孤独症の女 の商品レビュー
家族がテーマの短篇集。 自分によく似た甥への思いが度を過ぎたものに変わっていく『愛甥』という話が怖かった。 今作も心理描写がリアル。
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『女友達』 別れた夫の母(元義母?)と度々歌舞伎を観劇する主人公。 ちょっと年の離れた女友達ができたわ、みたいに書いてるけど、かなり特殊。 元夫がアホ女に騙されて再婚しそうなのに、やっぱり息子のことを信じる義母の 親バカぶりが滑稽だった。 『愛甥』 刑務所でアーティストになるっていうラストが衝撃だった 『別居』 熟年離婚じゃないけど、似たような感じかな でも最後は、うまくいく 『義理の兄』 主人公が怖い。ずっとお兄ちゃんが欲しかったのって 『ステップファミリー』 連れ子同士の兄弟の話 『実家』 あまりにも主人公がかわいそう。 でも燃やすことはなかったよね 『孤独症の女』 孤独な女が集まる話
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様々な家族の形や悩みを書いた短編集。どの話もリアルでありえる。いや、たぶんたくさんこの様な家族はいる。代表作は将来の自分の話かのように感じた。
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【あらすじ】 弟夫婦の子供、翔が生まれたとき「あら、目元が由希によく似ているわね」と言ったのは由希の母親だった。似ていたのは顔だけではなかった。成長していく翔から、絵の才能を垣間見る由希。画家になることが夢だった由希は、翔に絵の始動をするようになる。次第にその思いは過剰なまでに強くなる。しかし大きく育つ翔から、絵を描く時間が他のものに奪われていき、憤りを隠しきれない由希は……。他六編、家族の繋がりを様々に描く珠玉の短篇集。 【感想】
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短編集。 一番印象に残ったのは「ステップファミリー」 ちょうどこんな家庭環境をそこはかとなく考えていたので 連れ子同士が異性で同い年とかビミョウだろうなあと。
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解説によると「お一人さまを症候群」の短編集。 最初の2編「女友達」「愛甥」は面白かったが、後は普通。 いつか自分もお一人さまになるのかと思うところは色々あったが。 (図書館)
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