あなたの本 の商品レビュー
誉田さんって名前はよく見かけるけどあんまり読んだことないなあ、と思い読んでみた。 「帰省」やってやったぜ爽快!と思うべきか、結局村からは出られないのだなあと諦観すべきか。 「贖罪の地」タイトルが効いてるなあ。 「天使のレシート」これは……。変わらない運命という虚無感。 「あなたの...
誉田さんって名前はよく見かけるけどあんまり読んだことないなあ、と思い読んでみた。 「帰省」やってやったぜ爽快!と思うべきか、結局村からは出られないのだなあと諦観すべきか。 「贖罪の地」タイトルが効いてるなあ。 「天使のレシート」これは……。変わらない運命という虚無感。 「あなたの本」これは……。「天使のレシート」の反対だな…。 「見守ることしかできなくて」これはタイトルで予想がついちゃいますね。でも、うん、爽やかでよかった。 「最後の街」そういうオチなんだ!?なんか予想外だった。 「交番勤務の宇宙人」唯一の穏やかハッピーエンド…ってことでいいのかな? ふむ、わりと後味悪い率が高いんですね。しかし短編はどれもなかなかおもしろかった。
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最後のオチが 最高に面白い 7話の短編集でした タモリの『世にも奇妙な物語』で ドラマ化しないかな? もしかしたらなってるかな? 誉田さん 姫川シリーズのような グロい作品から 爆笑探偵物まで 本当に幅広い作家さんですいね
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さすがは誉田哲也さん、どのストーリーも面白くて引き込まれました!現実的なお話ではなく、SFやファンタジーやホラー的な要素の短編集。ちょっと間抜けな「交番勤務の宇宙人」も可愛らしくて好きだけど、なんたって「見守ることしかできなくて」がスケート好きな私としてはツボでした。さらっと軽妙に書かれたラストに涙腺崩壊。もともと姫川シリーズのファンだけど、こういう作風もよかったです。
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面白かった。短編小説集。物語に関連性はない。 いろいろな側面の誉田作品が読めます。 1.帰省 なるほどね。そうきたか。夏にお勧め。 2.贖罪の地 ちょっとわかりにくかったかな。 3.天使のレシート 天使が出てくる話はいろいろあるけれど。うるっとくる直前でラストが良い。 4.あなた...
面白かった。短編小説集。物語に関連性はない。 いろいろな側面の誉田作品が読めます。 1.帰省 なるほどね。そうきたか。夏にお勧め。 2.贖罪の地 ちょっとわかりにくかったかな。 3.天使のレシート 天使が出てくる話はいろいろあるけれど。うるっとくる直前でラストが良い。 4.あなたの本 自分の未来が書いてある本を見つけたら。これもオチは予想できるが良かった。 5.見守ることしかできなくて ほのぼのとした恋愛系と思って読み続けると。このラストも良かった。この手の話はたくさんあり、好きな人が多いと思われます。 6.最後の街 70年代の日本のSF作品を思わせる作品。なんか懐かしい気がします。 7.交番勤務の宇宙人 思わずニヤリとしてしまう作品。下地となる「テレビドラマ」を知らないと面白味に欠けそう。でも日本人ならわかるでしょう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
交番勤務の~、東係長の名前に聞き覚えが。 小川巡査もどこかに出てた? この話はほんわかしたけど 怖いのとか薄気味悪いのとかいろいろ、 とにかく退屈はしなかったかな。
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「軽い本だなぁ」と思った。 立て続けにヒットを飛ばしている作家さんであるから引き出しが多いのはわかる、でもだからと言って原稿用紙のマス目を埋めるだけのようなやっつけ仕事が見えてしまうのはどうなんだろうか。 七つの短編はどれも面白いかと聞かれれば面白いと答えるだろうしTVドラマの脚...
「軽い本だなぁ」と思った。 立て続けにヒットを飛ばしている作家さんであるから引き出しが多いのはわかる、でもだからと言って原稿用紙のマス目を埋めるだけのようなやっつけ仕事が見えてしまうのはどうなんだろうか。 七つの短編はどれも面白いかと聞かれれば面白いと答えるだろうしTVドラマの脚本としては最適だろうと思うがやはり穿った見方かもしれないがテクニックだけが目立って心に感じるものがなかったのは確か。 虚構も現実も引っ括めてこれだけストーリーが溢れる世の中どっかで聞いたような話や読んだような話はあってよい、だがせっかく本を読むのだから何かしらのオリジナリティーに触れたい…そう思うのでありました
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短編。 贖罪の地は、意味分からんかった。 あなたの本は、私なら絶対未来をカンニングしてると思った。 交番勤務の宇宙人は、長編で読みたい。誉田さんぜひお願いします。
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7つの短編集。ぞっとするオチの話から心温まる話まで、幅広いといえば広いし面白く読んだんだけど…あんまり印象に残らないというか(^^; 誉田哲也といえば「武士道16・17」しか読んだことない(たぶん)ので、あぁこんなお話も書くんだな~と今後の参考にはなったかな? ☆3・5
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誉田哲也の短編集。「ストロベリーナイト」シリーズを読み、この人の書く短編とは堂のようなものかと興味をもち読んだ。物語の最後にそれぞれ「どんでん返し」や「おち」があり「なるほど」と思わせたり、驚かされたりした。ユーモアを感じさせる暖かい話や逆にぞっとさせられる最後が待ち受けている作...
誉田哲也の短編集。「ストロベリーナイト」シリーズを読み、この人の書く短編とは堂のようなものかと興味をもち読んだ。物語の最後にそれぞれ「どんでん返し」や「おち」があり「なるほど」と思わせたり、驚かされたりした。ユーモアを感じさせる暖かい話や逆にぞっとさせられる最後が待ち受けている作品まで多種多様だ。私がもっとも面白いと感じたのは表題作「あなたの本」だ。辛い最後が表現されているがこれが人生というものかもしれない。長編では味わえない著者の遊び心を感じさせる作品集だ。
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父親の本棚をあさっている時、「あなたの本」という本を見つけた。中を見てみると自分が生まれたときからの事が記されている。しかも未来まで書かれている。当初はばかばかしい作り話だと感じていたが、その通りに進みつつある自分の人生を経て、その本が恐ろしくなる。その為、先を読むことなく過ごし...
父親の本棚をあさっている時、「あなたの本」という本を見つけた。中を見てみると自分が生まれたときからの事が記されている。しかも未来まで書かれている。当初はばかばかしい作り話だと感じていたが、その通りに進みつつある自分の人生を経て、その本が恐ろしくなる。その為、先を読むことなく過ごしてきたが、その結果は吉か凶か。表題作をはじめSF的な短編集となっている。他には現実世界に実在する天使(コンビニで働いている)の真の目的と、神への反逆を書いた「天使のレシート」。フィギュアスケート界の新星に憧れる少年の気持ちを描いた「見守ることしかできなくて」。ウルトラセブンが地球の日本に赴任して来て困惑する様を書いた「交番勤務の宇宙人」など。どれも面白い。
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