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世界一わかりやすい「TPP」の授業 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2016/05/02

"民主党時代の本"ニュースやその他で得られる知識以上のことは学べなかった。まず文章が非常に読み難い。塾の講師が書いていて読み手に分かり易く書いてるつもりかもしれないが逆に読み難い。無駄な()書きが多すぎる。その都度、米(コメ)なんて書かないで欲しい。文章を見れ...

"民主党時代の本"ニュースやその他で得られる知識以上のことは学べなかった。まず文章が非常に読み難い。塾の講師が書いていて読み手に分かり易く書いてるつもりかもしれないが逆に読み難い。無駄な()書きが多すぎる。その都度、米(コメ)なんて書かないで欲しい。文章を見ればアメリカなのかどうかぐらいは判別できる。これと同じで比重(ウェイト)なんて一々説明する必要がない。するにしても初回の一回だけにしてほしい。逆にその用語の説明はないんかい!というものもありバランスが悪い。 学べたのはTPP参加したからといって絶対的に不利とは限らない。業種によっては参加した方が良い業種もある、ただそれが日本全体で見た場合プラスになるかというとそうではないから参加不参加だけでなく詰めた内容の議論が必要だと感じた。その他、中学校公民で習うような法律の決まる過程などの確認ができた点に関しては勉強になった。印象に残った文章は"国会での審議は、会期という「時間」をめぐる与野党のゲームなのである。"政治家は日本を良くするためでなく与党を倒すことが目的のゲームなのかなという印象を強く感じた。

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2014/01/26

著者は、代々木ゼミナール公民科講師。通信衛星を通じて全国に代ゼミ校舎、高等学校、提携予備校・塾に配信されている「サテラインゼミ」では「センター政治・経済」等を担当。 著書に「ゼロからスタート経済学入門」「図解経済学者バトルロワイヤル」等多数。 本書はTPP(環太平洋経済連携協...

著者は、代々木ゼミナール公民科講師。通信衛星を通じて全国に代ゼミ校舎、高等学校、提携予備校・塾に配信されている「サテラインゼミ」では「センター政治・経済」等を担当。 著書に「ゼロからスタート経済学入門」「図解経済学者バトルロワイヤル」等多数。 本書はTPP(環太平洋経済連携協定)について知りたいと思っている読書向けにかかれている。また、本書を読むことで読者は、TPP参加問題を通じて見えてくる日本の政治の「仕組み」や世界の経済の「仕組み」などについてもしることができる。 本書の構成は以下の4章から成っている。 ①知らないと恥ずかしいTPPの常識 ②日本の政治からTPPを読み解く ③反対論からTPPを読み解く ④賛成論からTPPを読み解く 本書に書かれていたこと。わかったことについて ・TPPは、日本では一般に「環太平洋経済連携協定」あるいは「環太平洋パートナーシップ協定」と訳されている。 ・TPPは「域内での経済取引の自由化」を目指している。 ・経済取引とは、商品の取引、資本(資金)の取引、労働力の取引等を言い、簡単にいうと「モノ・カネ・ヒト」の自由化である。 ・日本の輸出入の25%は「P9(参加国の一部)」が相手であり、その中でも日本最大の貿易相手国はアメリカである。 ・TPPが求める貿易の自由化を実施しようとすると規制が増えてしまうという妙な状況=こんがらがった状況から発生する問題=スパゲッティ・ボウル問題が生じる。 ・3つのTPP反対論  ①農業関係者からの反対論(食糧安全保障上の重大な危機)  ②アメリカ陰謀論者からの反対論(日本の金融市場の一層の開放がアメリカの狙い)  ③自由貿易論者からの反対論(TPPは真の自由貿易でない) ・3つのTPP賛成論  ①農業構造改革論者からの賛成論(構造改革が「食糧安全保障」と「農業の持続」につながる)  ②日米同盟重視論者(アメリカ従属論者)からの賛成論(露骨な主張はタブー)  ③自由貿易論者からの賛成論(TPPはデフレ脱却の切り札) ・本書の結びとして、TPP賛成論と反対論のどちらかに優劣をつけたいとの考えから本書を執筆したのではなく、議題について将来の世代が耳を傾けること、そして論者も将来の世代に見られているという意識をもって今後も議論してもらいたいとしている。

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2013/08/17

すごく分かりにくい 図も例えも。 私もあまり知らないからだろうけど。 池上さんのテレビの方がいい。

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2013/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 国家を二分し、この先のグローバル世界に大きな選択を与えかねないTPPの内容を詳しく説明してくれる。TPPは、同一国内では成立するが、国家間の「親和性」が果たして生まれるのか。TPPは、真の自由貿易ではなく、保護貿易の一種「ブロック経済」である。これらの著者の主張は分かりやすかった。本書の3章、4章でTPP参加への反対派と賛成派の根拠を対比して述べている。ちなみに筆者はどちらの立場もとっていない。しかし、どちらの選択が正しいかは、後々になってわかることだが、「日米安全保障条約を破棄できないのであれば、アメリカが希望しているTPPに参加して、アメリカとの交渉で日本の要求を受け入れてもらえるように努力しろ」という著者の論には納得できる。結局、アメリカの日本の介入を辿れば、安保条約、戦後処理、敗戦につながっていく。日本は独立国なのだろうかと疑ってしまう。

Posted byブクログ

2013/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

TPPの疑問がこの本を読んで結構消去出来た。 それに、本来TPPの賛成の立場であったが、スパゲッティ・ボール問題・関税同盟、更にはアメリカ陰謀説が渦巻いている世界に日本の弱い外交が付いていけないのではないかと思い出した。 それなら、いっそのこと最初からTPP加盟はあきらめてEPAをこつこつ結んで行く方が日本の外交に向いている。 という反対論者に変わってしまった。

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2012/12/26

 代々木ゼミナールで政治経済を教えている講師によって執筆された本。  「世界一わかりやすい」は宣伝文句として付けられたのだろうが、確かに文章もとっつきやすく、図も付与されていてとても読みやすい本だと思う。  ところどころに「読んでいる皆さんに自分で考えてみて欲しい」と暗に伝えてい...

 代々木ゼミナールで政治経済を教えている講師によって執筆された本。  「世界一わかりやすい」は宣伝文句として付けられたのだろうが、確かに文章もとっつきやすく、図も付与されていてとても読みやすい本だと思う。  ところどころに「読んでいる皆さんに自分で考えてみて欲しい」と暗に伝えている箇所があるのも、自分にとっては好印象であった。 例:何故日本のマスコミは政治的なデモや集会を報道しないのか(彼らが少数派だから?政治的中立?)  日米安全保障条約では経済協力についても規定されていると知り驚いた。「経済」抜きの安全保障などありえないから(ISDS条項)という、至極当然の考えに至らなかった自分の考えの浅さに腹ただしくなった。 「経済問題を議論する場合、数字(統計数値)を一切使わないで形容詞(たとえば「壊滅的な」)や副詞(たとえば「急激に」)だけで議論することを、僕はあまり好まない。適宜、適切な数値例などを挙げて、議論すべきである。ただし、(略)数字は論者の都合の良いように操作することも可能である。したがって、その数字の背後に隠れている経済事象や引用者の意図に留意しつつ、議論することが望ましい。」  この手の本、あるいはデータに日常的に触れている人であれば、分かりきっている事であるが、自分の為に一応、ここに書き留めておく。 自分用キーワード ・マルサスによるリカードの自由貿易論の批判 ・幼稚産業保護論  ・内需拡大を好ましく思わない人(終身雇用が慣例上保証されている企業や公務員)などは、「円高で産業の空洞化が進んでいる」と、対策済みにもかかわらず言っている可能性がある ・TPP反対論者がリストの理論を用いて反対するのは、幼稚産業を脱却した後に関税を撤廃しなければならないので使用すべきではない ・TPP賛成論者は関税を撤廃する代わりに補助金を出せば良いとするが、その財源はどうするのか ・TPPに参加すること外資参入のみならず、日本の金融業界にとってもビジネスチャンスにつながる ・

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2012/09/04

TPPのお勉強。まずは賛成派と反対派の意見が載っている中立的な本を選択。我のような素人でも噛み砕いてあってとても良く理解できた。 TPP反対している人は「日本の農業を守るため」と言っている。でも、今のままでも農業はジリ貧。TPPで一度リセットしたほうが良いのかも。 今の農業の主...

TPPのお勉強。まずは賛成派と反対派の意見が載っている中立的な本を選択。我のような素人でも噛み砕いてあってとても良く理解できた。 TPP反対している人は「日本の農業を守るため」と言っている。でも、今のままでも農業はジリ貧。TPPで一度リセットしたほうが良いのかも。 今の農業の主体であるJAは解体したほうがよいのかな?? それって、医療界の日本医師会にもちょっと近い!? TPP賛成派は、「日本の経済が利益を得る」っていってる。 でも、それは間違ったロジックであることが良くわかった。 産業によっては利益を得れるかもしれないけど、日本全体の経済へ及ぼす影響はそんなに大きくない。 要は、TPPに参加してもしなくても、そのルールに従っていかに工夫するかが大事なんだろうね。 例えば、職場が変わっても、それぞれの職場のルールに合わせて仕事をする。 職場の環境の悪口を言っててもどうしようもなもんね。 「物づくり日本」だけではだめで、いかにルールに則って商売するかが重要。国としてがんばらないとね。 アメリカに頼っている日本としては、TPPのテーブにつかないってことは困難だろうね。これは我も感じてたこと。 ただ、TPPが医療に及ぼす影響がどうなのか、この本ではわからなかった。 この本を踏まえ、次は賛成派と反対派の本をそれぞれ読もうっと。

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2012/06/17

世界一わかりやすい、とうたわれていますが、内容はきちんと書かれていて、ときどき「難しいぞ」と思うときもありました。 TPP賛成派の立場と反対派の立場それぞれから、説明されているのが良かった。 TPPは大きな問題だけれど、それ以前に日本の政治の在り方に危機を唱えています。

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2012/05/28

TPPの内容、それがどのような影響を持っているのか? とてもわかりやすく書かれていました。 TPPに関しては色々な専門家や知識人が色んなこと言っているので、1つの意見として捉えておくにはわかりやすくて良いと思いました! TPPを色んな角度から物事を見て、取捨選択し、自分の意見...

TPPの内容、それがどのような影響を持っているのか? とてもわかりやすく書かれていました。 TPPに関しては色々な専門家や知識人が色んなこと言っているので、1つの意見として捉えておくにはわかりやすくて良いと思いました! TPPを色んな角度から物事を見て、取捨選択し、自分の意見を確立するのの1つとしては面白い内容!

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2012/04/23

TPPって何?より以前に知らないコトを教えてくれた。 賛成意見と反対意見の両方をうまくまとめてあって、意見が偏り過ぎてない本を探していたのでとても面白く読めた。予備校の先生って、教えるの上手ねー。

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