1,800円以上の注文で送料無料

ヘレン・ケラーはどう教育されたか の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/05/22

奇蹟の人(The Miracle Worker)がヘレン・ケラーと思っている人は多い。もとは、盲聾唖という多重の障害をもったヘレンに奇蹟を起こしたアン・サリヴァンのことだったのに。 サリヴァンは、恵まれない家庭に生まれ育ち、貧窮院に入れられ、そこで失明した。勉学がしたくて、なんと...

奇蹟の人(The Miracle Worker)がヘレン・ケラーと思っている人は多い。もとは、盲聾唖という多重の障害をもったヘレンに奇蹟を起こしたアン・サリヴァンのことだったのに。 サリヴァンは、恵まれない家庭に生まれ育ち、貧窮院に入れられ、そこで失明した。勉学がしたくて、なんとかパーキンス盲学校に入学を許可され、その後優秀な成績で卒業。片目の視力が少し回復していたので、盲学校から、ケラー家に住み込みの家庭教師として派遣された。この時20歳、ヘレンは6歳。 サリヴァンは、盲学校の寮母ホプキンス夫人にあてて、身辺のことを手紙に書き綴った。本書はその手紙を収める。手紙は、1887年3月6日 (ケラー家に到着した日!)に始まり、88年9月26日まで。奇蹟が起こったその日の手紙もある。 ヘレンにいかに手を焼き、いかに涙することがあったか。希望と絶望、怒りと安堵と憔悴、それらの交錯。日々の出来事と胸の内を、なんでも打ち明けられる寮母に、リアルタイムで報告している。ヘレンの自伝『わたしの生涯』(角川文庫)と併読すると、よりいっそう理解が(感動も)深まる。 しかし、表カバーを飾る写真は、老齢のヘレン。なぜ、内容に合わせて、若い時のヘレンとサリヴァンにしなかったのか。ふたりとも光り輝いていたのに。それがすごく残念。

Posted byブクログ