう読むことが出来ないというのがいちばん残念だ。

2013/04/13

Ｍ.クライトンの遺稿のＳＦアドベンチャーサスペンス小説。

ミクロの自然界での昆虫たちの様子はリアリティに満ちていて面白いです。
アドベンチャー部分は展開にスピード感があり大満足です。
ですが、マイクロ化の原理があいまいにされているため、
マイクロ酔いやスーパーパワーなどマイクロ化した人間の現象の説明も付けられず、
マイクロ酔いでのタイムリミットも臨場感は感じられませんでした。
さらに、クライトン作品では考えられないほど登場人物が重要人物も含め人の手で殺されるので、
完全に悪役のキャラが破たんしており、こんな性格のものが大物になれるわけないし、
大物だったらこんな陳腐な証拠隠滅などするはずないと思われます。

2013/01/03

面白かったけど、マイクル・クライトンだから★３。
冒険部分の話は面白かったけど、小さくなる設定というかルールはもう少し詰めておいて欲しかった。

2012/11/28

登場人物達があまりにステレオタイプでストリー展開もかなり一本調子。
続編の可能性はないのだから含みを持たせる最後もなんだかなぁ。
巨大化した虫たちとの対決は迫力もあり微に入り細に渡っているけれど、拒否反応ある人には読めないですね。
食事中には読めないです(笑)

2012/11/14

上巻に比べ、下巻は展開が早いというか、粗い。
キーマンと思われていた人が早々といなくなるし、実は生きていて…と思ったが、そんな展開もなく、あっさりしたもの。
ジュラシックパークばりに続編を匂わせるような終わり方だったのもスッキリしない。

マイケル・マライトンが書き上げていったら、展開は違っていたのだろうか?