魔法使いクラブ の商品レビュー
全体が暗いのだ。それでも引き込まれてしまう。魔法使いクラブを作った10歳の結仁が2章で中学生になっているのにびっくり。そして3章で高校生に。居場所の無い結仁。自分の居場所を探そうともしない結仁。どうして泣いたり笑ったりしないのだろう。最後の史人の告白にびっくり。
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史人がそんなふうに女の人をほめるなんて、初めて見た。おかしかった。あたしが知らないところで、史人にだって恋の一つや二つあったはずだと思った。
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ラッキーカラーは黄色。 ほんわか系なタイトルに見事にだまされた。(いい意味で…) すこしづつ軌道を逸れていって、気が付けば戻ることもできないほど遠い場所にたどり着いてしまったような人工衛星のような… とてもほろ苦くて痛々しい、ある女の子の物語です。 最後のシーンをどう解釈する...
ラッキーカラーは黄色。 ほんわか系なタイトルに見事にだまされた。(いい意味で…) すこしづつ軌道を逸れていって、気が付けば戻ることもできないほど遠い場所にたどり着いてしまったような人工衛星のような… とてもほろ苦くて痛々しい、ある女の子の物語です。 最後のシーンをどう解釈するのか?主人公の未来を想像してみるのもいいのかも…
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ファンタジーもしくはほっこり系かと思いきやまったく違った・・ 成長してそっち方向に行っちゃう訳!?
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タイトルや内容をパラッと見た感じから、少しファンタジックなお話だと思っていましたが違っていました。ラストのその後が気になる。
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小学生、中学生、高校生と3章にわかれ主人公の結仁の成長が描かれている。 大枠はそんな感じだけど感想を書くのが難しい。 主人公とまわりの人との距離感がこの小説の持ち味というか醍醐味というかエッセンスというか、良いところだと思う。 文章は難しくなくてすらすら読めてしまうのでとりあえず...
小学生、中学生、高校生と3章にわかれ主人公の結仁の成長が描かれている。 大枠はそんな感じだけど感想を書くのが難しい。 主人公とまわりの人との距離感がこの小説の持ち味というか醍醐味というかエッセンスというか、良いところだと思う。 文章は難しくなくてすらすら読めてしまうのでとりあえず読んでみるのがおすすめ。
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また表紙や読む前のイメージとはかけ離れたお話でした(ほんわかしてちょっと切ない話かと思ってた…)。 こんなに長い時間軸で書かれてるとは思わなかったし、雰囲気も思ったより暗かった。 でも、成長するって残酷なことなのかも、って考えさせられたし、生きてく上で忘れちゃいけないことがたくさ...
また表紙や読む前のイメージとはかけ離れたお話でした(ほんわかしてちょっと切ない話かと思ってた…)。 こんなに長い時間軸で書かれてるとは思わなかったし、雰囲気も思ったより暗かった。 でも、成長するって残酷なことなのかも、って考えさせられたし、生きてく上で忘れちゃいけないことがたくさん散りばめられていたような気がするお話でした。
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書店で目についたタイトルと可愛らしい表紙に惹かれて購読しました。 「幼なじみの友人たちの中では一番元気なのに、なぜかクラスでは大人しくなってしまう」という主人公・結仁(ゆに)に自分との共通点を見つけたのも心惹かれた理由の一つです。 小4→中2→高3と成長するにつれて、歳相応さをも...
書店で目についたタイトルと可愛らしい表紙に惹かれて購読しました。 「幼なじみの友人たちの中では一番元気なのに、なぜかクラスでは大人しくなってしまう」という主人公・結仁(ゆに)に自分との共通点を見つけたのも心惹かれた理由の一つです。 小4→中2→高3と成長するにつれて、歳相応さをもって周りに順応していく魔法使いクラブの仲間たちと分かり合えなくなり、孤独感を強めていく結仁の寂しさに共感しました。 ある男の子への想いが「みんなの言う『好き』とは違う気がする」と描写されているところには、10代の頃の甘酸っぱい想い出が少し甦りました。 結仁に共感できない、彼女の考え方を理解できないという人はきっと幸福な学生時代を過ごしたのでしょうね。 小学校の七夕祭りに中学校の林間学校……「学校」という場所の息苦しさを思い出してしまうけれど、それでいて懐かしくて愛おしい。 大切に手元に置いておきたい本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『魔法使いクラブ』というメルヘンチックな題名だけれども、内容はとても陰鬱なのでびっくりした。青山さんの本5冊目だけども今までで一番暗い。 主人公の結仁(ゆに)が、七夕の短冊の願い事に「魔女になりたい」と書いてしまったことで、周囲から「変わったやつ」目線で見られるようになってしまう箇所の、周りがさぁーっと引いてしまうところと、結仁がやりきれない感情を抱いてしまうところで、とても懐かしい感覚を思い出した。自分が変なやつと思われていたのかどうかは不明だけれど、周りとちょっとずれたことを言ったりやってしまった時に、こういう感じに陥っていたなとそういえば思う。あれは本当に心が痛いのだ。だからあんまり小学生ぐらいには戻りたくない。 結仁が葵と史人を下に見たり、千紘に上から目線で見られたりする時の気持ちの移り方も、心がちくちくするところなんだけど、どこか懐かしいような雰囲気もある。子供の残酷なところが本当によく出ていると思う。 『憂鬱なハスビーン』の朝比奈あすかさんが解説を書いているのになんか納得。ちょっと通じるところがあるように思う。
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「同じ」でないこと、異質なものは傷つきやすい。ひょんなことから世界から弾かれた時、人は魔法に頼りたくなる。
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