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地球のごはん の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2023/04/21

 本編もさることながら、各専門家が執筆する「食」にまつわるコラムが非常に充実している。世界各国の食事内容の紹介という手に取りやすい内容の裏側には、人間の食文化それ自体に対する真剣で重い問いかけが常に組み込まれている。

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2022/03/27

子供の食育にピッタリの内容でした。各国、各個人の見慣れない食べ物、おやつなども知れる。親子で楽しみました。

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2020/07/05

面白い企画だ!美しい写真とともに、世界の様々な人々の食と生活を知ることができる。パラパラと写真を見ていくだけでも新鮮な驚きがある。マサイ族、ラクダ商人、闘牛士、チベット仏教僧侶、陸軍兵士、16歳のベジタリアン、家出少年、雑技団団員、などなど、多彩な登場人物たち。 こうやってたく...

面白い企画だ!美しい写真とともに、世界の様々な人々の食と生活を知ることができる。パラパラと写真を見ていくだけでも新鮮な驚きがある。マサイ族、ラクダ商人、闘牛士、チベット仏教僧侶、陸軍兵士、16歳のベジタリアン、家出少年、雑技団団員、などなど、多彩な登場人物たち。 こうやってたくさんの食の写真を見ると、切実さはもちろん、ある種の滑稽さも感じます。混沌さがあります。とにかく生きていくには、そこにあるものを食べなきゃいけないのだから。そして食べるには、その場所や文化に否応なく左右されてしまうのだから。 でも、近い将来、この豊かでユニークな食文化のダイバーシティは、どんどん画一的になってしまうかもしれない。アマゾンが世界中の隅々までドローンを飛ばすようになったら、みんなが「5つ星評価」の食べ物ばかりを食べるようになるのかな? ほとんどの人がカロリー多めなのにも驚きました。確か日本の一般的な成人男性だと、2500kcalくらいだったような。この本のほとんどの人々が3000kcalオーバーでした。世界には4億人以上の糖尿病患者がいるらしいですから。 巻末にある著者たちの食事もちゃんと掲載されています。フルーツ、スープ、サラダ、パン、魚料理、そしてワイン。混沌とした食生活を読んだ後だと、なんて理想的な食生活、と思ってしまいます。 でも、日本だってかなり恵まれた環境ですよね。何を食べるかはその人の自由ですが。

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2018/02/04

摂取カロリーが低い側に、太っている人が多く、摂取カロリーが多い人たちは実はそれほど太っていない。 よく考えれば、太っていると自覚している人はそれを何とかしようと考えるので、当たり前のことなんですけどね。 日本から紹介されているのは、力士時代の雅山。 摂取カロリーは少なめです。

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2017/10/22

各国の様々な人の食事がわかる内容なのだが、 いかんせん、食材だけのと完成品と、 バラバラなのが気になった。 材料だけだとどういう料理かわからないし、 完成品は食材がわからない。 しかし、サプリメントがこうも浸透しているのには 驚いたなぁ。

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2017/08/20

日々の献立を考えるのは、はっきり言って面倒くさい。料理の レパートリーは必ずしも多くはない。それでも外食するより、 自宅で食事をする方が好きだ。 例えそれが卵かけご飯や納豆ごはん、インスタントのお茶漬け なんて言う簡単なものでも。 世界のいろんな国・地域の、普通の人たちの普段...

日々の献立を考えるのは、はっきり言って面倒くさい。料理の レパートリーは必ずしも多くはない。それでも外食するより、 自宅で食事をする方が好きだ。 例えそれが卵かけご飯や納豆ごはん、インスタントのお茶漬け なんて言う簡単なものでも。 世界のいろんな国・地域の、普通の人たちの普段の1日の食事 を写真と文章で紹介しているのが本書だ。 1日の摂取カロリー別の構成になっており、800kcalのマサイ族 の牛追いの女性から、12300kcalの間食の多いイギリスの母親 まで。 単にその日に食べた物の写真だけではなく、文章ではその人の 職業についてや「食」へのこだわり、文化的背景などを綴って いる。 職業も様々だし、食事の内容も多彩だ。一番最初に登場るす マサイ族の女性や国の保護を受けている人のように「食」の 選択肢が限られている人もいれば、好きな時に好きな物を 好きなだけ食べられる環境にいたアメリカの女の子がダイ エット合宿で摂る食事や、ダイエットの為の手術をする為に 食事制限をしている男性等の特殊な例もある。 80人の紹介の間には「食」に関するエッセイも掲載されており、 読み物としても楽しめる。特に「食に関するタブー」「料理の 終焉」は興味深いテーマだった。 各章、ご本人と1日分の食事の写真が掲載されているのだが、 惜しむらくは調理後のものと素材だけのものがあるのが残念。 だって、素材だけだとどれが朝食でどれが昼食でどれが夕食 なのか区別がつかないのだもの。 海外の日常食って料理名だけでは想像がつかないものが結構 あるので、出来ればすべて調理後の写真で見たかった。 タイトルだけで衝動買いした大型本。連休で外出予定のない 時に家で読むのがぴったり。普段の出勤日に電車の中では 広げられないものな。 尚、本書は続編らしい。この前に『地球の食卓』という作品 が出ている。こっちも欲しいな。

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2014/09/30

2014.9.23市立図書館 「CREA」本の特集で、長尾智子さんの紹介している3冊のひとつ『地球の食卓 世界24か国の家族のごはん』の続編。「家族の一週間分」の続きは「個人の一日分」、各地のさまざまな職業の人々のデータがカロリー順に並んでいる。世界の多様性に目を開かれるし、1枚...

2014.9.23市立図書館 「CREA」本の特集で、長尾智子さんの紹介している3冊のひとつ『地球の食卓 世界24か国の家族のごはん』の続編。「家族の一週間分」の続きは「個人の一日分」、各地のさまざまな職業の人々のデータがカロリー順に並んでいる。世界の多様性に目を開かれるし、1枚の写真、一人分の記録からでもからいろいろなことを考えることができる。地図帳や図鑑と同じように、本棚にいつもあって、大人もこどももつれづれにながめて楽しめるタイプの一冊。

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2013/05/26

30カ国80人の1日の食事と職業、ライフスタイルを大判写真と共に紹介していくドキュメンタリー。食事と生き方について真摯になれる良本(大判で写真も多い為か少し高いけどw) 00kcal/日しか食べれない南アフリカの部族から、12,300kcal/日も摂取する過食症気味の中年まで実...

30カ国80人の1日の食事と職業、ライフスタイルを大判写真と共に紹介していくドキュメンタリー。食事と生き方について真摯になれる良本(大判で写真も多い為か少し高いけどw) 00kcal/日しか食べれない南アフリカの部族から、12,300kcal/日も摂取する過食症気味の中年まで実に様々。この本から考えるのは、貧富の差とかインスタント・ファーストフードの台頭による肥満化等ではなく、各々の文化や生活に合った食事をしているかどうか、だと思う。 上手く書き留めれないなー…文中で紹介されているインドの修行僧はガンジス川の近くでペースト状のカレーを食べ、中国のネトゲ廃人は漫喫の個室でデリバリーを食べ、中東派遣の実戦訓練をしているグリーンベレーは輸送車にもたれ野戦食を食べる。それらは正しくその人の背景に適した食生活だし、特に否定するものではないと感じる。要は身の丈とライフスタイルからなる様々な要素をちゃんと反映させた食が一番文化的なのだと思ったり。翻って自分を顧みたらどうか。穏やかな田舎に住み、第二次産業に従事している長男として適切な食事をしているか。その辺は今後の課題にするとしよう。

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2013/03/12

世界の人びとの平均的な一日の摂取カロリーと、平均的な食事を紹介した本。 様々な国の人、様々な職業の人が紹介されているが、ほとんどの人が標準よりも体重が重いという事実に驚いた。 一日の摂取は1000~4000kcal! 国や職業によってこんなに差があるとは! その国の伝統的な食べ...

世界の人びとの平均的な一日の摂取カロリーと、平均的な食事を紹介した本。 様々な国の人、様々な職業の人が紹介されているが、ほとんどの人が標準よりも体重が重いという事実に驚いた。 一日の摂取は1000~4000kcal! 国や職業によってこんなに差があるとは! その国の伝統的な食べ物や、生活について知ることもできるので面白い。 先進国では夫婦が共働きしていると、やはり出来合のものを買ってきて並べることが多く、肥満になりやすいのだろう。 村から都会に出た子は、やはりファーストフードに魅力を感じるようで、割引券を手に入れては週に何度も通っているため、太り気味。 意外と摂取カロリーが高くて驚いたのはアフリカで、ウガリや汁物自体がカロリーが高いようだ。 こういう企画の本は初めて見たので面白かった。

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2013/01/22

所変われば品変わる。 世界各国の人々の食事をカロリー順に紹介している。 人は食べたもので構成される以上、食文化の違いが民族差にも表れているのだと思う。 一次産業や肉体労働系といった自分の体が資本、という人は割合食事に気をつけているよう。これは国柄関係なく共通のようだ。 一方で、...

所変われば品変わる。 世界各国の人々の食事をカロリー順に紹介している。 人は食べたもので構成される以上、食文化の違いが民族差にも表れているのだと思う。 一次産業や肉体労働系といった自分の体が資本、という人は割合食事に気をつけているよう。これは国柄関係なく共通のようだ。 一方で、飽食の西洋アメリカやヨーロッパのデスクワーク系の人々はあまり食事内容に気を使っていないように思える。何でも食べれる選択が多いにも関わらず、とても貧しい食事のように思える。 あと、世界のトウモロコシ利用率にも驚いた。そして、意外にも南米ではあまり食べられず、アフリカや西アジア地方での摂取量が多いように思う(あくまで個人的な意見だが)。 米は東から西アジアくらいまで広く食べられている。保存と収穫量が主食を決めるんだろうか。 他人事ではなく、食べ物はその人を構成する大本なんだから、自分がどんな食事をしたいのか、という事を真剣に考えたい。1日3食の日々の積み重ねでしかならないから。

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