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社会のマナーとしくみがわかるおとな事典 の商品レビュー

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2012/07/10

新人社会人向けに書かれた本で、やさしい言葉でわかりやすく説明されています。 ためになることがいろいろと書かれていました。 "マナーというと、堅苦しいものと思いがちでしょうが、マナーは「自分を大切にするように人も大切にする心」です。"と書かれた一文に、なるほど...

新人社会人向けに書かれた本で、やさしい言葉でわかりやすく説明されています。 ためになることがいろいろと書かれていました。 "マナーというと、堅苦しいものと思いがちでしょうが、マナーは「自分を大切にするように人も大切にする心」です。"と書かれた一文に、なるほどと納得します。 選挙演説や国会答弁の政治家の話し方は、一般的には簡潔なのでしょうけれど、私個人としてはわかりづらく舌を噛みそうだと以前より思っていました。 それは、敬語使いが変だからだと、この本の指摘でわかりました。 政治家は、言葉の中に「を」が多すぎで、「させていただく」を使いすぎ、つまり敬語がめちゃくちゃだと著者は問題視しています。 それだけではなく、テレビのアナウンサーも間違った敬語を使う人が多いため、日本人は敬語の使い方がおかしくなってしまったと危惧しています。 社会的影響力のある人は、正しい言葉づかいをするのが義務ではないかと思います。 セクハラの境界線は、主観に左右されるため、かなり曖昧なところではありますが、聞いてもいない女性遍歴を自慢するのもセクハラだそうです。 つまりは、相手に生理的に不快な思いをさせないことが大事なのでしょう。 やはり人は、仕事においてもプライベートにおいても、その人間力がものをいうものだと思っているだけに、多くの人の力が借りられるのは頭の良さではなく人格の力だ、という一文に強くうなずきました。 なんとなくマナーとして覚えてきたことも、言葉で説明されることで、その意味と必要性を再認識でき、新鮮な気持ちになれた一冊でした。

Posted byブクログ