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学力政策の比較社会学 国際編 の商品レビュー

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2017/01/19
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2012年刊。大阪大学大学院人間科学研究科のメンバーを主とする調査報告。副題どおりの内容である。対象国は英・スコットランド・仏・独・米・豪・フィンランド・ブラジル。良くも悪くも淡々と解説が進む、ただし、どの国も、濃淡はあるものの、卓越性と公正(特に低学力層・貧困層への手厚い配慮)がともに追求されている点は注目されるべきか。現行日本の学力向上対策の方向性、特に橋下氏のそれは世界的趨勢に逆行することを物語るようだ。なお、あの米国が相当前から落ちこぼれ防止・救済策を採っていたことは些かの驚き(不奏効らしいが)。 国内編もあるそうなので読んでみたい。なお、志水教授は、本書以外に「学力を育てる」「『力のある学校』の探究」が良書と思う。

Posted byブクログ