泣くほどの恋じゃない の商品レビュー

小手鞠るい【著】

2012/06/05

正直よくわからない話でした。
不倫の話です。

主人公は離婚していて、
塾の講師で、
教え子の父親に恋をした。
一時も離れられないほどの狂おしい恋。

一度結婚を経験していても、これほどに
愛する人に出逢う時があるってことですね。

2012/05/21

深読みするのがなかなか難しかったです。なんか物足りなかったかも。
小手鞠さんが岡山出身だけあって、吉備津神社や吉備津彦神社あたりの描写はリアルでよかったです。
不倫は駄目ですね。

2012/05/14

作家になるのって大変なんですね。
恋をして、破れて、その経験をさらけ出して。

泣くほど なんてレベルじゃないのに、、、

2012/04/29

　不倫という恋を愛しく抱きつつ、懸命にそれに生き続けるひとりの女、作者自身か・・・

（内容）
　京都の小さな塾で講師を務める凪子。ふとしたきっかけから教え子の父親、黒木と付き合いはじめるが、いつからか会えない夜の耐え難い苦しみが凪子を襲う。そんな絶望の時間を埋めるため、凪子は筆を執った。他愛のない手紙を何通も、何通も―一文字一文字が、一秒一秒の寂しさを埋めてくれた。だが、小説家になるという果てしない夢を抱いた、まさにそのとき残酷な運命が凪子を絡めとることに。

（引用）
　そうだった、あれは―― 　あれは、泣くほどの恋じゃなかった――。 　受話器を握って、泣きながら、わたしは思っている。止まらない涙を、止めようともしないで。だって、あれは、世にも幸せな恋だったのだ。わたしの「後生大事」だったのだ。人の目にどんなに滑稽に映っても、ときには激しく非難されても、みっともないと馬鹿にされても、これだけは守りたい、守り抜きたい、たとえ世間にぶざまな格好を晒してでも。心の底からそう思える、唯一無二のものだった。