労働経済学入門 の商品レビュー
労働経済学の観点で、しかし数字を使わずに、日本の労働問題を解説してくれている。非常に基本的なので分かっている話をしっかりと論理立てて説明してもらった印象。
Posted by
数式がほとんどない、非常にやさしい労働経済学の入門の入門といった感じ。賃金や失業の問題が主なテーマだが、人を対象にした学問だけあって、個人間格差の問題も大事みたい。個人的な関心は、物価と失業率の関係を表したフィリップス・カーブかな。安倍自民総裁が、日銀は失業率もターゲットにとか言...
数式がほとんどない、非常にやさしい労働経済学の入門の入門といった感じ。賃金や失業の問題が主なテーマだが、人を対象にした学問だけあって、個人間格差の問題も大事みたい。個人的な関心は、物価と失業率の関係を表したフィリップス・カーブかな。安倍自民総裁が、日銀は失業率もターゲットにとか言ってるけど、フィリップス・カーブぐらい知っているのだろうか。
Posted by
2012年に新版となっっていたので通読。ジョブカード制度も取り上げられていて新鮮。学校が担うのは若者の基礎的能力の向上、企業は採用後に訓練を施す。だから、その橋渡しがジョブカード? 橘木先生と太田先生は師弟関係なんですね。
Posted by
労働経済についての学術入門書。 「働くことの意味」といった内容から「インフレと失業率の関係」といった内容まで網羅されている。 時代を反映して、「女性」「若者」「高齢者」の労働とその社会的問題や影響について、大幅なページを割いて言及されているので、社会問題の解説書としてもおすす...
労働経済についての学術入門書。 「働くことの意味」といった内容から「インフレと失業率の関係」といった内容まで網羅されている。 時代を反映して、「女性」「若者」「高齢者」の労働とその社会的問題や影響について、大幅なページを割いて言及されているので、社会問題の解説書としてもおすすめ。
Posted by
本書は労働経済学の入門書である。 実際経済学の知識がない人でも全然読めるし、全体的に非常に直観に訴える形で書かれている。著者の一人である太田氏は現在日本で最も学術的評価の高い労働経済学者であり、読むに値する本だと思う。 本書はあくまで入門書であり、労働経済学の概要を示したものに過...
本書は労働経済学の入門書である。 実際経済学の知識がない人でも全然読めるし、全体的に非常に直観に訴える形で書かれている。著者の一人である太田氏は現在日本で最も学術的評価の高い労働経済学者であり、読むに値する本だと思う。 本書はあくまで入門書であり、労働経済学の概要を示したものに過ぎない。より詳しく知るためには、やはり経済学の知識を押さえた上でもう少し高度で具体的に書かれている本(例えば大森(2008))を読んでいくことが必要であると思う。
Posted by
- 1