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マシューズ家の毒 の商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2024/01/30

資産家が毒殺された。同居している一族から嫌われていたため、容疑者は多い。当初、病死と思われており、ハナサイド警視到着時は現場は清掃された後だった。推理は一向に進まないが、鼻摘み者の遺産相続人の甥が、警察やクセ者揃いの一族を嫌味タップリかき乱す様が魅力的で飽きさせない。著者の真骨頂...

資産家が毒殺された。同居している一族から嫌われていたため、容疑者は多い。当初、病死と思われており、ハナサイド警視到着時は現場は清掃された後だった。推理は一向に進まないが、鼻摘み者の遺産相続人の甥が、警察やクセ者揃いの一族を嫌味タップリかき乱す様が魅力的で飽きさせない。著者の真骨頂のオマケも有り。

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2014/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実業家グレゴリー・マシューズが死んだ。体の弱っていた事から自然死として処理されようとしたが、姉のガードルード・ラプトンが検死を訴える。検死の結果判明したニコチンによる毒殺。ハナサイド警視の捜査。グレゴリーの遺産の大部分を相続するランドールの行動。ハイドと名乗る謎の男。消えたハイド。ハイドの書類を探すランドール。マシューズ家の隣人ランボールドの秘密。毒殺されたハリエット・マシューズ。

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2013/11/06

前回の紳士と月夜の晒し台の、キャリントンが、でていたので、活躍するのかと、思ったら、飾りだった(笑) こちらも、にぎやかな話だった。この作家は、ロマンス小説の作家かと思っていたら、しっかりした、推理小説だった。

Posted byブクログ

2013/09/26

ハナサイド警視シリーズ第2作目。 嫌われ者の家長が死に、検死の末に他殺だったことが判明。ハナサイド警視が捜査に当たるが部屋はすでに掃除されており証拠はまったく残っていなかった… 前作と同様、クセのある登場人物たちが大騒ぎを繰り広げて捜査陣を翻弄する。設定やストーリーはお屋敷に住む...

ハナサイド警視シリーズ第2作目。 嫌われ者の家長が死に、検死の末に他殺だったことが判明。ハナサイド警視が捜査に当たるが部屋はすでに掃除されており証拠はまったく残っていなかった… 前作と同様、クセのある登場人物たちが大騒ぎを繰り広げて捜査陣を翻弄する。設定やストーリーはお屋敷に住む一族の殺人というステロタイプでも、この大騒ぎが楽しい。ラストのツンデレラブロマンス展開はさすがロマンス作家。 それにしてもハナサイド警視はそれなりに有能な捜査官だと思うのだが、主役にしては地味すぎでいいところを攫われる。そういうコンセプトのシリーズなのか…?

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2012/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 実業家のグレゴリー・マシューズが、ニコチンによって毒殺された。ただし、警察が来たときには、既に故人の部屋は掃除されてしまっていた。証拠もロクにないなか、ハナサイド警視はどのように解決するのだろうか。  吝嗇家ガートルードが死んだのは自業自得だった。故人の練り歯磨きチューブをかっぱらって自分で使うとか、穢れ思想のある日本では考えられんな。まあ、これのせいで(おかげで?)事件が多少わけわからなくなったわけだが。  犯人は、根拠がなくとも指摘できる……かもしれない。多分、ミステリを読む人なら、ああ、この人それっぽいわ、となるかもしれない。それっぽい描写もあるけど、筋を確実な根拠にしての推理は難しい。  話としては楽しめた。キャラクターがそれぞれ、しっかり立っている。ガートルードは吝嗇家然としているし(身近な「吝嗇家」の言動に、実によく似ている。ここまで極端ではないのだが)、ランドールも飄々とした魅力的な「好」男子である。

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2012/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1作目の二番煎じっぽいが、楽しいことは楽しい。気取り屋の叔母をほめ殺す甥とかユニーク。 今回もハナサイド警視は事件を解決できず、愛想のいいヘビと親戚中から罵られる被害者の相続人が、なぜかラブロマンスを実らせる。さすがロマンス作家と唸らされる。

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2012/07/16

嫌われ者のマシューズ家の家長が突然死を遂げた。すったもんだの検死の結果、ニコチン中毒による他殺だと判明する。 家族には皆動機があるのだが…。 うん。ごめん。 会話で進行する小説は苦手だってよくわかった。 セイヤーズとかマクラウドとかもダメなのは、そこが原因だったんだな。 この話...

嫌われ者のマシューズ家の家長が突然死を遂げた。すったもんだの検死の結果、ニコチン中毒による他殺だと判明する。 家族には皆動機があるのだが…。 うん。ごめん。 会話で進行する小説は苦手だってよくわかった。 セイヤーズとかマクラウドとかもダメなのは、そこが原因だったんだな。 この話に関しては犯人が唐突すぎる印象。 録画しといた映画がラスト5分で切れてしまったような読後感。 英国貴族の生活が垣間見られる描写は面白かったんだけどなー。

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2012/05/25

ロマンス小説の大家としての才能も、この作品では披露されています。推理小説としても面白いです。推理小説を読み慣れている人程煙に巻かれる、そんな一冊です。

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2012/05/10

2012/05/10:前作「紳士と月夜の晒し台」に続く(ハナサイド警視)シリーズだったのですね。今回の主人公はてっきりランドール青年だとばっかり思ってました。

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2012/04/05

ハナサイド警視シリーズ2作目。 家長であるグレゴリー・マシューズが突然死した!しかもどうやら他殺であるらしい…。一大事に親戚一同が大集合!となるわけですが、この一族みんながみんな個性的な上にとにかくしゃべる。 動機を持った怪しい容疑者達の不毛な会話がコントみたいでおもしろいで...

ハナサイド警視シリーズ2作目。 家長であるグレゴリー・マシューズが突然死した!しかもどうやら他殺であるらしい…。一大事に親戚一同が大集合!となるわけですが、この一族みんながみんな個性的な上にとにかくしゃべる。 動機を持った怪しい容疑者達の不毛な会話がコントみたいでおもしろいです。 言いたい放題でやかましいマシューズ家の人々と、ハナサイド警視がうんざりしながら地道に捜査していく様子が笑えます。 強烈なキャラクターばかりのマシューズ家ですが、一番の注目人物はグレゴリーの甥であり相続人であるランドール青年。 曲者揃いのマシューズ家の面々の更に上をいく曲者で、警察さえも翻弄する不敵な態度はなんとも愉快。 「ハナサイド警視シリーズ」なのに、途中から誰が主人公なのか分からなくなりました。 登場人物達の会話とランドールの不可解な行動に惑わされて、犯人と殺害方法が巧みに隠されています。 端正な謎解きが楽しめ、登場人物達の掛け合いに笑い、可愛らしい素敵なロマンスまであって満足の1冊でした。

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