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王の逃亡 の商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2012/04/07

ミラボーを失った国王ルイ16世は、パリ脱出を決行する。(ヴァレンヌ事件) ルイ16世の独白が多く、何もいわず何もせず他人まかせ、自尊心だけが高く、国のことは考えず、自分のことだけを考え、小賢しく立ち回ろうとするルイ16世の姿を浮かび上がらせる。

Posted byブクログ

2012/03/29
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このシリーズで最高に面白い巻である。ルイ16世が語り手になり、パリからの脱出行を描く。スリルとサスペンスにあふれる。さらにユーモアもたっぷり。そして、思わせぶりなラスト。作者の力量を存分に発揮している。

Posted byブクログ

2012/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、フェルセンが全然使えない男だったことに爆笑。所詮は見栄えが良いだけの貴族のお坊ちゃまだったのね。 それに比べて、ルイ16世の凛々しいこと。バカだデブだコキュだとずいぶん軽視されてきたのは、いったい何だったのだろう。歴代フランス王の中でも稀にみる読書家で啓蒙主義者だっとは知らなかった。単に人の良いおでぶさんではなかったということか。時代が少し違っていたら名君と称されていたかも知れない。

Posted byブクログ

2012/03/20

ミラボー死去が前巻(6巻)・・・ それをうけ、今回はついにルイ16世のパリからの逃避行。 その逃避行にいたるまでの逡巡と、その計画、そして実行24時間が緊迫に満ちた国王目線で語られている。 この巻で描かれているのは行動力と計画力のあるルイ16世、そこに不思議な魅力すら感じてしま...

ミラボー死去が前巻(6巻)・・・ それをうけ、今回はついにルイ16世のパリからの逃避行。 その逃避行にいたるまでの逡巡と、その計画、そして実行24時間が緊迫に満ちた国王目線で語られている。 この巻で描かれているのは行動力と計画力のあるルイ16世、そこに不思議な魅力すら感じてしまう。 ・・・にもかかわらずあらぬ方向に進んでしまう物語に面白みがあり、目が離せない展開が次々と現れる。 第一部(全9巻)も、あと2巻となった。 来月が楽しみでならない。

Posted byブクログ