漫画貧乏 の商品レビュー
漫画家が生活していくことの厳しさが非常によくわかる。連載作家でもアシスタントに給料を払うと赤字。連載期間の2年半、全く休みなし、私生活というものが存在せず、それでも原稿料だけでは赤字という事実に愕然とした。 そもそも漫画雑誌自体がビジネスとして赤字。紙媒体での漫画ビジネスは衰退...
漫画家が生活していくことの厳しさが非常によくわかる。連載作家でもアシスタントに給料を払うと赤字。連載期間の2年半、全く休みなし、私生活というものが存在せず、それでも原稿料だけでは赤字という事実に愕然とした。 そもそも漫画雑誌自体がビジネスとして赤字。紙媒体での漫画ビジネスは衰退の一途。 著者は漫画家の未来のため、オンラインコミックのサイトを立ち上げる。 実体験に基づいた豊富なエピソードが漫画でも綴られる。面白い。
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漫画家になることがどれほど大変なことか、これまで全く知らなかった。 読んでみて大変とかいう言葉では表現できないほど過酷な世界であることがわかる。 漫画家と編集者は本来対等な関係でありながら、実際は編集者の立場が絶大で、自分が書いた漫画でさえ、自分のものにならない理不尽さも感じるこ...
漫画家になることがどれほど大変なことか、これまで全く知らなかった。 読んでみて大変とかいう言葉では表現できないほど過酷な世界であることがわかる。 漫画家と編集者は本来対等な関係でありながら、実際は編集者の立場が絶大で、自分が書いた漫画でさえ、自分のものにならない理不尽さも感じることができた。
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「ブラよろ」が何故無料で読めたのか、これで全貌が理解できた。彼ほどの才能、ヒット作の数々を持っていても、個人の看板一つで食っていくのはかくも厳しい。メディアの電子化はフリーランスの重要な活路だと思っていたが、一概にそうとも言い切れないようだ。
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漫画家の金銭的な実情が生々しく書かれているのは興味深い。 佐藤さんの作ったサイトにより、細々とでも食っていける漫画家さんが増えることを祈ってやまない。今後、「この人、漫画onWeb出身だったんだ」と言われる人が出てくるかどうか。 アシスタントの人件費が圧倒的にネックな様に思える。...
漫画家の金銭的な実情が生々しく書かれているのは興味深い。 佐藤さんの作ったサイトにより、細々とでも食っていける漫画家さんが増えることを祈ってやまない。今後、「この人、漫画onWeb出身だったんだ」と言われる人が出てくるかどうか。 アシスタントの人件費が圧倒的にネックな様に思える。クラウドソーシングとか活用しやすい枠組み作るのはどうだろうか。 愚痴っぽいところはご愛嬌。編集も随分酷いことしてる。無許可で許諾はダメだろ。
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佐藤秀峰のデビューから漫画 on Web開設に至るまでの半生記。 山崎まりもブチ切れているけど、大手出版社の屑っぷりが素晴らしい。出版不況といったところで正社員の雇用と給与はそのままで、不況のシワ寄せは漫画家さん達にいく。同じ正社員として編集側の立場はよく分かるし、編集が自分で給...
佐藤秀峰のデビューから漫画 on Web開設に至るまでの半生記。 山崎まりもブチ切れているけど、大手出版社の屑っぷりが素晴らしい。出版不況といったところで正社員の雇用と給与はそのままで、不況のシワ寄せは漫画家さん達にいく。同じ正社員として編集側の立場はよく分かるし、編集が自分で給与決めてる訳でも無いので、しょうがないと言えばしょうがないのだが、腕一本で勝負している漫画家からしたら我慢ならんでしょうな。 私も漫画は漫画喫茶、本は図書館とKindle少々と作者に還元しないフリーリーダーですので(この本はKindle)、何らとやかく言える立場でも無いのですが、リスクを取らない人達が一番利益を取る日本の現状はどう考えても不健全。 編集者も「自分が作品作りに貢献してる」と言いたいなら編集プロ作って勝負するべきなんでしょうね。社員編集者が作品への貢献を語るとかいうおこがましさが、佐藤さんの怒りの根っこにあるような気がします。 メーカーで営業が「売ってやった」とか語るいかがわしさに近いかも。そういう奴に限って売れないと製品のせいにするんだよね。
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「ブラックジャックによろしく」の著者が 出版業界から離脱し、オンライン出版へ、そして この漫画の無料公開へ踏み切った経緯が書かれています。 いかに世の中の漫画家が不遇な立場になっているか、 出版業界の問題点やこの先の展望なども書かれています。 未だにこんな古い体質がまかり通っ...
「ブラックジャックによろしく」の著者が 出版業界から離脱し、オンライン出版へ、そして この漫画の無料公開へ踏み切った経緯が書かれています。 いかに世の中の漫画家が不遇な立場になっているか、 出版業界の問題点やこの先の展望なども書かれています。 未だにこんな古い体質がまかり通っているのかという 驚きもありました。 ただ、この著者もビジネスというものが全く分かっておらず 結構なワガママ発言を連発。 アイデアと熱意があっても売上はたてれない、という現実に苦しむ。 世間知らずな面を自ら露呈してしまっているような。。。 目線が漫画家目線に絞られているので、 出版業界目線のこの手の本があれば比較してみると面白そう。 また、オンライン出版が今後どれだけ発展していくのかも 楽しみになってくる本でした。
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ブラよろの主人公よろしく、闘う闘う。 ちょっと癖の強い人。 ドンキホーテ感もちょっと漂う 基本は連載貧乏の話+出版社の横暴→ネット配信に活路を探る システム開発、メンテナンスの負担がタイヘン。 ぺージビューが落ちてきたので、ぶらよろ無料公開 58 90%以上の雑誌が深刻な赤...
ブラよろの主人公よろしく、闘う闘う。 ちょっと癖の強い人。 ドンキホーテ感もちょっと漂う 基本は連載貧乏の話+出版社の横暴→ネット配信に活路を探る システム開発、メンテナンスの負担がタイヘン。 ぺージビューが落ちてきたので、ぶらよろ無料公開 58 90%以上の雑誌が深刻な赤字 80 10万部を超える作品は10%、100万部は1% 86 単行本1冊の単価は150円くらい@1万部 149 ヤングサンデー廃刊。人員はスピリッツと少年サンデーへ 人件費削らなかったのでこの2つは小学館で最も赤字を抱える雑誌に モーニング、原稿料3万1680円、平均
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代表作「ブラックジャックによろしく」をはじめとするリアルなストーリーと描写でヒット作、問題作を連発するマンガ家による、リアルなマンガ家の内幕。 語られるマンガ家像は、夢の印税生活による文化人ではなく、収入以上に費やされる必要経費に押しつぶされ、頼りとする出版社・編集者にも搾取さ...
代表作「ブラックジャックによろしく」をはじめとするリアルなストーリーと描写でヒット作、問題作を連発するマンガ家による、リアルなマンガ家の内幕。 語られるマンガ家像は、夢の印税生活による文化人ではなく、収入以上に費やされる必要経費に押しつぶされ、頼りとする出版社・編集者にも搾取され続けるプロレタリアートだった。 労働時間の割に報われることのないマンガ家の現状を、主に金銭面からクローズアップ。結果、このままではマンガに将来がないと悟った著者は出版社・編集者、そして一部のマンガ家たちにも背を向け、ネットの世界に飛び込んだ。そんな未決着の闘いの記録。
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ドラマ化もされた「海猿」「ブラックジャックによろしく」の作者が、漫画界を憂い自分の描きたいマンガを世に送り出すためにWEBサイトを立ち上げた過程を書いたもの。 作品へのこだわりを主張し、漫画家としての権利を訴えるために戦っているなぁという印象を受けた。 編集により作品のセリフが...
ドラマ化もされた「海猿」「ブラックジャックによろしく」の作者が、漫画界を憂い自分の描きたいマンガを世に送り出すためにWEBサイトを立ち上げた過程を書いたもの。 作品へのこだわりを主張し、漫画家としての権利を訴えるために戦っているなぁという印象を受けた。 編集により作品のセリフが改ざんされたり、勝手に作品の二次使用が許可されていたりといった問題点や、経費を差し引くと赤字になってしまう原稿料の話などが興味深かった。
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ブラックジャックによろしくの作者である佐藤秀峰氏が、自信の漫画人生を振り返り、「漫画家は儲からない仕事」と説く本。 著作権は漫画家にあるにも関わらず、編集部にやりたい放題やられ、原稿料も十分にもらえないという状況に我慢できず、今は、自信でWEBによる漫画販売を行っている佐藤氏。...
ブラックジャックによろしくの作者である佐藤秀峰氏が、自信の漫画人生を振り返り、「漫画家は儲からない仕事」と説く本。 著作権は漫画家にあるにも関わらず、編集部にやりたい放題やられ、原稿料も十分にもらえないという状況に我慢できず、今は、自信でWEBによる漫画販売を行っている佐藤氏。 漫画は日本の文化、と言われながらも、作成している人たちの扱いはひどくなる一方。漫画文化を守っていくためには、佐藤氏のように、新たな取り組みをしていける人が必要なのかもしれない。
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