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らくだこぶ書房21世紀古書目録 の商品レビュー

4.2

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

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2013/12/29

クラフトエヴィングの本の中でいちばんすきかも!そんな冊数読んでないのですが。 古書目録、ということで架空の面白い本がひたすら紹介されるのみかと思っていたら、この構成。クラフトエヴィングの雰囲気は失わず、それでいて雰囲気のわりには設定がつかみやすい。 「その話は、もう3回きいた」と...

クラフトエヴィングの本の中でいちばんすきかも!そんな冊数読んでないのですが。 古書目録、ということで架空の面白い本がひたすら紹介されるのみかと思っていたら、この構成。クラフトエヴィングの雰囲気は失わず、それでいて雰囲気のわりには設定がつかみやすい。 「その話は、もう3回きいた」と「イプシロン」が読みたいです。

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2013/06/30

ぴったりくるカテゴリがない!増やすことを検討しなければ。 さくさく読めつつタイムパラドクスをしっかり練り込んでくる。でもこの本の白眉はやはり21世紀の本の内容だろう。奇想天外、とは言わないまでも、ニッチな、でも飛躍しすぎないバランスの奇書の発想はすごく好き。時間差で浮き出るインク...

ぴったりくるカテゴリがない!増やすことを検討しなければ。 さくさく読めつつタイムパラドクスをしっかり練り込んでくる。でもこの本の白眉はやはり21世紀の本の内容だろう。奇想天外、とは言わないまでも、ニッチな、でも飛躍しすぎないバランスの奇書の発想はすごく好き。時間差で浮き出るインクは早く開発されてほしい!笑 本というメディアへの愛情を感じる。

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2013/05/04

未来の古書店から届いた、まだ発行されていない本の目録。『ないもの、あります』と似た雰囲気で魅力的な本がいっぱい。『73横分けの修辞学』なんて超読んでみたい。それにしても架空の書物って、なぜこうも人をワクワクさせるんだろ……

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2013/05/04

ひゃあああ となった。 なんとも粋な、不思議な本。説明できない。 読んでください。 世界が完成しているから。

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2013/04/21

これ、すごく好きだなぁ。 これは小説ではないのだろうけど、ジャンルとしてファンタジーとか幻想になるだろうと思われるのでこのカテゴリで。 体裁としては、タイトルにあるとおり古書目録。ただし未来の。 ハードカバーで発行された当時はまだ20世紀で、20世紀に21世紀の古書目録がやっ...

これ、すごく好きだなぁ。 これは小説ではないのだろうけど、ジャンルとしてファンタジーとか幻想になるだろうと思われるのでこのカテゴリで。 体裁としては、タイトルにあるとおり古書目録。ただし未来の。 ハードカバーで発行された当時はまだ20世紀で、20世紀に21世紀の古書目録がやってきて、そこに収められた本を紹介するもの。 本文が紹介されたものあり、あらすじだけが紹介されたものあり、と様々だけれど、本当に読みたくなるものもあって困ってしまう。 最後まで読んで思い出したのは、梶尾真治の『時尼に関する覚え書』の終わりから二行目。 綺麗な話をありがとうございました。

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2013/03/01

ある日突然、未来から古書目録が届き、半信半疑で砂時計をひっくり返すように注文してみると、〝未来の古書〟が送られてきました。未来に出版される本なのですが、時間を遡って届けられるまでの間に、その時間が経過した分古さを帯びるというわけです。 この本の単行本はすでに絶版されており、文庫化...

ある日突然、未来から古書目録が届き、半信半疑で砂時計をひっくり返すように注文してみると、〝未来の古書〟が送られてきました。未来に出版される本なのですが、時間を遡って届けられるまでの間に、その時間が経過した分古さを帯びるというわけです。 この本の単行本はすでに絶版されており、文庫化は無理だと考えられていたようです。なぜなら、時代はすでに21世紀に突入しているからです。でも、文庫化されて良かったです。これはまさに、クラフト・エヴィング商會のお二人だから作ることのできた本だと思います。どれもこれも着想がユニークで、センスの良い本ばかりです。読書好きというより、本という紙の媒体そのものが好きな人には、たまらない1冊です。

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2013/02/21

未来の古書目録。発想は面白いし、クラフトエヴィングだし、、、とは思うものの、ううん。いまいち楽しく読めない。本への愛情が私とは違うベクトルなんだと思う。

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2013/01/20

吉祥寺の本屋で特集を組んでいて思わずに手に取った作品。センスが良い。「未来はすでになつかしい」という言葉も読んで納得した。

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2012/10/01

「すでに未来はなつかしい」 「私たちは、いつでも懐かしさとともにある」 「いま」を大切にしたくなる本。 また、未来を振り返りたくなる本。過去ばっかり振り返るんじゃなくて、未来を振り返るのもいいんじゃないか。 この本は参加型ファンタジー本だと思う。 読んだあとは不思議な気持ちに...

「すでに未来はなつかしい」 「私たちは、いつでも懐かしさとともにある」 「いま」を大切にしたくなる本。 また、未来を振り返りたくなる本。過去ばっかり振り返るんじゃなくて、未来を振り返るのもいいんじゃないか。 この本は参加型ファンタジー本だと思う。 読んだあとは不思議な気持ちに!

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2012/07/18

2012 7/18読了。ジュンク堂書店池袋本店で購入。 以前『おかしな本棚』という本棚の写真集を読んで以来、気になっていたクラフト・エヴィング商會の本。ジュンク堂に行ったついてにまとめ買いしてきた中の1冊。 20世紀末のクラフト・エヴィング商會の元に、2052年から送られてきた「...

2012 7/18読了。ジュンク堂書店池袋本店で購入。 以前『おかしな本棚』という本棚の写真集を読んで以来、気になっていたクラフト・エヴィング商會の本。ジュンク堂に行ったついてにまとめ買いしてきた中の1冊。 20世紀末のクラフト・エヴィング商會の元に、2052年から送られてきた「古書目録」を見て注文したという、21世紀前半約50年に出版された「古書」を紹介していく本。 21世紀最初に印刷された本から始まり、内容が変わった本、構成が変わった本など、珍書/奇書が次々と紹介されていく・・・それもただ中身を紹介するのではなく、実物の写真を交えながら。 そして最後には驚きの仕掛けがあり・・・。 『おかしな本棚』でも「まだない本」の本棚の写真(クラフト・エヴィング商會が作ろうとしている本の写真)が掲載されていて、けっこう好きだったのだけど、本書は1冊まるまるそんな感じ。 「本」というメディアにどんなことができるか、実物のそれの魅力というか、離れられない懐かしさを感じさせる。未来の話なのに。 まさに「すでに未来はなつかしい」。 最後の仕掛けはある程度予想していた・・・と思ったら、それをはるかに凌いでいて、思わず声をあげてしまった。 買ってきたのは文庫版で、既に20世紀末当時に出た単行本は絶版だそうだけど、これは絶対に単行本で欲しいと思って古書を注文してしまったり。 未来から届いた古書目録についての本をさらに古書で購入する。 届いた古書で154ページ目からを読むのが楽しみでならない。

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