新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか の商品レビュー
国民を騙し続けて日本を陥れる「ジャーナリズム」に愛想を尽かし、自ら「ジャーナリスト」の看板を降ろした著者が談合集団の「記者クラブ」に送る最後通告。東日本大震災に際して原発報道に右往左往する大手メディアの「役立たずさ」を糾弾し、真実を隠してウソの情報を流し、バレても責任を取らないマ...
国民を騙し続けて日本を陥れる「ジャーナリズム」に愛想を尽かし、自ら「ジャーナリスト」の看板を降ろした著者が談合集団の「記者クラブ」に送る最後通告。東日本大震災に際して原発報道に右往左往する大手メディアの「役立たずさ」を糾弾し、真実を隠してウソの情報を流し、バレても責任を取らないマスコミの横暴ぶりを暴く。記者クラブという日本独特のシステムと、不健全極まりない「官報複合体」に向け、最後の爆弾を投下する一冊であり、ネットで炎上しようが「インチキ記者」と呼ばれようが、巨大マスコミに喧嘩を売り続ける姿は「あっぱれ」と言える。
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新聞・テレビの姿勢をバッサバッサと斬っていて、非常に気持ちいいです。 また、ジャーナリストのあるべき姿には共感します。 が、正直言って、どこまで本当なのかがわからないので、★★★★☆にしました。 著者は、ネットの記事は正しいものが多いとの主張をしていますが、まだまだ玉石混...
新聞・テレビの姿勢をバッサバッサと斬っていて、非常に気持ちいいです。 また、ジャーナリストのあるべき姿には共感します。 が、正直言って、どこまで本当なのかがわからないので、★★★★☆にしました。 著者は、ネットの記事は正しいものが多いとの主張をしていますが、まだまだ玉石混交というのが自分のイメージです。 とはいえ、ネットの記事の精度も、随分上がってきたとは思います。
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沖縄の不都合な真実をちょうど読んだ後で、メディアに対して興味が湧いていたんだと思う。図書館でほんとにふと目について、借りた。 恥ずかしながら、上杉隆さんを初めて知ったのだが、それがまさに既存メディアの掌で転がされているのかも。 上杉さんの他の本も読みたいと思います。
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カテゴリ:図書館企画展示 2015年度第1回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第1弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 木下ひさし教授(教育学科)からのおすすめ図書を展示しました。 開催期間:...
カテゴリ:図書館企画展示 2015年度第1回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第1弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 木下ひさし教授(教育学科)からのおすすめ図書を展示しました。 開催期間:2015年4月8日(水) ~ 2015年6月13日(土) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース ◎手軽に新書を読んでみよう 1938年に岩波新書が創刊されたのが新書の始まりです。 値段も分量も手ごろな新書は「軽く」見られがちなところもありますが、内容的に読み応えのあるものも多くあります。気に入った著者やテーマで探してみるとけっこう面白い本が見つかるものです。広い視野を持つために、興味や関心を広げるために新書の棚を眺めてみましょう。刊行中の新書を多様な角度から検索できるサイトもあります。(「新書マップ」) ◇新書で社会を読んでみる 本に書かれていること(情報)すべてを鵜呑みにすることはできません。しかし、情報を判断するための情報もまた必要です。多様なニュースソースから情報を得て、物の見方や考え方を養いマスコミに騙されないような自分をつくりたいものです。
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上杉氏はNHK報道局やニューヨークタイムズの記者を経て、フリージャーナリストとなった方である。そんな著者が日本のマスコミ体質を痛烈に批判している。例えば鉢呂経産大臣の「放射能つけちゃうぞ発言」はマスコミの完全なでっち上げだった。実際の場面のICレコーダを再生したところ、「放射能を...
上杉氏はNHK報道局やニューヨークタイムズの記者を経て、フリージャーナリストとなった方である。そんな著者が日本のマスコミ体質を痛烈に批判している。例えば鉢呂経産大臣の「放射能つけちゃうぞ発言」はマスコミの完全なでっち上げだった。実際の場面のICレコーダを再生したところ、「放射能をうつさないで」と発言したのは記者のほうであったようだ。また、政府の官房機密費でマスコミ記者の記したメモをいち早く官邸に買い取らせ、上層部が裏金としてプールしている件などがあげられている。そして記者クラブの存在がマスコミを堕落させていると説く。いまなお大手マスコミは原発事故でも嘘を垂れ流している。これから真実は何処から報道されるのであろうか。
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海外におけるジャーナリストの頂点はフリーランスになることだそうだ。同じ組織に長年いて幹部になるというのは尊敬されるジャーナリストではないようだ。日本のジャーナリズムの数々の問題点を指摘。
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著者の著作は結構読んでいるが、これもいつもの上杉節でやや食傷気味。怒りがベースになっている文章は品がない。 既存のメディア、特に新聞社の傲慢さとご都合主義は最近よく実感する。消費増税でもその欺瞞性がいかんなく発揮されていた。しょせん利益追求の私企業なんだから偉そうなこと言うな、と...
著者の著作は結構読んでいるが、これもいつもの上杉節でやや食傷気味。怒りがベースになっている文章は品がない。 既存のメディア、特に新聞社の傲慢さとご都合主義は最近よく実感する。消費増税でもその欺瞞性がいかんなく発揮されていた。しょせん利益追求の私企業なんだから偉そうなこと言うな、という感じ。中途半端で偽善的な正義感を振り回すのは社会にとって最悪ですらある。
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著者の著作に興味があったので読んで観た。著者の著作の中で初めて読んだ本。震災報道のメルトダウンしているのか、していないのかといった報道のわかりにくさの理由がよくわかった。「記者クラブ」の問題点がよくわかった。本書を読んで「記者クラブ」は無くした方がいいと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自由報道協会前代表理事の上杉氏による痛快な記者クラブ批判。 福島原発の影響もあり、日本の報道の自由度ランキングが53位へと失墜した(非政府組織「国境なき記者団(Reporters Without Borders)」による)のは記憶に新しいが、その要因の一つともいえる話。 興味深かったのは、「ニューヨークタイムズ」「アルジャジーラ」までもが、オプ・エドと呼ばれる報道手法をとっているという世界の常識である。 オプ・エドとは、一つの意見ではなく、双方の意見を並列的に述べる手法だが、日本のように、記者クラブによって各社が一つの意見に収束するような仕組みになっているのは前時代的であるという切り口であった。 もちろんオプエド導入の背景には、国民の取捨選択をする「選別眼」があることは言うまでもない。それ自体は義務教育時代のディベート教育に由来するが、その点でも日本は発展させていくべきであろうという所感を持った。
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新聞やテレビが信用ならないモノだという事は分かっていたが、その理由についてこの本は書いてあった。大半は愚痴調なのだが…
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