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いま中国人は何を考えているのか の商品レビュー

3.4

25件のお客様レビュー

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2014/02/11

「中国」と言っても、一枚岩ではないということ。実際に中国人と日々つきあっている筆者の実感をこめたエピソードあれこれ。内田樹氏の講演で加藤さんの名前を知ってこの本を購入したものの、積ん読してて、やっと読了。時機を外してしまいましたが。

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2013/04/04

「なぜスタバにショートサイズがないのか」「反日デモをする本当の理由とは」…。そんな市井に関する人間たちの話題から、機微に触れかねないような日中間の外交問題、さらにはチベットに赴き、実情を探ったルポ。 『中国で一番有名な日本人』としていまや日本でもよくマスメディアで発言する機会...

「なぜスタバにショートサイズがないのか」「反日デモをする本当の理由とは」…。そんな市井に関する人間たちの話題から、機微に触れかねないような日中間の外交問題、さらにはチベットに赴き、実情を探ったルポ。 『中国で一番有名な日本人』としていまや日本でもよくマスメディアで発言する機会を見かけるようになった筆者が記す『最新の中国事情』に関するルポルタージュです。 中国の政界の機微に触れるような話から、 「なぜスタバにショートサイズがないのか」 といったような市井にまつわるお話。もしくは中国の若者は 「反日デモをする本当の理由とは」…。 といった日中間に関する微妙この上ない話に至るまで筆者の中国を見つめる目の鋭さと、中国は北京大学を皮切りに世界に向けて発信をする筆者ならではの筆致は新しい世代の論客、知識人が出てきたんだなと思うにいたるものでありました。 筆者のブログや中国版のツイッターはネットユーザーはほぼ確実にチェックされているらしく、中には中国の首脳クラスまでが彼の発言に耳を傾けているという『実績』は体ひとつで13億人の生きる国で生きてきたある種の『強さ』を感じさせるものでした。僕がなるほどと思った箇所は日本側から決して見ることのできないチベットに関する事情で、日頃、観光客に向かって自らの『本音』を決して打ち明けることのないチベット人たちの貴重な『声』が掲載されていて、その部分は非常に参考になりました。 筆者をいざなったチベット人ガイドが言った『あと20年もすればチベット自治区からチベットなる文化・風習は消えうせてしまうだろうね』という場面は本当に衝撃的でした。そして巻末のほうに収録されている中国の労働者の動向も面白かったです。ここ最近の中国の内部事情に関することを知る手がかりになるかと思われます。

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2013/02/19

日本の少子高齢化を受けて、中国人労働者が日本に流入してくる可能性はある。 そういう意味でも、この本を呼んで、中国人を知るいい機会になったと思う。

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2012/12/25

通信教育の小論文課題に引用出来るかなと考え、読み始めました。 本の帯には「何故か中国のスタバにはショートサイズがない」という誘い文句らしいものが、、、正直あんまり本筋と関係なかった。ちなみに、中国でショートサイズがないのは単に飲む量が多いからと、中国のコーヒーは薄いらしいからだ...

通信教育の小論文課題に引用出来るかなと考え、読み始めました。 本の帯には「何故か中国のスタバにはショートサイズがない」という誘い文句らしいものが、、、正直あんまり本筋と関係なかった。ちなみに、中国でショートサイズがないのは単に飲む量が多いからと、中国のコーヒーは薄いらしいからだそうです(コーヒーを飲む習慣がないから、あんまり苦くしすぎても売れないとのこと) 中国は今まで北京、広東省・Dongguan市に合計で2ヶ月程度しか滞在した事がなく、正直わからない事だらけ。それなのに、現在中国語検定の勉強したり、中国での生活へ着々と準備を進めている訳なので、今中国人が何を考えているのか興味津々なのです。 一人っ子政策世代である「80後」「90後」世代が何かと問題視されますが、カナダで出会った彼らは真面目に人生を考えている普通の若者でした。ただし、中国国内に置かれた場合、発言や行動がカナダでのそれと変わってしまうんだろうな。国を離れることで、等身大の彼らを見る事が出来るんだろうな。

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2013/02/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

中国に対するイメージはいろいろあるがその現状を伝える本書。思っていた通りの部分がある一方でやはり思い違いしていた部分もかなりあった。 個人的にはもっと図などをつけて読みやすくしてくれても良かったかなと思います。

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2012/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いま中国人は何を考えているのか」読了。2012年31冊目(31/100)。 「中国で一番有名な日本人」で話題の加藤嘉一さんの本。中国や韓国との領土問題が気になる昨今、勉強のために読んでみた。 読んでみた感想としては、だいたい自分が思っていた中国のイメージを同じだったが、中国のネットユーザーワンミン(網民)の力が政権に影響を与える時代になっているのは新鮮な話だった。全体を通して、今までの中国、今の中国、これからの中国が何となく見えてくるような一冊。 中でも一番印象的だったのは、加藤嘉一さんが中国で発言(言論・評論)をする時に満たそうとしている4つの軸の話。 1.日本の国益や日本人としての自尊心を傷つけないこと 2.中国の体制・国情にけるボトムラインには触れないこと 3.中国の国民に面白い、ためになると感じてもらうこと 4.中国政府、インテリなどに政策提言として啓発的だと認識してもらうこと これが、4つの軸だそうだ。これを守ろうとすると、限られた話になるとのことだが、中国で発言(または中国に対して発言)していくには、これを守ることが本当に必要だと感じる。

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2012/10/18

大きく3部構成に分かれていて、 前半はネット大国となり「中国高速鉄道衝突事故」「劉暁波ノーベル平和賞」などで中国民主化の可能性を示唆した内容。 中盤は「対日」についての内容。 後半はチベット問題、生活水準や労働環境の苛酷さを取りあげた、前半とは対照的にネガティブな内容、です。 ...

大きく3部構成に分かれていて、 前半はネット大国となり「中国高速鉄道衝突事故」「劉暁波ノーベル平和賞」などで中国民主化の可能性を示唆した内容。 中盤は「対日」についての内容。 後半はチベット問題、生活水準や労働環境の苛酷さを取りあげた、前半とは対照的にネガティブな内容、です。 どこかハードボイルドな文体のお陰でサクサク読みましたが、まず雑感として「中国って、いちいち規模がでけぇ」 ネットユーザー5億人、2500万人のリストラって、日本では考えられません。 それで一党独裁体制で丸めこもうってんだから、24時間体制のネット統制に4つの党を要するし、 反対に「ガス抜き」の代表であるW杯の時期には、ほとんどの会社が勤務時間をズラす(しかも自国は出てないのに!) そして、そのパワーが「反日」に向いた時を述べた第4章には少し恐怖しました。 日本を批判することが政治的に正しい、という方程式を持った国民を率いて、国家運営を進めなければならない中国共産党を、果たして心から批判できるだろうか? 私の様な何も知らない日本人から見れば「ちゃんと統制しろよ!」と言いたくなる。 けれどそういったプロパガンダが染みついた国民を、逆撫でしては政権が崩壊しかねず、輸出の面で経済も生活水準も落ちていく。 そんな気難しい国の統制をするだなんて、何が起こっても何もしない日本をまとめるよりも、よっぽど高度な腕が試されていますね。 8月に上海へ行った時、お店の従業員の態度の悪さや、電車に乗り込む時のマナーの悪さなどが気になりましたが、青島から旅行で来た大学生の二人は、日本にとても興味を持って「来年北海道に行くんだ!」と話してくれました。 職場の中国人労働者も、良い意味で自己主張が激しく、勤勉で、そして日本人よりもずっとアクティブで、見ていて元気が出ます。 こんな平和な日本に生まれた我々と、生まれながらに「抗日戦争における勝利」の意味を浸透させた国民とが、政治的に分かりあうのはまあ難しいでしょう。 ただ、食わず嫌いでただいがみ合っていても何の意味もなく利益にもならない。 だから旅先や仕事で会う彼らの良さや日本の良さを伝え合って、「あぁ、意外と良い人たちなのか」と庶民レベルで分かるだけでも十分だと思います。 考えれば考えるホド、こんなに近い国同士が仲悪いって、不毛!!

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2012/09/13

個人が、「〇〇人はこうだ」というのは、その人がそう思う、であって、国家の方向を語れるものではないと思います。そうしたバイアスに気をつけながら読んでみる。スタバの有無で文化度を図るって、ベクトル限定されすぎでは。全体的には、中国人は日本人を気にしているよ、日本人はどうよ、という感じ...

個人が、「〇〇人はこうだ」というのは、その人がそう思う、であって、国家の方向を語れるものではないと思います。そうしたバイアスに気をつけながら読んでみる。スタバの有無で文化度を図るって、ベクトル限定されすぎでは。全体的には、中国人は日本人を気にしているよ、日本人はどうよ、という感じ。これを持って中国人は、と語るのは怖いですな。でも、その逆の行為で、中国人の持つステレオタイプな日本人像が出来てるんだね、多分。そういう意味で、中国的な本だな〜と感じました。まあ、面白いですけどね。

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2012/07/08

中国に造詣の深い加藤嘉一が書いた中国の解説書 「インターネットの普及が政策決定の脅威になっており、4つの党・政府機関がネット監視を行っている。」そうな 確かに中国ではFaceBookとか見れなかったしなぁ

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2012/07/04

中国通の著者による一冊。 確かに、13億人もいれば一括りってわけにはいかず、いろんな考えの人がいるんだろうし、あんまり先入観を持たずに、仲良くしたらいいよね。

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