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降霊会の夜 の商品レビュー

3.5

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2025/09/26

この本を読んでる途中で、蒼穹の昴を書いた浅田次郎さんか〜と感慨深く思いました 文章めっちゃ上手くて、子供時代の回想がお金持ちのちょっとスレた子供感出てた。正直、今まで読んだ子供の文章の中ではピカイチかもしれない。キヨとの関係も切なくて泣いちゃいましたなぁ… 大学生時代で出てくる真...

この本を読んでる途中で、蒼穹の昴を書いた浅田次郎さんか〜と感慨深く思いました 文章めっちゃ上手くて、子供時代の回想がお金持ちのちょっとスレた子供感出てた。正直、今まで読んだ子供の文章の中ではピカイチかもしれない。キヨとの関係も切なくて泣いちゃいましたなぁ… 大学生時代で出てくる真澄さんも切ないキャラで、ゆうちゃんのことが好きなのにそれを言い出せなくて、ボロボロになっちゃって、死んじゃって… 全体を通して、主人公含め男の人に肩入れする表現が多いように思った。女の人は、彼氏なり旦那なりに甘くて依存してるみたいな感じ?時代背景もあると思うので仕方ない部分もあるけど、真澄さんとか、もっと男の人がいなくても生きていける女性だったんじゃないかとか思ったり… まぁこれは、私の女性にこうあって欲しいという願望かもしれないけど。 兎にも角にも、エピソードも文体も表現もとても良い作家さんですので、是非他の作品も読みたいと思います。

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2023/09/14

初浅田作品。 前半のキヨ編は、戦争をまだ引きずっていた時代で、悲惨ながら、読まされたが、後半はうーん。 結局、ゆうちゃんは20歳前に振った百合子を30年近く想っていたってことか。

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2022/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『降霊会という名の告白タイム!衝撃の事実が次々と…』 戦後の急速に変わりゆく社会を経験した主人公。 強く心に残った少年時代、大学生時代の想い出の知られざる事実が、降霊会で明かされる… 今では考えられないようなことも、当時の社会状況では仕方がなかったのかな…と考えさせられました。

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2022/07/04

戦後に生まれ、東京の裕福な家庭に育った男性が、ひょんなことから降霊会に誘われ、過去と向き合う話。降霊会というと突拍子もないように思えるけれど、終戦から高度成長期までの時代のリアルな空気、当時の東京で裕福に育った若者達の在り様など、読み応えがあった。 個人的に、終わり方がいまいちし...

戦後に生まれ、東京の裕福な家庭に育った男性が、ひょんなことから降霊会に誘われ、過去と向き合う話。降霊会というと突拍子もないように思えるけれど、終戦から高度成長期までの時代のリアルな空気、当時の東京で裕福に育った若者達の在り様など、読み応えがあった。 個人的に、終わり方がいまいちしっくりこないような気がして残念だった。

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2022/05/13

1961年生まれの主人公のゆうちゃん、戦後の復興、オリンピックや万博の高度経済成長、学生闘争の激動の時代を過ごす中での恋愛や人生の悔いなどを思う。そして、森の中での別荘での降霊会に導かれ、過去の恋人や同級生の霊魂と語る。恨み怨みや祟るのは肉体の存在を前提とする俗世の感情を持つ生者...

1961年生まれの主人公のゆうちゃん、戦後の復興、オリンピックや万博の高度経済成長、学生闘争の激動の時代を過ごす中での恋愛や人生の悔いなどを思う。そして、森の中での別荘での降霊会に導かれ、過去の恋人や同級生の霊魂と語る。恨み怨みや祟るのは肉体の存在を前提とする俗世の感情を持つ生者、霊魂に許されるのは誰にぶつけようもない怒りや悲しみや自責の念だと。梶と真澄の切ない思いや百合子のさよならと言ってもらいたかった儚さがじわりと心に染みてきた。

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2020/01/30

 なんて素晴らしい作家さんなんでしょう。涙が溢れたりする作品ではありませんが、人を愛するということ、そして、さよならするということが美しく描かれています。ちょうどワタシが大学生時代を過ごしたころのあの東京の街の喧騒ややけっぱちな明るさが、そしてそれらに対する百合子の冷めた正しい訴...

 なんて素晴らしい作家さんなんでしょう。涙が溢れたりする作品ではありませんが、人を愛するということ、そして、さよならするということが美しく描かれています。ちょうどワタシが大学生時代を過ごしたころのあの東京の街の喧騒ややけっぱちな明るさが、そしてそれらに対する百合子の冷めた正しい訴えが我がことのように理解できました。  この4月から転勤になる予定で、今お世話になっているこの図書館とももうあと1冊か2冊でお別れになります。できればこの本のような名作に出会いたいものです。

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2018/10/18

主人公が、心に蓋をしていたことが、別荘地の降霊会でよみがえる。 戦後の高度成長期のひずみである格差社会 突然別れを切り出した恋人への未練。 友達付き合いして女性に死ぬほど愛されてていた事実。

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2018/10/20

元会社の保養所であった別荘に一人暮らす主人公は道に迷ったような女性を一晩泊めてやった。その彼女がミセス・ジョーンズの降霊会に招いてくれた。その降霊会で主人公は自分の過去を見た。

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2018/01/05

2018年最初の読了。老齢の男性の夢のような、うっすら霧がかかったようにストーリーは進み、ミステリアスな降霊会の行く末が気になって流れるように読んでしまった。 主人公がなかなかのダメっぷりだが、人間の本心なんてこんなものなのかも。戦後特有の熱気・貧富の差・空気感は私には分からない...

2018年最初の読了。老齢の男性の夢のような、うっすら霧がかかったようにストーリーは進み、ミステリアスな降霊会の行く末が気になって流れるように読んでしまった。 主人公がなかなかのダメっぷりだが、人間の本心なんてこんなものなのかも。戦後特有の熱気・貧富の差・空気感は私には分からないけど、懐かしい気持ちになった。

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2016/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

雨宿りのお礼にと誘われた降霊会で、忘れようとしてもいつもどこかに残っていた幼き頃の友への後悔と青春時代の恋と向き合うことに。 戦後復興の時代の格差社会。裕福で善良な家族に囲まれて育ったゆうちゃんが出会った陰鬱で口数の少ない恵まれない境遇のキヨ。帰る方向が同じだから友達になったけれど、子供ながらに感じるキヨとの差異。あの時自らも幼い自分に何かが出来たのだろうか。 キヨとの話はとてもやるせなくて、霊と語ることで、ゆうちゃんがどう思うのか気になり引き込まれました。 後半はゆうちゃんの学生時代の恋愛の話。学生運動がどんなものか分かりませんが、その時代なりのかっこよさのようなものを押し付けた自分勝手な恋愛。別れ際に百合子から残された『私、死ぬわ』という言葉。その百合子への未練と後悔。 ゆうちゃんを想っていた女の子の霊なども降りてきますが、後半は私はたんたんと読める感じでした。 もう少し降霊会を開いた梓さんやメアリーとジョーンズ夫人の話も読みたかったかな。

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