山伏と僕 の商品レビュー
山伏に興味を持っていたので、手に取りました。 実体験からくるとても読みやすく、楽しく読めました。 その後、高尾山の修験道体験に参加してみました。 やはり自分の身をもって体験するのが一番だということをこの本から教わりました。
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山伏って大峰山系にいったときに みかけたことがあります。 みんな 独特の衣装で お酒ものんで どういうものなのか不思議におもっていました。 アニミズムと精神修養が一体となった ものなのですね。 自然を場とする古くからの修行を 受け継ぐものなんだということがわかりました。 ...
山伏って大峰山系にいったときに みかけたことがあります。 みんな 独特の衣装で お酒ものんで どういうものなのか不思議におもっていました。 アニミズムと精神修養が一体となった ものなのですね。 自然を場とする古くからの修行を 受け継ぐものなんだということがわかりました。 ちょっと山伏にもなってみたい気がしました。 若いころは気が向くと山を歩いていたものです。
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大峰奥駈道や金剛山や高野山やで、近畿の山(いや日本中どこでもかな)を登っていると何かと縁のある山伏さん。 この本はその山伏さんについて随分と分かりやすく書かれていると聞いて読んでみた。実際読みやすくて分かりやすくはあるんだけど、なんだか掘り下げ方が浅すぎじゃないかな? あらましの背景、日々の衣食住などは分かりやすく書かれているのだけど、そっから先修行のあれやこれやや、作者の修験道についての考え方なんかが、中学生の作文レベルに「つらかったしんどかった」「土着信仰をもっと掘り下げてみたいのです」レベルでは、どこぞのブログ読んでるのと大差ないような気が… いっそ感想部分を省略してみても良かったんじゃないかな? それとこれは本の感想から逸脱するので評価外の感想だけど、アマゾンの書評に☆1つがあったので読んでみたら…、世俗を超越して行の道を進む方々が随分とまた世俗的なことをおっしゃっているなぁと思いました。
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まさに未知の世界。かなり主観的な表現満載なので、多少読んでて迷子にはなるが、だからこその奥深さ「こら体感しないとわかんねんだな」という逆説の説得力があり、山伏という世界の奥深さに心惹かれた。多少、難解な部分が多いが、興味のある方にはぜひオススメ。
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俗世を離れたい。と常々思っているあたしが見つけた本。 山伏。 狂言では滑稽な存在である山伏。 でも、山伏って俗世を捨てることとは違うんだなってわかりました。 装丁もかわいらしいし、作者がイラストレーターさんってこともあり、中身もかわいらしく読みやすい。 素敵な一冊
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ある日思い立って山伏になることにした著者の山伏修行体験記です。 白装束を纏って山中を歩き、ホラ貝の合図で支度をして、瀧打ちや般若心経の唱えすぎでナチュラルハイになったりします。 ところどころにある自然をあらわすのに、抽象的な、主観に凝った描写も見受けられますが、そもそも自...
ある日思い立って山伏になることにした著者の山伏修行体験記です。 白装束を纏って山中を歩き、ホラ貝の合図で支度をして、瀧打ちや般若心経の唱えすぎでナチュラルハイになったりします。 ところどころにある自然をあらわすのに、抽象的な、主観に凝った描写も見受けられますが、そもそも自然を書き記すための的確な言葉などないのかも知れません。 羽黒の深い森のなかを分け入るシーンが印象的で、そのほか、著者の実体験による心の動きが、飾らない文章で書かれています。 ハウツー本ではありませんので、山伏になりたい人は直接お山へどうぞ。
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山伏の修行の体験ルポ。 出羽三山の山伏の修行にはもっとも原始的な自然信仰の姿が残っているとのこと。 現代の社会では見えずらくなっている自然な人間の生き方。 もっと本能に沿った生き方。そういったものに触れる旅だったようです。 修行の描写のなまなましさは読んでいて息苦しくなるくらいラ...
山伏の修行の体験ルポ。 出羽三山の山伏の修行にはもっとも原始的な自然信仰の姿が残っているとのこと。 現代の社会では見えずらくなっている自然な人間の生き方。 もっと本能に沿った生き方。そういったものに触れる旅だったようです。 修行の描写のなまなましさは読んでいて息苦しくなるくらいライブ感があります。苦行の先に見えてくる恍惚の世界も追体験できます。 本を読んでるだけなのに、「あ~苦しかったけど良い体験ができた」と思えます。 一連の修行体験の通じて現れてくるのは原始日本で自然と共に躍動していた山伏の姿。 コミュニティから離れて山に入り、山の知識と体験をコミュニティに還元しながら列島を旅する人たちの姿です。 ある時は医者で、ある時は芸術家で、ある時は天文学者に。 歌や舞踊は山伏の呪術から変化したそうです。 山伏の姿を通して人間も自然の一部なんだなあということがじわじわと思いだされます。 自分は無宗教だと思っていたけど、そうじゃなかった。 日本には原始時代から自然信仰があって、それが染みついているんだなあ。 そういえばヨーロッパにもキリスト教が広まる前にはケルト文化があって、日本と同じような自然信仰がありました。 より洗練された宗教や考え方と融合することで人間が進歩してきたのかもしれないけど、自然と密着した原始人の心を忘れちゃいけないよなあとしみじみ思える良本でした。
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いまどきの若者が入門した山伏の世界。謙虚に、素朴にその感動が綴られていて好感がもてる。最後の方は話がマニアックでついていけなくなっちやったけど、いつか自分も羽黒山を歩いてみたい。その時にまた読み返してみたい。
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この本を知ったのはどこだったろうか。ビジネス雑誌の書評だったか。なんとなく頭の中で気になっていて、amazonで購入した。 内容は自分が山伏という世界に、どういう風に入っていったかという体験談。そもそも、「山伏って何?」と思ってしまうが、なるほど、こういう体験談で語られるのはわ...
この本を知ったのはどこだったろうか。ビジネス雑誌の書評だったか。なんとなく頭の中で気になっていて、amazonで購入した。 内容は自分が山伏という世界に、どういう風に入っていったかという体験談。そもそも、「山伏って何?」と思ってしまうが、なるほど、こういう体験談で語られるのはわかりやすい。山伏の世界を身近に感じさせてくれる意味で、不思議な体験談の本だ。 著者の坂本さんが山伏体験をしたのは出羽三山。言わずと知れた東北の霊山。古来、東北には信仰があった。これらが神道や仏教と出会い、独特の世界を生み出していった。巻末の参考図書をみると、坂本さんがずいぶんと民俗学の本を読み込んでいることがわかる。折口信夫、中沢新一、などなど。ボクも間違いなく、東北で脈々と引き継がれている太古のイメージと結びついていると思う。 そういえば、梅原猛が『日本の深層』でこう書いている。 「私はかつて仏教を研究していたが、この修験道というものに大きな抵抗感を感じた。その教義もはっきりせず、その概念的な哲学もない、この修験道を一体、どう考えたらよいのか。私はいささか困惑した。しかし、私が仏教を超えて日本の原始宗教を研究するようになってから修験道ほど面白い宗教はないと思うようになった。(中略) 修験道ほどはっきり土着の宗教の現れたものはない。そして、まさに羽黒山こそ数ある修験道の中でも最も東北土着の宗教の匂いの強い修験道の根拠地なのである」。 日本を語るとき、大和朝廷の視線とは異なる視線で語ることができるはずだ。ボクたちは、その日本に生まれ、そしている。その多様性こそが日本が育んできたものであり、文化のはずだと思う。
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坂本大三郎『山伏と僕』リトルモア、読了。イラストレーターの著者が六年に渡る羽黒山での修行の経験を綴った一冊。山に登り、滝に打たれ、ホラ貝を吹く……山伏の修行は決して楽ではない。しかし読むとその魅力に頷かされる自分に驚いた。何かに「打ち込むこと」、「豊かさとは何か」考えさせられる。
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