戦略実行 の商品レビュー

マークモーガン,レイモンド・E.レビット,ウィリアムマレク【著】,後藤治,小林暢子【訳】

2021/08/08

本書を戦略実行を独自のフレームワークに基づき、解説する書。戦略は立てられても、実行するのが難しいものだが、そういう問題意識の中、タイトルに惹かれて買ってしまった。
真新しいフレームワークに若干心が惹かれたが、途中まで読んだあたりで、プロ柳井正氏の「一勝九敗」と並行して読んでいたら、内容がぶっ飛んでしまった。事例が多く紹介されているが、やはり実例を本人が語るのと、学者が外から語るのでは重みや説得力が全く違う。天地の差である。
でも、一か所だけ印象的な一節だけ、メモ。
「…第二次世界大戦中に強制収容所で、目的意識が生死を分ける重要問題であることを観察している。…
　・人は、どのような環境を与えられても、それへの対応を選択するゆるぎない能力を持っている。
　・人は、目的とのつながりを失ったとき、死に至る。」

2014/01/04

「まともな戦略を正しく実行することはなぜ難しいか？」
というビジネスにおける最大の課題をどのように解決するかを６つのフレームワークに分け、体系的にまとめた本になります。

６つのフレームワークは、「思い」「風土」「ビジョン」「協働」「統合」「移行」と分けられ、戦略立案から実行まで各フェーズにてどのような点に注意しながら進めるかが書かれています。
表現的には少し難しいですが、様々な実例が挙げられており、イメージは持ちやすいと思います。

また、各フレームワーク毎にチェックシートがついており、自分の組織の診断も可能となっています。
自分の職場に当てはめると寂しい気持ちになりましたが・・・（笑）

組織論から実際のオペレーションまで、体系的にまとめられた本は少ないと思うので、一読の価値はあると思います。

2012/04/03

戦略は実行されなければ意味が無い。
戦略の立案（ビジョン、思いなど）から実行までのフレームワークを提供。
指標には複数ある。目的により分けなければいけない。
実行見える化は戦略マップ＋BSC？？
BSCの有効利用は今後の課題。