天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘 の商品レビュー
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王族として 産まれた者は益者によって占われるのかなと思いきや イェラ王女が占われた背景は真逆であった。。 『ナウシカ』の原作漫画のクシャナ姫を思い出す。。 他の兄弟との関係も。。 ムサと 乳母と 将軍がいてくれてヨカッタ 自立心が強くとても広い視野と思慮深い姫だと思っていたが 生きていく上で また民を苦しませないために 努力して身につけていったのだなぁ。。 生まれ持った性格もあるけれど 環境によって性格も形成されてしまうとも思う ソニンに会いたい 話したいと願う王女の気持ちが分かりすぎる酷すぎる実家事情。。 彼女の統治する未来はどのような国になるのだろう 伴侶はビジネスパートナーか 愛情が芽生えるのか はたまた世襲制度から政権制度にしてしまったり。。 「わたしの立場はやっかいだ…人にかかわるときには 自分の大きさを考慮しなくてはならない …甘えたり 寄りかかったりしてはいけないのだ」 「(亡くなった人が星になるという伝説は)…きっと 遠くだからだ 自分が生きている間には 決して行って帰ってくることはできない だが彼等は いつもすぐそばにいるような気もする スグ近く 手には届かないが見えるところに そんなふうにも感じられるからだ」 (まるで呪いの言葉だな) →ある意味母親が反面教師だったのだろうか
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芯がしっかりしていて、凛としたイェラが大好きです。強い精神と、真っ直ぐな正義感を持つからこそ、他者の弱さにも容赦のない一面もありますが。イェラのようになりたいと思います。
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イェラは血縁者から愛情を受けられなかったけど、乳母や将軍、フェソンら信頼できる大人と巡り会えたことは大きい。
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『天山の巫女ソニン』シリーズの外伝。巨山国の王女・イェラを主人公に、シリーズ第1巻の前日譚を描く。 イェラの心情の変化や、内側から見た巨山の課題の数々が丁寧に描かれていて面白い。もう一冊の江南国の外伝も読むのが楽しみ。
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本編を読み終えてから読みました。 ただし、時系列的には、本編1巻の「黄金の燕」の前までの、巨山王女イェラの物語。 イェラは、妃(本妻)の唯一の子。 でありながら、病的なまでに男子(世継ぎ)を望む母親と、 無用なものはどんなものでも躊躇なく排除する父王から、見向きもされない幼少期...
本編を読み終えてから読みました。 ただし、時系列的には、本編1巻の「黄金の燕」の前までの、巨山王女イェラの物語。 イェラは、妃(本妻)の唯一の子。 でありながら、病的なまでに男子(世継ぎ)を望む母親と、 無用なものはどんなものでも躊躇なく排除する父王から、見向きもされない幼少期をすごします。 側室3人には、それぞれ王子が一人ずついました。 異母兄弟とは、性差からかほとんど交流もなく過ごしていましたが、ひょんなことから末王子のカナンと知り合います。自立したイェラのことを、カナンは憧れの眼差しで見つめ、心を許しますが、如何せん人と交流することをほとんど放棄してきたイェラは、そういう視線に慣れておらず、カナンを傷つけてしまうのでした。 ソニンと出会ったころのイェラからは想像もできなかった彼女の半生は、王族という立場が招いた哀しみで彩られていました。10歳にも満たない子どもに負わせるには、あまりに過酷で、早く大人にならなければいけなかったイェラを可哀想だと思いつつ、そう思うのはきっと彼女に失礼なのだろうな、とも思います。 素晴らしいと思うファンタジー作品の共通点に、主人公以外の人物の人生もきちんと構築されていることが挙げられます。 「天山の巫女ソニン」も、まさにそうだと言える作品です。 本編5巻のサイズもちょうどよく、子どもたちに読んでもらいたい良書です。
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2016.12.29 側室、腹違いの兄たち。 そしてその母。 世継ぎをめぐる画策、期待、陰謀。 そんなものにどっぷり浸かる周囲の人間。 それを忌み嫌うイェラ。 ギリギリで自分の居場所を確保する… 孤独な王女。
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本編よりもイェラをただの登場人物としてではなく、人間として感じることが出来ました。 よりイェラを好きになれる。 ソニンに出会うまでにどんな人生を歩んできたかを知った今の気持ちで、また本編を読み返してみたくなりました。
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ソニンが天山の巫女として成長したのは美しい四季に恵まれた沙維の国。イェラが王女として成長したのはその北に草原と森林が広がる寒さ厳しい巨山の国。孤高の王女イェラが、春風のようなソニンと出会うまで、どのように生きてきたのかを紹介する、本編「天山の巫女ソニン」のサイドストーリー。
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人物の魅力という点で言ったら主役のソニンを喰う勢いのイェラ王女だな。賢さや心の強さは天性のものなのだろうけど、また強くならねばならなかった生い立ちは寂しいもので可哀想に思います。ほんと捻くれて育たなくて良かった。世論とか人の期待とか目に見えぬ不確かなもので人生も世の中も動いていっ...
人物の魅力という点で言ったら主役のソニンを喰う勢いのイェラ王女だな。賢さや心の強さは天性のものなのだろうけど、また強くならねばならなかった生い立ちは寂しいもので可哀想に思います。ほんと捻くれて育たなくて良かった。世論とか人の期待とか目に見えぬ不確かなもので人生も世の中も動いていってしまうのは怖いものですね。本編に劣らず良い外伝でした。
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本編でも一種独特の魅力を放っていた巨山国の王女イェラ。 その強烈な個性から恐らくは多くの読者の心をつかむだろうお姫様なんだけど、彼女ほど「お姫様」という言葉が似合わない王女も少ないんじゃないかしら。 そして読者を夢中にさせる魅力はたっぷりだけど、もしも実際に彼女が存在したとして、お近づきになれるか?と言えば、恐らく世の中の大半の人はムリなんだろうと思います。 それは身分や立場が違う・・・・・というようなことではなく、恐らく彼女に相手にはしてもらえないんだろうなぁ・・・・と思わせる、人を寄せ付けない厳しさ、近寄り難さを放っているからです。 能力の差とかそういう部分もあるけれど、それ以上に彼女の心を閉ざしたかのような自分の律し方という大きな壁の前で普通の人ならどうしたらいいのかわからない・・・・・そんな印象を持たずにはいられない女性だったと思うんですよね。 しかもそれが20代の後半ぐらいで身につけたものならまだいざ知らず、「10代にして!!」というあたり、孤高と言う言葉がこれほど似合う人も滅多にいないでしょう。 多くの場合、彼女が示したような冷静さ、用心深さ、狡猾さというものは「帝王学の教育」の中で、又は「人の上に立つ経験をつむ」中で、育まれていくものだと思うんだけど、彼女のそれの身につけ方は KiKi の想像を超えたもっと壮絶なものでした。 ただでさえ厳しい自然環境の北の国で、正妃の一人っ子として生まれたにもかかわらず、望まれた男児でなかったが故に、父王からも母妃からも愛されないのみならず存在すら認められずに育ったイェラ。 跡取りは側室の王子達だと誰しもが思っているうえに、誰にもかまわれない立場の彼女は1人でもできること、本を読み、学び、どこか冷めた目で人を観察し、生まれつき持ち合わせていた父譲りの聡明さで、自分なりに多くのことを多面的に考え、答えを導き出すことを常とするようになっていきます。 そんな生い立ちの中で彼女が得た1つの真理が、「溺愛は干渉に、期待は束縛に繋がり、祝福や励ましの言葉は時として呪いの言葉となりうる。」というものだったようです。 だからこそ、本編の彼女はあそこまで頑なな部分を持っていたのですね。 でもそれだけの人だったら恐らく本編でソニンに何か通じるものを感じるようにはならなかっただろうけれど、幸いなことに実に程よい愛情をかけてくれる乳母がいて、父王の3人目の側室の子カナン王子(実は女の子!)と触れ合う時間があり、巨大な犬ムサと出会い、イェラの目をマイナー文化にも向けさせるきっかけとなった天文官のフェソンとの交流がありました。 彼らとの触れ合いの中で権謀術数やら阿諛追従が蠢く独裁王を掲げた宮廷とはちょっと違う精神性を身に着けることができたのだろうと思います。 それにしてもイェラは凄い! 側室が生んだ王子たちと王位継承権での言い争いが起きた時、正室の子イェラが存在するだけで夜も眠れないと言う兄王子に 「何千、何万という人々の命を左右する立場に立とうという者が、安らかに眠ろうなどと思うな。 一生苦しみ、一生考え続けるがいい。 それが真の王たる者の役目だ!」 と言ってのける。 くどいようだけどこれが20代後半~30代の人が言うならまだしも、10代にして言えるのは半端なことじゃありません。 レベルは全然違うけど、KiKi 自身、所謂「上司」と呼ばれるポジションにつくまで、人の上に立つということがどういうことなのか、全くわかっていなかったことを思えば、10代で、しかも本人には「王位を継ぎたい」という欲もない中で、こんなことが言えるのは、やっぱり単なるお姫様ではありません。 そして結果的に彼女が王位継承者となり、義母が生んだ2人の兄が追放され、その事実に精神を病んだ義母に襲われた時、彼女は実際に「これからはもう安らかに眠ることはできない」覚悟を固め、同時に歴史の中では、権力者は敵を一族もろとも滅ぼしたり、滅んだものは滅ぼされるに値する極悪人だったという「物語」を創るということに気がついていくのです。 いや~、本の装丁に惹かれて読み始めたこの物語群。 期待以上に素晴らしい!! いずれ孫(まだ3歳になっていない 笑)に薦められるように今から NetOff で中古本を漁ってみようかなと思います♪
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