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Another(下) の商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

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2012/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 初版読了。  とある地域の、とある公立中学校の三年三組におこる「もう一人」にまつわる災いについての結末編です。  前巻にあたる上巻が中盤までダラついて、それ以降、急ピッチに謎が解き明かされて「さー、下巻はこの調子でドンドンわくわくできるかなー♪」と、期待したのですが…。  下巻を読了してみて…改めて、自分にはこの作品はあってなかったんだ…と、感じた次第です(´・ω・`)  あいかわらず中盤ぐらいまで間延びした展開が続き、少しずつヒロインの謎が解き明かされて、読了したときには納得する内容でした…が!  (主人公たちが在籍する三年三組にはケジメがつきますが、物語内の来年以降の)三年三組の災い自体には、なんら区切りがついてない終わり方で…それでいいのか!? …って、思ってしまいました(^-^;;  作者のやる気と、要望と出版社がGOサイン出せば「三年三組を舞台とした」続編ができてもおかしくない終わり方になんだかなー…と、思ってしまった次第です。  文体は読みやすくて、本の厚みなんて全然気にならないくらいスラスラ読めましたし、主人公とヒロインのキャラもよく出来ていたなあ…とは思いました☆  「もう一人」とは誰だったのか、読了すればわかることですが、自分はそれが明かされた時「それはないだろー」と感じました(^-^;; この本の冒頭にカラーの折込で「三年三組の関係者」が紹介されていたのですが…アレを見る限り、そして本文でも説明されていますが…ツジツマはあってるけれどさすがに予想できませんでした(^-^;; まあそこがミステリーの醍醐味と言われればそうなんですが。  そして機会をみて作者の別作品も読んでみないとなあ…と、思った作品でした。

Posted byブクログ

2012/06/20

アニメから入って小説を読んだが、 赤沢さんが小説版ではほとんど目立っていないことにびっくりした。 結構重要な役割だと思うし、その点に関してはアニメは頑張っていたかなと思うところだった。 「目」に頼ってしまっているところにがっかり感を覚える。 何故犯人(死者)だとわかったのか…の部...

アニメから入って小説を読んだが、 赤沢さんが小説版ではほとんど目立っていないことにびっくりした。 結構重要な役割だと思うし、その点に関してはアニメは頑張っていたかなと思うところだった。 「目」に頼ってしまっているところにがっかり感を覚える。 何故犯人(死者)だとわかったのか…の部分などはホラーではなくミステリーとして解いて欲しかった。

Posted byブクログ

2012/06/12

なるほどそういうことだったのね、と思わせる伏線回収とすべての謎の解決編。 じわじわ来る上巻と驚愕のラストへと突き進む下巻……その“緩急”がすごい! W映像化ということで注目されているこのAnother。 アニメは良かったけど実写映画版のほうは大丈夫なんだろうか? 「気をつけたほう...

なるほどそういうことだったのね、と思わせる伏線回収とすべての謎の解決編。 じわじわ来る上巻と驚愕のラストへと突き進む下巻……その“緩急”がすごい! W映像化ということで注目されているこのAnother。 アニメは良かったけど実写映画版のほうは大丈夫なんだろうか? 「気をつけたほうが、いいよ。 もう(実写化は)失敗してるかもしれない」

Posted byブクログ

2012/05/28

 上巻で出された伏線を回収しつつ、意外なラストへとひた進む展開。前巻のラストで、新たな状況に巻き込まれてしまった主人公が、ようやっと事件の解決に向けて動き出し、それにより、徐々に事件の真相が明らかになっていくのは、ワクワクするし、それと同時に侵食してくる恐怖も、ドキドキを煽る要因...

 上巻で出された伏線を回収しつつ、意外なラストへとひた進む展開。前巻のラストで、新たな状況に巻き込まれてしまった主人公が、ようやっと事件の解決に向けて動き出し、それにより、徐々に事件の真相が明らかになっていくのは、ワクワクするし、それと同時に侵食してくる恐怖も、ドキドキを煽る要因になっている。

Posted byブクログ

2012/04/30

ミステリーとホラーが見事に融合した作品だった。 死者は誰なのかという謎に加えて様々なヒントが出てきてそして解決に向かう・・・うん、ミステリーだね。 この緊張感にホラーの恐怖感が見事にマッチしてる。 いとうのいぢのイラストはピンナップと目次部分のみだが、途中にあっても・・・なん...

ミステリーとホラーが見事に融合した作品だった。 死者は誰なのかという謎に加えて様々なヒントが出てきてそして解決に向かう・・・うん、ミステリーだね。 この緊張感にホラーの恐怖感が見事にマッチしてる。 いとうのいぢのイラストはピンナップと目次部分のみだが、途中にあっても・・・なんでこの程度で十分。本音を言うとピンナップが描き下ろしだと文句なしなんだけど。 ところで、下の価格がおかしい気がするんだが・・・ 上巻より結構ページ少ないのに同じ値段ておかしくね?

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2012/04/22

20110422 結末はなんとなく見えていたけど、ミステリーは結末が明かされるまでの、先が見えない緊張感が大事。 その意味では面白かった。 下巻はあっという間の展開で無駄がない印象。上巻の終盤からヒロインの印象が変わった。

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2012/03/29

そーゆーことかぁ! ……と、やっぱりオチに一気にくる作家さんです。綾辻さんは。 この本を映像化って……本だからこその良さをつぶすんじゃなかろうか? まー、とにかく最後にきます。グッと。上巻の布石はやっぱりここにつながります。だけど、呪いってー……いいのか、これで。みたいなところ...

そーゆーことかぁ! ……と、やっぱりオチに一気にくる作家さんです。綾辻さんは。 この本を映像化って……本だからこその良さをつぶすんじゃなかろうか? まー、とにかく最後にきます。グッと。上巻の布石はやっぱりここにつながります。だけど、呪いってー……いいのか、これで。みたいなところも無いわけじゃない。

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2012/03/21

アニメ化もされて話題になっていたのでヒマを見つけて読みました。 新本格ミステリーの旗手の最新作、ということなので少し構えてよんだのですが、結構軽い文体だったのでするする読め、上下巻構成にも関わらず二日くらいで読めました。 内容なのですが、最初からミステリとホラーが半々くらいの味付...

アニメ化もされて話題になっていたのでヒマを見つけて読みました。 新本格ミステリーの旗手の最新作、ということなので少し構えてよんだのですが、結構軽い文体だったのでするする読め、上下巻構成にも関わらず二日くらいで読めました。 内容なのですが、最初からミステリとホラーが半々くらいの味付けで作られていたので、正直どちらのつもりで読めばいいのか最後まで図りかね、少し苦労した覚えがあります。それが新本格の醍醐味なのでしょうか。 自分は誰が犯人か、という話よりも、どうしてそんな超常現象が成立するのか、という所に目がいってしまいます。それが最後まで超常のまま終わってしまったことに少し残念な心地も覚えます。 話のほうなのですが、後半で展開がどんどん進展し過ぎて、なんだかいきなりクライマックスに到達して少し面食らってしまいました。伏線もちょっとこじつけが強いような…これもこのジャンルの特徴なのでしょうか。 ただ時間におされて急ぎ読みしましたので、的をいない言及もあると思います。とにかく何か今ひとつ、という印象でした。

Posted byブクログ

2012/03/02

お話はドキドキしながら読んで楽しめました。しかし、いとうのいぢさんの挿絵を期待して購入したので本文中に一枚もないのは本当に残念だった。それなら角川版の方を買った方がよかったかな。

Posted byブクログ