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京大医学部の最先端授業!「合理的思考」の教科書 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2012/10/01

EBMをベースにして一般の人向けに書いて本. 内容は極めてシンプルでわかりやすい分、少し物足りない. 「意思決定は、エビデンス、バリュー(価値観)、リソース(資源)という3つの要因で決まる」 合理的な意思決定とは、3つの要因の均衡点を探りだすこと. 主要なバイアス (1)情報...

EBMをベースにして一般の人向けに書いて本. 内容は極めてシンプルでわかりやすい分、少し物足りない. 「意思決定は、エビデンス、バリュー(価値観)、リソース(資源)という3つの要因で決まる」 合理的な意思決定とは、3つの要因の均衡点を探りだすこと. 主要なバイアス (1)情報(観察)バイアス (2)選択バイアス (3)交絡バイアス

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2012/09/22

情報を鵜呑みにしない。数字を見るときは分母を意識する・・・ 書かれているのはどれも当然のことで新しさくはないが、無防備で居ると情報の波に押し流されそうになる日々の中、改めて原則を認識できた。 NHKきょうの健康テキストの「健康のためなら命もいらぬ?」という岩田健太郎氏の連載も同じ...

情報を鵜呑みにしない。数字を見るときは分母を意識する・・・ 書かれているのはどれも当然のことで新しさくはないが、無防備で居ると情報の波に押し流されそうになる日々の中、改めて原則を認識できた。 NHKきょうの健康テキストの「健康のためなら命もいらぬ?」という岩田健太郎氏の連載も同じようなことを言っているが、こちらも面白くてお勧め。

Posted byブクログ

2012/07/30

大学でレポートを書く際に気をつけるべき、基本中の基本が、身近なたとえでわかりやすく書かれています。大学一年生向き(というか、中・高校生が読んでもいい内容です…。この本は、それくらい、平易で読みやすい文章です)。 情報にはバイアスがかかってしまうことを覚えておく必要があることや、「...

大学でレポートを書く際に気をつけるべき、基本中の基本が、身近なたとえでわかりやすく書かれています。大学一年生向き(というか、中・高校生が読んでもいい内容です…。この本は、それくらい、平易で読みやすい文章です)。 情報にはバイアスがかかってしまうことを覚えておく必要があることや、「○○率」などの数字をどのように読み解くか…などなど、大人だってしっかりわかっておかなくてはならない、本来は「あたりまえ」の考え方を丁寧に解説しています。 「合理的思考」なんて難しいタイトルにびっくりしないで、ぜひ、中学生〜大学一年生に読んで欲しい一冊です。 【今月のおすすめ/2012年8月】

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2012/06/15

合理的な思考をするにはどうすればいいか?と言うことを書いた本です。全体的に平易に書かれて読みやすいです。読んだ事柄をどう自分の生活や人生に活かすかが、この種の本の課題ではあります。会社内の勉強会など、人生や仕事の経験が豊富な経営者や管理職の元に使うといいかもしれません。

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2012/04/05

【レビュー】 本レビュー掲載時点で、評価は☆2,75となっていた。少し低いような気もするが、妥当な線ともいえる。本書は購入するレベルではなく、図書館で読めば十分。訴えている内容は傾聴に値するが、すでに別の本で十分訴えられているので、二番煎じという感があるのが、低い評価につながって...

【レビュー】 本レビュー掲載時点で、評価は☆2,75となっていた。少し低いような気もするが、妥当な線ともいえる。本書は購入するレベルではなく、図書館で読めば十分。訴えている内容は傾聴に値するが、すでに別の本で十分訴えられているので、二番煎じという感があるのが、低い評価につながっているのだろう。本書は、著者の属する医療界で最近つとに言われている、エビデンス・ベイスド・メディスンの考え方に倣い、根拠をよくよく調べて考えていこう、というのがメッセージ。私自身は、そういう医療界がいったいどこまで根拠を大事にしているのか、と問いたいところだが。 【特記事項】 ●合理的思考=根拠に基いた思考:これを阻害するもの=経験、マスコミに依って作られたイメージ。たとえば、病院への抗議が異口同音だったので不思議に思ったら、それらはマスコミの受け売りだった、という話がある。 ・ワクチンは生物兵器を変わらない。 ●理性が揺らいでしまう、バイアスのかかりそうな状況をちゃんと知っておくこと。 ・厚生省が出した医療医薬品の使用注意書きの書き方指導には、「まれに」は0.1パーセント未満、「ときに」は5パーセント以下、などとされている。 ・最近はインフォームド・コンセントをさらに前進させた、シェアード・ディシジョン・メイキングという手法が広まりつつある。

Posted byブクログ

2012/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 情報があふれる現代社会。流される情報にはいろいろな利害関係が複雑に絡み合って出てくるものがあり、一筋縄ではいかないことがある。ひとつの道しるべとして活用してもいいかなと思い今回の本を読んだ。  「イメージ」が先行していて本当はどうか分からないことがある。例えば、日本人の英語力の低さを証明するかのようにTOEFLというテストを引き合いに出すことが多い。TOEFLは、アメリカやカナダなどの大学と大学院受験に際して外国人受験生の英語力を測る試験で、コンピューターで受験し、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング力を測る。  ここで問題となるのが、受験者の数だ。日本は数万人単位で受験しているので、当然高得点を取る受験生から低い点数を取る受験生までさまざまだ。これが、第3世界の限られたエリートしか受験しない国や地域になればスコアは上がる。そこから出てくる平均点の差から、日本人の英語力を一刀両断して低いとするのは疑問がある。英語学校、英語教材を発売している出版社からなる「英語ムラ」(?)の策略かと、かんぐりたくなる今日この頃だ。  情報は賛成派・反対派双方を眺めて、ふと立ち止まってみたほうが安全だ。受験と違って唯一絶対の答など存在しないのだから。マスコミは情報の編集・加工が巧みだと著者は言及している。煽るのが大好きで、それが例え誤報であっても反省一秒、忘却一生という風に涼しい顔をしているケースが見られる。典型的な例が冤罪事件だ。自分たちには不都合な真実はきれいに削り取る悪い癖がある。対抗するには、刑事コロンボを見習ってしつこく情報を追ってみるのも良い方法だ。

Posted byブクログ