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ぼくたちのアリウープ の商品レビュー

2.7

23件のお客様レビュー

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2012/04/26

私の中で、「五十嵐貴久 青春シリーズ」と呼んでいる一連の作品がある。 「1985年の奇跡」や「ダッシュ!」「サウンド・オブ・サイレンス」などがそうなのだが、本作は「サウンド・オブ・サイレンス」のバスケ版のような感じである。 ライトノベルの雰囲気もあるかな。さらっと読めて、すかっと...

私の中で、「五十嵐貴久 青春シリーズ」と呼んでいる一連の作品がある。 「1985年の奇跡」や「ダッシュ!」「サウンド・オブ・サイレンス」などがそうなのだが、本作は「サウンド・オブ・サイレンス」のバスケ版のような感じである。 ライトノベルの雰囲気もあるかな。さらっと読めて、すかっと爽やか。 難しいことは何も考えなくていいし、エンディングはいつも同じパターンでハッピーだ。気楽に読めてとても楽しいんだけど、ちょっと物足りなさも残る。 ジュンペーは信じられないほどノーテンキな男子である。(それにしても「ジュンペー」とは、なんと秀逸なネーミングであろう。音も文字列もすべてがキャラクターを見事に表現している) 文武両道の進学校に奇跡的に入学を果たす、というオープニングからしてとてもマンガチックだし、その後の展開もまた漫画のようだ。テストの存在をあそこまで無視できるには、もうちょっと何かあってほしいと思ってしまう。 2年生の拒絶反応もまた、あまりにも表層的だし、一面的に見えたので、最後の大団円が若干うそ臭く見えてしまう。 がしかし、これはそういう難しい内面については考える必要のない物語なんだろう。バスケの試合展開を文字で読むのはなかなかつらいものがあるけれども(ダンスもそうだった)、とにかく男子高校生が一つのことにばかみたいに熱中しました、という物語は読んでいても楽しいものだ。 ただ、本仮屋先生の造型はちょっといただけない。古臭いしステレオタイプだと思う。「いつでもお嫁に行けますね」と言われて喜ぶ描写はちょっとしらけた。

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2012/04/24

バスケがしたくて名門校に進学したジュンペー。 しかし三年の不祥事で一年間試合ができなくなった二年生は、一年の入部を認めないと言う。 熱くガムシャラな青春まっしぐら。 スピード感あり楽しく読めたがあまりにあっけないラスト。 もちょっと起伏が欲しかった。 【図書館・初読・4/24...

バスケがしたくて名門校に進学したジュンペー。 しかし三年の不祥事で一年間試合ができなくなった二年生は、一年の入部を認めないと言う。 熱くガムシャラな青春まっしぐら。 スピード感あり楽しく読めたがあまりにあっけないラスト。 もちょっと起伏が欲しかった。 【図書館・初読・4/24読了】

Posted byブクログ

2012/04/24

表紙からバスケの話だとは思ったけれど、アリウープもバスケ用語だったのね。パスを空中でキャッチしてそのままシュートするってすごいよ、確かに。 バスケがやりたいために、背伸びして受験した高校に合格。やるじゃん。予想通り勉強のほうは苦労することになってしまうけれど、バスケへの執念は凄ま...

表紙からバスケの話だとは思ったけれど、アリウープもバスケ用語だったのね。パスを空中でキャッチしてそのままシュートするってすごいよ、確かに。 バスケがやりたいために、背伸びして受験した高校に合格。やるじゃん。予想通り勉強のほうは苦労することになってしまうけれど、バスケへの執念は凄まじい。 入部届を出したら、 3年生の飲酒問題で1年間は試合に出れないことになったから と2年生は入部を嫌がるし。 それでも諦めないジュンベー。なんか高校生って感じでいいな。 すごく熱心な1年生、2年生との試合には負けてしまうけれど、情熱にはかなわなかったみたい。入部できることになって良かった。 何かに夢中になれるって素敵☆

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