1,800円以上の注文で送料無料

月だけが、私のしていることを見おろしていた。 の商品レビュー

3.5

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/05/13

--- H24*05*13*Sun 読破 --- ほあ〜 --あらすじ-- 月だけが、私のしていることを見おろしていた。 私の心を暖めてくれるひとつの灯り―― 高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。 週末...

--- H24*05*13*Sun 読破 --- ほあ〜 --あらすじ-- 月だけが、私のしていることを見おろしていた。 私の心を暖めてくれるひとつの灯り―― 高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。 週末の友人の結婚式で御厨と奥さんに再会することを悩む咲子は、占い師に一週間で出会いがないと一生独身と宣言されてしまい……。 そんな彼女には、誰にも言えない楽しみがあった。 それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。 今の彼女の心を暖めてくれるのは、 月夜に望遠鏡を通して知り合った青年・瑞樹との交流しかなくて――。 第18回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作。 -- 最初の文はいつも読む感じのとなんか違うくて、 読みにくいと思いながら読んでいたのですが、 だんだん慣れるものなので、 心配は無用でした。 内容はほんと、 びっくりするくらい伏線を引くのが上手です。 「あらまぁ、こんなことまで伏線に…」とな感じでした。 友引さんの件はなんだか、 あっさりしすぎてて、 なんか あへ〜 って感じでした。 その辺意外は思っていたよりも面白かったです。 でも もう少し年を重ねてから読み返したほうが、 絶対いいと思うような、 少し大人なお話でした。 以上、 ---

Posted byブクログ

2012/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルやモチーフが良かっただけに、文章力と結末にがっかり。 客観的に見たら、仕事で疲れちゃたイタい女の人の話。 途中まで感情移入しかけてただけに、読後感の不快さは割増。 まぁ、このモチーフに感情移入って、自分のイタさもかなり…w

Posted byブクログ

2012/04/30

ハッピーエンド。良いお話だった。 うん、こういう話も悪くない。 でもなんか御厨よりも瑞樹の方が目立ってて、御厨が少し可哀想に思った(笑)。 幸せの形ってなんだろうって、そんなお話。

Posted byブクログ

2012/04/01

作家となった人の処女作を読みたくて購読。咲子の心境や他の文章も丁寧に綴られていて大事に書き上げたんだなぁという印象。ストーリー自体は王道なものだけど、うまくまとまっていてやっぱり王道っていいなと思うことができた。いろんなことに迷ってしまうけれど、結局は自分の心が全てわかっていると...

作家となった人の処女作を読みたくて購読。咲子の心境や他の文章も丁寧に綴られていて大事に書き上げたんだなぁという印象。ストーリー自体は王道なものだけど、うまくまとまっていてやっぱり王道っていいなと思うことができた。いろんなことに迷ってしまうけれど、結局は自分の心が全てわかっているというところ、完璧な友引を理屈ではない部分で受け入れなかったところが共感できた。自分の気持ちに正直になれるということはとても気持ちのよいものだ。難しいけれど。

Posted byブクログ

2012/03/27

「月だけが、私のしていることを見おろしていた。」を読了。 3月頭に刊行されたメディアワークス文庫の1冊。電撃のメディアワークス文庫賞の受賞作だとか。というわけで、中身もメディアワークス文庫が狙っているちょっと上の年齢層向け。 ちなみに自分はなんか表紙の絵が好きだったので買って...

「月だけが、私のしていることを見おろしていた。」を読了。 3月頭に刊行されたメディアワークス文庫の1冊。電撃のメディアワークス文庫賞の受賞作だとか。というわけで、中身もメディアワークス文庫が狙っているちょっと上の年齢層向け。 ちなみに自分はなんか表紙の絵が好きだったので買ってしまった。表紙買い。ちなみに本編にイラストは一枚もない! ストーリー的には1年前に彼氏と別れた29歳独身の咲子が、占い師に「一週間以内に次の相手みつけないと一生独身」という宣告をされて・・・・というお話。 30前後の独り身の孤独感な描写がリアルで楽しいので、似たような環境の人は楽しめるのか、悲しめるのか? 恋愛小説なのかと思って読んでいたんだけど、いや、大枠は恋愛なのか。まぁネタバレ回避で細かくは書かないようにしょう。 デビュー作?なので、ベテラン作家さんが書いたような完璧な構成ではないと感じるけども、それもまた良し。読後感も良いので、作者の次作にも期待しよう。 追記: メディアワークス文庫のサイト「書き下ろし小説」コーナーで、本作のスピンオフ的な話が読めるんだけど、この部分まで含めて「月だけが、私のしていることを見おろしていた。」という作品だね。

Posted byブクログ

2012/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間関係に疲れている29歳の女性がどことなく過ごす日常に対して不満を持ち始める所から話が始まる。独身女性としての悩みがガンガンと同僚から告げられつつも、自分の今までの生き方を簡単には変えられないという一種の諦めを持ちながら日々を過ごしていく。ある日、同僚から彼と結婚する話をされ、社内で結婚せずに残っているのはお局ポジションの人と自分だけの二人になってしまう。さらには部長からも何か疲れてきているんではないか?と問われる・・・ 正直な感覚としてひどく我が儘に見えているが、こういう揺れ動きが話を作っていくのは確か。一途と言えばそうではあるが、一方的に依存しているように見える、最終的に主題が瑞樹に移ってきて最終的には届かなかった元カップルの願望を人を変えて叶えた事になったので、その過去に同じパターンで別れた二人と比べると救われている気持ちになる。タイトルにあるような状況が本編でも構成されていたという事になるが、時間としてはしっかりと1週間の間という制約もあって出会った人間関係とかは中々にはちゃめちゃである。

Posted byブクログ