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第四の消費 の商品レビュー

3.9

82件のお客様レビュー

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2024/05/19

現代の消費社会の特徴。個人志向ではなく社会志向(利己から利他)。私有ではなく共有(シェア)。ブランドではなくシンプル・カジュアル。欧米ではなく日本。都会志向ではなく地方。モノからサービス。『第四の消費』★3 地方都市。イオン、ユニクロ、洋服の青山、マクドナルド、トイザらス。均質...

現代の消費社会の特徴。個人志向ではなく社会志向(利己から利他)。私有ではなく共有(シェア)。ブランドではなくシンプル・カジュアル。欧米ではなく日本。都会志向ではなく地方。モノからサービス。『第四の消費』★3 地方都市。イオン、ユニクロ、洋服の青山、マクドナルド、トイザらス。均質的な風景。消費と娯楽のパラダイス。『ファスト風土化する社会』★3 ***** 『下流社会』★3

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2022/10/28

山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』に関しては、所謂「衒示的消費」について論じたものという印象だったのだが、「時間消費」(≒「第四の消費」)についても論じていたということにはあまり認識していなかった。再度読み返してみたい。

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2020/03/18

#読書記録 #第四の消費 つながりを生み出す社会 を#読了です 2回目となる読了だが、第1消費社会は「一部の裕福な層に偏った消費社会」第2消費は「大量生産大量消費社会」そして私が所属する「第3の消費社会」ここでは個性の発揮と依然として残る所有によって気持ちが満たされるという考え方...

#読書記録 #第四の消費 つながりを生み出す社会 を#読了です 2回目となる読了だが、第1消費社会は「一部の裕福な層に偏った消費社会」第2消費は「大量生産大量消費社会」そして私が所属する「第3の消費社会」ここでは個性の発揮と依然として残る所有によって気持ちが満たされるという考え方を持った世代、そして2005年頃からの第4の消費社会こそ「つながり」が中心の社会。震災以降に意識の変化もあり、コモディティ化した社会と人口減少の中でこの流れは必然だったのかもしれない。時代の流れとこれからの流れを読むには最適な一冊 #ツゲ読書 #柘レビュー ★★★★★ #読書好きな人と繋がりたい #気がつけば1週間に1冊のペースで読書できてる #読了メモ2019

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2019/12/12

もっと早く読めばよかったああめちゃくちゃ読みやすくて分かりやすい。読みながら、こんなアイデアもあるんじゃないか?これはこのうよにも考えられるのではないか?と思考を拡張してくれて、ワクワクしながら読めた。具体的にパルコのアクロス作ってた人だから ファッションの話は参考になったし、フ...

もっと早く読めばよかったああめちゃくちゃ読みやすくて分かりやすい。読みながら、こんなアイデアもあるんじゃないか?これはこのうよにも考えられるのではないか?と思考を拡張してくれて、ワクワクしながら読めた。具体的にパルコのアクロス作ってた人だから ファッションの話は参考になったし、ファッションヘッズじゃないから、服と消費者を俯瞰して見れていて自分にはない視点が新鮮だった。我々の世代は、環境教育を受けてきたことは稀有なことだと知らなかったが、だから、古着も着るし、もったいないという思考からメルカリが流行る側面もあるのかも。ファッションを多面的に考える際に、エシカルな視点は必須だと思うが、今後は、もっと大事になるのだろうなあと。 問題解決をしたいときに、目先の自分の小さい視点で問題と向き合ってると、何も変わらないし、堂々巡りで、論理的に俯瞰して物事と向き合えるように頭動かし続けないとな

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2018/12/20

vol.155 21世紀消費論!消費では幸せになれない社会で一体何を売る? http://www.shirayu.com/letter/2012/000310.html

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2018/12/09

第四の消費 共感する部分がとても多い。簡単に「モノよりコト」と言うが、なぜそういう消費志向になったかを歴史をたどって解析してくれている。 ただ、シェアは単にお金がないから所有できないだけでは?とも思う。 自分も車は持っていないが、お金があればシェアではなく、ぜひとも所有したい。...

第四の消費 共感する部分がとても多い。簡単に「モノよりコト」と言うが、なぜそういう消費志向になったかを歴史をたどって解析してくれている。 ただ、シェアは単にお金がないから所有できないだけでは?とも思う。 自分も車は持っていないが、お金があればシェアではなく、ぜひとも所有したい。 ・団塊世代は第二の消費世代なので、もっと大きなものを界、私有することが幸せだという価値観が心に刷り込まれている。 ・団塊世代と新人類世代は全く異なる特徴を持った世代だが、物質主義的な傾向が強いというところは共通している。 ・第四の消費世代の健康志向は、人生全体を見なおさないと健康は得られないという思い ・新しいものをつくらなくても、古いものだけで消費者が十分満足する時代(大衆文化のストック化) ・現代の消費者(特に若者)は「複数の自分」を持ち、そのうちひとつを必ず「みんなと同じ自分」、つまり「同調する自分」として持っている。 同時に彼らは「人と違う自分」、つまり「差別化する自分」を持っている。「同調する自分」に訴求すればメガヒットが生まれ、 「差別化する自分」に訴求すればセールスは極小化する。逆に、「ひとつの自分」の時代のような中くらいのヒットが生まれにくくなる。 ・欲求の基本的な源泉は不足である。食べ物が多様に大量に目の前に存在し、それを自由に選択できるにもかかわらず、 むしろそれだからこそ、かえって食べることが面倒になっている。 ・モノを持っていることの満足ではなく、情報を知っていて、それを他と分かち合う利他主義的な満足(モノ<コト)。ある意味社会志向。 ・転勤族の子どもが多い世代になると、生まれた地域、育った地域によって自分の性格が形成されたという意識が弱い。 いわば「故郷喪失」の世代。そういう世代はだいたい1960年代生まれから増えるが、彼らにとって共通の故郷はどこかといえば 「日本」ということになり、こうしたことが、若い世代に日本への愛を生み出す背景にあると思われる。 ・2035年 20代1046万人 65-89歳3293万人 若者1人に対して高齢者3人 ・我々は第二第三の消費社会において、あまりにもお金がなければ生きていけない社会を作ってしまった。 そのことへの反省が第四の消費社会の基調低音をなしていると言えるだろう。

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2018/10/13

三浦展氏の最近の著書は失礼ながら当たりはずれがありますが、本書はよくまとまっていて、論旨も明快だと思います。「下流社会」並みのヒットになる予感も。

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2021/08/08

産業革命後の消費社会が第四の段階に入ったというのが本書のテーマ。 ・ニーズからウォンツへ  当時、西武百貨店の取締役店長であり、87年のロフト開業の陣頭指揮を執った水野誠一は、著書『ロフト・グラフィティ―「ほしいもの探し」の時代』でこう書いている。  『顧客が成熟してきている』...

産業革命後の消費社会が第四の段階に入ったというのが本書のテーマ。 ・ニーズからウォンツへ  当時、西武百貨店の取締役店長であり、87年のロフト開業の陣頭指揮を執った水野誠一は、著書『ロフト・グラフィティ―「ほしいもの探し」の時代』でこう書いている。  『顧客が成熟してきている』という言葉をしばしば聞くようになった。だが、実感として、『顧客の成熟化』とは何をさしていうのか、本当にわかっている人は少ない。として、「『衣・食・住』足りて、ひと息いれようとしたところで起こったオイルショックは、ある意味で単純な『所有の時代』の終焉の引き金になる事件」だったと指摘し、「『マズローの五段階欲求』ではないが、人は所有段階が満たされると、次の段階へと進む。それはまた、単なる所有そのものに固執する虚しさからの逃避でもある」 ・現代の消費者(特に若者)は「複数の自分」を持ち、そのうちのひとつをを必ず「みんなと同じ自分」、つまり「同調する自分」として持っている。同時に彼らは「人とは違う自分」、つまり「差別化する自分」を持っている。「同調する自分」に訴求すればメガヒットが生まれ、「差別化する自分」に訴求すればセールスは極小化する。逆に、「ひとつの自分」の時代のような中くらいのヒットが生まれにくくなるのである。 ・欲求の基本的な源泉は不足である。人は足りないものは欲しいと感じる。あり余っているものはあまり欲しいと感じない。 ・第一の消費社会から第四の消費社会までの国民の意識の大きな流れを概観すると、「national(国家重視)→family(家族重視、家族と一体の会社重視)→individual(個人重視)→social(社会重視)」という大きな変化があったと言える。 ・第三の消費社会から第四の消費社会への変化の特徴は以下の五点である。  1 個人志向から社会志向へ、利己主義から利他主義へ  2 私有主義からシェア思考へ  3 ブランド志向からシンプル・カジュアル志向へ  4 欧米志向、都会志向、自分らしさから日本志向、地方志向へ(集中から分散へ)  5 「物からサービスへ」の本格化、あるいは人の重視へ ・資本主義化、消費社会化、私生活主義化、個人化などが進みすぎると、人は人同士のつながりを意識しにくくなる。社会の中にいるのに、つながりを感じられないという奇妙な矛盾が生じたのである。その矛盾を解消する方向に第四の消費社会は動こうとしているのである。 ・では何が幸せかというと、それがいわゆる「つながり」であろう。コミュニケーション、コミュニティと言ってもよい。単に物を買って、人に自慢したいという消費ではなく、物を買うことで人とのコミュニケーションが促進される、コミュニティが生まれる、そういう消費をしたいという心理が拡大してきたのである。 ・セゾン文化財団理事長 辻井喬氏の言葉  街を歩くことですね。どこでもいいんですけど、マツモトキヨシでもよければ、ユニクロさんでもいい。そういうところにぶらーっと行ってね、いろんな人たちの会話を聞くと、一番ヒントになる。これは間違いない。電車の中のおしゃべりでも、もちろん結構。

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2018/05/19

三浦展さんの「第四の消費 つながりを生み出す社会へ」、2012、4発行、楽しく読了しました。消費社会を展望したものです。著者の区分は、第一の消費社会(1912~1941)第二(1945~1974)第三(1975~2004)第四(2005~2034)となってます。第二~第三の5つの...

三浦展さんの「第四の消費 つながりを生み出す社会へ」、2012、4発行、楽しく読了しました。消費社会を展望したものです。著者の区分は、第一の消費社会(1912~1941)第二(1945~1974)第三(1975~2004)第四(2005~2034)となってます。第二~第三の5つの変化:家族から個人、物からサービス、量から質、理性(便利さ)から感性(自分らしさ)、専業主婦から働く女性。第三~第四の変化:個人志向から社会志向、私有からシェア、ブランドからシンプル・カジュアル、欧米・都会から日本・地方志向へ。

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2021/08/22

『下流社会』で三浦展が、戦前から現在までを分けて、現在は第4の消費時代と分析する一冊。 戦前からの分析を丹念にしており、その部分は勉強になった。

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