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ラン の商品レビュー

3.7

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/06/19

今作は、ポカリスエットの 味が口いっぱいに広がるようなお話。 「死と生」いや「死と青春」を題材にした 本作は、簡単にいえば主人公の女の子が 死んだ家族に会うため、40km走れるように 努力するお話です。 家族全員を事故で失った主人公の『環』 彼女が生きる希望を見いだし、目的も...

今作は、ポカリスエットの 味が口いっぱいに広がるようなお話。 「死と生」いや「死と青春」を題材にした 本作は、簡単にいえば主人公の女の子が 死んだ家族に会うため、40km走れるように 努力するお話です。 家族全員を事故で失った主人公の『環』 彼女が生きる希望を見いだし、目的も 性格も年齢もバラバラな大人たちとともに フルマラソンに挑みます。 フルマラソンと、天国。 全く関係ないものを違和感なく繋げる 森絵都さんの天才的なインスピレーション。 そして手に汗握りながら、応援したくなる ような没入感。そして一体感。 大人も一生青春なんです。 汗でちょっぴりしょっぱく感じた ポカリスエット。 あの味を記憶を思い出させてくれた 最高の1冊でした。 しんどい時、また読み返そ。 ----------------

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2024/05/25

初めて小4の時読んでもっかいよみなおした。すごい好き。走りたくなる。だんだん主人公が開かれていくかんじがわかりやすくて良かった

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2024/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

環が走るようになってからは、あっと言う間に読み進めてしまった。話も分かりやすく、登場人物も面白かった。 真知栄子は苦手なタイプだけど、ズケズケ入っていく彼女を知りだしたらこんな人も仲間としてありだわ~と思えて笑えてしまう。私も是非イージーランナーズに入れて頂きたい。 走る事を通して、環が心も体も成長していくのももちろん、生きる事を見つめ直しこれからの生に向かって挑戦していく感じがとても素敵でした。

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2024/03/14

10年ぶりくらいに読んだ。内容はあんまり覚えてなかったけど、当時とは全く違う読み方をしてるんだろうな...と思う。 読後感がほんとうに良い。前向きになれるし、ダイエットしようと思うし、久米島行きたくなる! ファンタジー要素は結構ぶっ飛んでるけど、心の動きの描写にリアリティがあって...

10年ぶりくらいに読んだ。内容はあんまり覚えてなかったけど、当時とは全く違う読み方をしてるんだろうな...と思う。 読後感がほんとうに良い。前向きになれるし、ダイエットしようと思うし、久米島行きたくなる! ファンタジー要素は結構ぶっ飛んでるけど、心の動きの描写にリアリティがあって、すごく共感する。 『出会いなおし』とかもめちゃくちゃ良かったけど、やっぱり森絵都は長編の方が好き。

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2023/12/28

どんなに亡くなってしまった人に会いたくても、どんなに後悔しても過去にもどることはできない。人生は前に進むだけ。若い頃の楽しかった時代を思ったり、元気だった頃の両親に会いたくなったり、子供たちの小さくて可愛い頃を思い出して「あの頃は良かったな〜」なんて振り返ってばかりいないで、今よ...

どんなに亡くなってしまった人に会いたくても、どんなに後悔しても過去にもどることはできない。人生は前に進むだけ。若い頃の楽しかった時代を思ったり、元気だった頃の両親に会いたくなったり、子供たちの小さくて可愛い頃を思い出して「あの頃は良かったな〜」なんて振り返ってばかりいないで、今より少し先のことを考えながら自分なりに目標を持って進んで行かなくては! そんなふうに思った。 さて、2024年の目標は何にしようかな…

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2023/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「さらば皆の衆、42.195キロ先でまた会おう」 どんなに大切な人でも別れは否応なしにやってくる。それならば初めから関わらない様にと予防線を張っていた主人公が、人と関わり成長していく姿は素直に応援したくなった。

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2023/09/18

死んだら前世を洗い流して、みんな溶けていく 個と個の境界がなくなって、一つになって、見えない蒸気のように下界全体へ染み渡る 私達が受ける陽射しや風や雨や、そららに育まれる自然の中に だから、死んだ者はいつだって私たちの一部 っていう考え方が好き

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2023/08/16

再読。 前読んだ時は、私も走りたくなってジョギングをした。でも一週間ぐらいでやめた覚えがある。私には無理だった。 主人公の夏目環は、家族を事故や病気で亡くし天涯孤独の身。唯一の友達だった自転車屋の紺野さんと猫のこよみも去り、本当のひとりぼっち。頼る人頼られる人もいない。環は殻に...

再読。 前読んだ時は、私も走りたくなってジョギングをした。でも一週間ぐらいでやめた覚えがある。私には無理だった。 主人公の夏目環は、家族を事故や病気で亡くし天涯孤独の身。唯一の友達だった自転車屋の紺野さんと猫のこよみも去り、本当のひとりぼっち。頼る人頼られる人もいない。環は殻に閉じこもってしまう。本当のひとりぼっちというのは私には計り知れない。作中にも所々に"1人の苦しさから逃げ出したい"と書かれてる。そういう箇所を読むと苦しくなってしまう。 そんな環もある事がきっかけで40キロを走らないといけない事情ができ、それに伴い出会いがあった。イージーランナーズのメンバーたちだ。このメンバーたちと走るようになりどんどん環が変わっていく。後ろ向きから前向きになっていく。この変化は嬉しかったな。困っているメンバーを助ける為に自分から行動できるようにもなった。"頼る人も頼られる人もいない"から環が頼る人ができ、環が頼られたりと孤独から救われた。やっぱり殻に閉じこもっててはダメ。自分から変わろうとしなければ、ということを改めて実感した。 環を変えるきっかけの一つでもあるイージーランナーズのメンバーが変わり者ばかり。とくにリーダーのドコロが面白くて好き。めちゃくちゃな人なんだけど、走るのは速い。他のメンバーも一癖も二癖もある。変わり者ばかりだから逆にうまくいくのかな?衝突する事もあるけど、すぐ仲良くなる。なんだかんだでチームワークがいい。 イージーランナーズのメンバーが、久米島でそれぞれの目標を達成できるよう願う。

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2023/08/10

ファンタジーとスポ根を織り交ぜたお話。森絵都さんらしく生と死もテーマになって、力強いです。少しスタートが冗長だった分、星一個減です。

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2023/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森絵都・ラン、1年以上積読状態だが、いよいよ挑む!久しぶりの一気読み。両親、弟を事故で亡くし、数年間同居していた叔母も亡くした主人公・環。自転車屋の紺野さんと飼い猫の「こよみ」と仲良しになる、が、こよみが亡くなり、紺野さんも山形へと去ってしまう。そんな中紺野さんから譲り受けたモナミ1号(自転車)。モナミに乗ればあの世とこの世を行き来できることが分かった。環はモナミ1号に乗らずとも、40kmを6時間で走破することで家族に会えることを知る。マラソンによる環の成長譚、身体だけではなく心も成長した姿が眩しい。⑤ 毎週日曜日、ジムで15分間で2.5㎞走っているがフルマラソン(42.195km)で5-6時間かかるよね。これは大変だ!

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