楊令伝(十) の商品レビュー
梁山泊を中心とする人々の物語。 人々にはそれぞれ物語があり、作者は大勢いる登場人物の細部まで鮮やかに描く。 梁山泊は西夏との交易の道を作ろうとしていた。 一方、金は宋を滅ぼし、傀儡政権を立てたが、崩れる。 岳飛や張俊は大きな都市で軍閥を立て、南京では青蓮寺が操る南宋が立ち...
梁山泊を中心とする人々の物語。 人々にはそれぞれ物語があり、作者は大勢いる登場人物の細部まで鮮やかに描く。 梁山泊は西夏との交易の道を作ろうとしていた。 一方、金は宋を滅ぼし、傀儡政権を立てたが、崩れる。 岳飛や張俊は大きな都市で軍閥を立て、南京では青蓮寺が操る南宋が立ち上がった。梁山泊は今後どうなるのか!?
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童貫戦後の宋が倒れていく それぞれ次の道を模索する。 梁山泊、金、宋、 岳飛、張俊、楊令、 史進と、葉敬の稽古の場面も印象的だった
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金が宋の首都開封府を落とし、宋の皇族や貴族を捕虜として金に連れ帰ったことにより、旧宋領は乱れた。 青蓮寺の李富は我が子をいずれ帝に押し上げるため南で康王を帝とした宋(南宋)を興す。 梁山泊は主な財源予定である日本から西域までの交易路の開拓に力をいれていた。
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3.9 複雑さがかなり増してきた。 今までの北方水滸シリーズには無かった、群雄割拠時代特有のGOT的要素が強くなる。国を操る調略の部分を覗くことで、なんとなく現代社会の裏側も知れるような気がする。 なんとも懐が深い作品だ。学べることが多い。
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何組か好きなカップルがいる。 花飛麟と扈三娘がそうだし、今作で描かれる秦容と郤妁、候真と徐絢がそうだ。
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久々に仄々・・・ 子午山の面々も久しぶりに登場します。 水滸伝時代からのGeneralクラスの登場人物達がもはや残すところ史進のみ・・・ 変わりに若くて新しい戦力は入って来るのですが寂しいですね。 梁山泊サイドは取り敢えず一定程度の落ち着きを見せている様ですね。 一方、宋...
久々に仄々・・・ 子午山の面々も久しぶりに登場します。 水滸伝時代からのGeneralクラスの登場人物達がもはや残すところ史進のみ・・・ 変わりに若くて新しい戦力は入って来るのですが寂しいですね。 梁山泊サイドは取り敢えず一定程度の落ち着きを見せている様ですね。 一方、宋の話は置いておいて岳飛にもこれから上に立つものとして色々な仲間が集まって来たようです。何だか梁山泊の創成期のような懐かしさを感じます。 何れにしても残り5巻で楊令伝が終わってしまいます・・・
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地悪の光 地勇の光 地鎮の光 天慧の光 地囚の光 第65回毎日出版文化賞 著者:北方謙三(1947-、唐津市、小説家) 解説:水森サトリ(1970-、東京都、小説家)
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停滞期?過渡期?そんなに劇的に動いているわけでない時期での人の動き。なのになんかグッときてしまいました。 またよく聞くフレーズだったりするんだけど 「さらば、韓成。生きているというのは、別れの積み重ねだと、私は思っている」 そうだよね〜と思うのでした。
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水滸伝に引き続き、一気読み。 単なる国をかけた闘争を描くだけでなく、『志』という不確かなものに戸惑いつつも、前進する男たちの生きざまが面白い。壮大なストーリー展開の中で、たくさんの登場人物が出てくるが、それぞれが個性的で魅力的。よくもまー、これだけの人間それぞれにキャラを立たせられな。そして、そんな魅力的で思い入れもあるキャラが、次から次へと惜しげもなく死んでいくのが、なんとも切ない。最後の幕切れは、ウワーーっとなったし、物流による国の支配がどうなるのか気になってしょうがない。次の岳飛伝も読まないことには気が済まない。まんまと北方ワールドにどっぷりはまっちまいました。
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童貫を討ったことにより、戦いは一度終結する。 宋をめぐる思惑は、あちこちに不穏のたねを残しているけれど、楊令はこれ以上梁山泊を大きくするのではなく、民が安心して豊かに暮らせる国づくりを考える。 ここからみんなが幸せになっていければいいのだけど、そうはならないのが哀しいところ。 侯真は失うために人生を生きているような気がして不憫。 花飛麟のような感じで生きていくのかしら。 戴宗はもう使えないのではないか。 宋江と出会ったばかりの頃の戴宗は、懐の大きな人だったのに、今は何よりも心が老いて、小さく凝り固まってしまっている。 それなのに肉体の衰えがほとんどないせいで、心の老いに気づくことができない。 いつか、きっととんでもないことを仕出かしてしまうのではないかという予感と、妙に公孫勝が戴宗をさりげなくフォローしているので、最終的にはたいそうのせいで公孫勝が死ぬんじゃないかと不安になる。 李媛もそうだけど、想い描く理想の国の姿が楊令と違う場合、それは梁山泊にとっての大きな穴になってしまうのではないかと思う。 それを埋められるほど、まだ梁山泊は大きくはない。 なんとかみんな足並みをそろえて欲しいけれど、それでは小説にならないもんなあ。 岳飛が急激に成長した。 童貫が生きていた時は、童貫の言うことを聞いているだけの、まだまだひよっこだったのに、急に一軍を率いる将の風格がついてきた。 経験と置かれた立場がひとを成長させるんだなあ。
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