3月のライオン(7) の商品レビュー
今回も涙なくしては読めない。羽海野チカはどこまで行く気なんだろう。 文科系の勝負事を描いた『ちはやふる』が正しくスポーツものの王道を行っているのに比べて、『3月のライオン』が降りて行こうとしているところは、もっと深いところだ。 7巻では先読みをする棋士の姿を深海に潜る姿に例えてい...
今回も涙なくしては読めない。羽海野チカはどこまで行く気なんだろう。 文科系の勝負事を描いた『ちはやふる』が正しくスポーツものの王道を行っているのに比べて、『3月のライオン』が降りて行こうとしているところは、もっと深いところだ。 7巻では先読みをする棋士の姿を深海に潜る姿に例えているけど、羽海野チカは棋士の姿を借りて人の心のそうしたところを掘り続ける。 『ハチクロ』でも、作品に打ち込むはぐちゃんや森田弟の姿を通してその業のような世界を体当たりに描いていたけど、格段にその表現と求めるところは突き詰められていて、読んでいて始終痛みを感じる。 その暗い痛みの中に光を差し込むのがまたうまくて、おじさんは思わず涙をこぼす。外では読めない、大好きで大切な作品。
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コミックス7巻冒頭の言葉が沁みる。。 「信じれば夢は叶う」は、正しくは 「信じて 他のどのライバルよりも1時間長く毎日努力を続ければ、ある程度迄の夢は、かなりの確率で叶う」 それに続く、「深く読むことは、真っ暗な水底に潜っていくのに似ている」というのも、素晴らしい表現だ。(ハ...
コミックス7巻冒頭の言葉が沁みる。。 「信じれば夢は叶う」は、正しくは 「信じて 他のどのライバルよりも1時間長く毎日努力を続ければ、ある程度迄の夢は、かなりの確率で叶う」 それに続く、「深く読むことは、真っ暗な水底に潜っていくのに似ている」というのも、素晴らしい表現だ。(ハチワンダイバーでもそういった表現があるが、深く潜る恐怖は本作のほうが秀逸に描いている) ただ、基本少女漫画なのか、どうにもこうにもストーリーが散発的で、あっちのエピソード、こっちのエピソードとまとまりがない。スピーディーに盛り上がる爽快なドライブ感がないのが残念。 それの反動からか、もういちど「ヒカルの碁」を読み返したくなるのである。
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※このレビューにはネタバレを含みます
強い少女の存在が光る7巻。 彼女を支える家族、主人公、学校の先生達。 それぞれの思いが、ようやく形になっていく。 主人公 零くんも、次第に「自分」が見えてきた様子。 閉じこもってちゃダメだ、と自分で気づくかな? 登場人物のところどころに自分を見てしまう作品。 だからこそ、作中の何気ない一言が、沁みる。
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ひなちゃんの問題一応解決。もう思わず「ひなちゃーん!よかったね!がんばったね!」って叫びたくなりました。ページをめくる手が何度も震え、目から涙がとまらなくなってしまいました。 ひなちゃんやあかりさんたちをみてると人を思いやることの大切さがよくよくわかります。そして、学年主任の国分...
ひなちゃんの問題一応解決。もう思わず「ひなちゃーん!よかったね!がんばったね!」って叫びたくなりました。ページをめくる手が何度も震え、目から涙がとまらなくなってしまいました。 ひなちゃんやあかりさんたちをみてると人を思いやることの大切さがよくよくわかります。そして、学年主任の国分先生がかっこいい。こんなふうに本当の教育をしてくれる先生、もっとたくさんいたらいいのにって思いました。 次巻からは零ちゃんの名人との対決ですね。待ち遠しいです。
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既に6巻が登録されてるのだが、この7巻はすごいのでどうしても再掲。 とにかく「読め」としか言えん。 何年後かに感想を忘れてしまってる俺、読め。
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将棋だけが全てだった零の小さな世界が動きだし、ヒナのいじめとの戦いも大きな局面を迎える。将棋盤を挟んだ男たちの生き様や、ヒナのいじめ問題を取り巻く人間模様、居場所は違えど、同じ人間として時には心に突き刺さり、時には大切なことを気づかせてくれる。…そして、零と彼の「目標」である宗谷...
将棋だけが全てだった零の小さな世界が動きだし、ヒナのいじめとの戦いも大きな局面を迎える。将棋盤を挟んだ男たちの生き様や、ヒナのいじめ問題を取り巻く人間模様、居場所は違えど、同じ人間として時には心に突き刺さり、時には大切なことを気づかせてくれる。…そして、零と彼の「目標」である宗谷名人との戦いが、なんと我が街盛岡で展開されるとは!と今後の展開が一気に楽しみになった。
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将棋のマンガですが、さまざまな人間ドラマが面白い。深イイ言葉も多く、将棋を知らない人にもお勧めです。
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擦り切れてしまった人を責められるほど私は立派な人間じゃない。 けど病気だから…て怒りのもって行き場がないんじゃヒナちゃん辛いしな… 対局たのしみ
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1~7巻読了。ひさしぶりに漫画読んでわくわくしたー!作品上の人物がいろんな感情をぶつけてくる。感情にあてられて苦しいこともあるけど、勇気と優しさをもらえますと素直に言える自分がおります。 街を感じる作品としても逸品で、島田さん家みたいな家にあこがれる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この1冊だけで何度泣いたかかわからない!! ありがちな展開なのにそこに使われる言葉や登場人物の心情がドスンと心に来る感じ。 ここでひなちゃんのいじめ問題は一段落かな? あと、タイトルページでずっと続いていたももちゃんのぬいぐるみ探しも(笑) これでひなちゃんの日常が戻るとほっとしたところにトドメと言わんばかりのちほちゃんからの手紙で止まった涙がまた… 夏休み、ちほちゃんと再会したストーリーも描いてもらえたらまたそこで泣いてしまいそう。 ひなちゃんのいじめ問題でいつもふわふわしてみんなの癒し系だったあかりさん(おねいちゃん)もあの笑顔の裏にたくさんの重いものを抱えて生活していたんですね。 それなのにいつもみんなを安心させる笑顔でいられるあかりさんが凄い! いつかあかりさんの重い荷物も誰かと分け合って生活できる日が来るといいな。 3姉妹のことばかりになってしまったけど、零くんにも良いお友達が出来たようで安心しました。 先生や大人だけじゃなく同世代のお友達がもっと増えると良いね。
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