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検証「大震災」 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2012/09/19

今大震災じゃなくても、と思ったりしましたが、あの時誰が、何を、どうした、を垣間見ることが出来ます。願わくば二度とこのような未曾有の災害が起きないことを、又仮に起きたとしても今回の震災を教訓にしないといけない、と強く感じました。

Posted byブクログ

2017/08/17

新聞連載の検証記事なので、取材も丁寧になされており、図表も豊富で 分かりやすくまとめられている。 原発事故、トモダチ作戦、自衛隊と米軍の動き、大震災発生の当日、 その後に襲った大津波、被災者支援、官邸の動き、学校防災、計画 停電。 注目すべきは学校防災の章である。多くの犠牲者...

新聞連載の検証記事なので、取材も丁寧になされており、図表も豊富で 分かりやすくまとめられている。 原発事故、トモダチ作戦、自衛隊と米軍の動き、大震災発生の当日、 その後に襲った大津波、被災者支援、官邸の動き、学校防災、計画 停電。 注目すべきは学校防災の章である。多くの犠牲者を出した小学校が あったが、ここでは地震と津波に襲われながらもほとんど犠牲者を 出さなかった学校を取り上げている。 日頃の訓練通り、中学生たちは校庭に集まった後に高台を目指して 避難する。避難場所に指定されていた場所も危ないと感じた教師の 指示で、さらなる高台を目指す。生徒ひとりひとりが、同じように避難 して来た小学生と手をつなぎながら。 他にも子供を引き取りに来た保護者に生徒を引き渡すことを拒み、 保護者も一緒に避難を行った学校もあった。保護者に引き渡した 後に犠牲になった生徒・児童が多かったことを考えると、今後の 教訓になるのではないだろうか。 それにしても官邸の動きには何冊読んでも呆れるばかり。菅だけに 勘違いした政治主導を発揮し、末端の現場は混乱の極みだ。 そんな当時の政権にあって、「現場で必要だと思うことはなんでも やってくれ」と、東北整備局に全権委譲をした大畠国交相(当時)の 決断には救われる。 局長の判断で、被災自治体の首長に連絡要員を送り込んで、 「好きなように使ってくれ」だもんな。これにはやられた。 昨年末、政府は原発事故の収束宣言を出した。しかし、事故の影響は 未だに大きい。東日本大震災は、未だ終わってはいない。

Posted byブクログ