猫弁 の商品レビュー
たぶん、ブクログで見かけて借りてみた本。 てっきりお弁当の話かと思ってたら、ぜんっぜん違うかった(笑)。 それ以外にはまったく先入観を持たずにページを開いたのだけど、そもそもが「ドラマ原作大賞」の受賞作やったようで、ちょっとテンションダウン・・・(笑)。 前述のとおり、ドラマや...
たぶん、ブクログで見かけて借りてみた本。 てっきりお弁当の話かと思ってたら、ぜんっぜん違うかった(笑)。 それ以外にはまったく先入観を持たずにページを開いたのだけど、そもそもが「ドラマ原作大賞」の受賞作やったようで、ちょっとテンションダウン・・・(笑)。 前述のとおり、ドラマや映画などの映像で見せて面白いものと、小説で見せて面白いものは違うと思うねんね・・・。 この本は、ドラマで見るほうが面白いってことかな・・・。 と、かなりテンションダウンで読み始めたのよ。 ほしたら、それこそ先入観かもしれへんけど、文章がすごいト書きみたい・・・。 〇〇する、△△している、◇◇する、の、羅列で、簡潔に意味は伝わるんやけど、なんちゅうかこう、小説としての言葉遊びというか、 「ああ、こういう表現きれいやなあ」 っていうような情緒(もうすごいエラそうでほんますいません)が、全然ないなあ、と、思ってました。 しかも、描写がちょっと下品・・・。 細かく書いているのだけど、「そういうところは細かく書かなくてもいいのに」ちゅうような箇所もあって、 「ああこりゃ好み外かな」 と、思って、数ページで閉じようかと思った・・・のよ・・・。 のに・・・。 妙に、文章がスルスル入ってくるねんな。ようは、読みやすい。 もしかしてそれは上記のように文章そのものを簡潔に書くから、ついつい目で追いやすいねんね。 目で追ううちに物語に引き込まれていって、結局イッキ読みよ・・・。 面白かった。 面白かったです! 続編も、読みます!! 文章云々とかほんまエラそうにいうてるけど、それ以前に内容がすごいよかった。 パズルのピースを順番に出していって、百瀬でなくても(失礼) 「あ、このピースとこのピースがはまるんやな」 って読んでてすぐにわかるのに、それをどうやってはめるのかが知りたくてついつい読み進めてしまう。 ほんで、ひとつずつピタリピタリとピースがはまっていくねん。読んでてこの爽快感、すごいわ。 最終的にはすごいハッピーエンドやし、読了後スッキリする。 やっぱりこういうふうに、スッキリできるのがいいよ! ああ、面白かったなって思えるもの。 著者がいうように、登場人物ひとりひとりに気持ちをこめてはったと思う。 ああー、読んでてほんわりとするのはそこがあるからかもな。 また、〇〇する、△△している、◇◇する、の、羅列なんやけど、 「よくこういう表現をしはるな!」 と、膝を打ちたくなるような表現もあるねん。 それがどこでどうっていうのは説明できひんけど、丁寧な描写が心理面で来たら 「深いところを表現しはるな」 って思うし、ちょっと下品なネタやったら 「それはそこまで詳しく書かなくてもいいのに」 って思う。 どちらにしろ、文章から受ける情報量がすごい多いのかもね! それでないと、これだけのボリュームで、これだけ簡潔な文章を書いて、これだけの伏線と回収はできひん気がする。 このへんは詳しくは書かないのね、って思ってるところもちゃんと回収してたしなあ。 すごい。 そんなこんなで、構成や展開も見事やったけれど、内容も「ハッ」とするようなことも多かった。 猫はもちろん、靴な! 靴も大事やなあ。 確かに、私の年代になると靴とかばんと時計はちゃんとしとかなって言われるもんね・・・(残念ながらしてへんけど)。 いい靴を買わねばならんなとしみじみ思った。 確かに「地に足をつける」っていうもんね。その、つける足がしっくりきてなかったらつけようもないわ。 ほんで、上を向いたら前頭葉に隙間ができてっていうのも、面白いなと思った。 ちょうど涙も止まってエエやん、と、思いつつ読んでたけど、そこらへんもバシッと言い切ってたね。 地位や金に野心がない人は弱みがないから強敵というのも、唸ったわー。 でも、野心があるから向上できることもあるんやし、それぞれやな。 「何を考えてるか分からない人間は、何も考えていない人間」 ちゅうのは、覚えておこうと思った。 要するに、何を考えてるか分からない人間に振り回されるほど無駄ってことね! (2017.04.04)
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ミステリーと紹介されていますが、ミステリーとして読むには物足りないです。 主人公が弁護士という事で、法廷での戦いとか多少はあるのかな~と期待していたのですが、そんなものは有りませんし♪ 事件を解決したのも三千代婆さんのような気が・・・・w。 ただ、個性的で、あったかい登場人物が...
ミステリーと紹介されていますが、ミステリーとして読むには物足りないです。 主人公が弁護士という事で、法廷での戦いとか多少はあるのかな~と期待していたのですが、そんなものは有りませんし♪ 事件を解決したのも三千代婆さんのような気が・・・・w。 ただ、個性的で、あったかい登場人物が多く、どの人も、とっても魅力的に書かれているので、ハートフルストーリーとして読むと、とても面白いです!
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たくさんの雑多な物事が、ぐるぐる回って、1つに丸く収まっていく。 こういうお話は気持ちがいいですね。 みんなの欲しいものは家族だったのかもしれませんね。 捨て猫も、弁護士も、社長も、泥棒も、血が繋がってはいなくても、心通う家族。
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猫弁先生が結婚相手見つけた時に泣いてしまった。まさかここで繋がるとは思ってなかった。かなり不意をつかれた。シリーズで読まなきゃ!
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久しぶりにちょっとうるっとする本に出会った。 百瀬の受ける案件や間に挟み込まれる他の人のストーリーの一つ一つが繋がっていく様が見事で、百瀬と一緒にパズルがパチパチハマっていく感覚を味わえた。 亜子が百瀬にしたちょっとどうかと思うこと以外は本当に良かった。 最後のひまわりの話が心に...
久しぶりにちょっとうるっとする本に出会った。 百瀬の受ける案件や間に挟み込まれる他の人のストーリーの一つ一つが繋がっていく様が見事で、百瀬と一緒にパズルがパチパチハマっていく感覚を味わえた。 亜子が百瀬にしたちょっとどうかと思うこと以外は本当に良かった。 最後のひまわりの話が心に沁みた。
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図書館にシリーズ全巻横並びしてたので 一気に借りてみた。 まさに新人賞受賞作。 荒いし展開は読めるけど キャラが立ってて面白く読めた。 続きが楽しみ。 【図書館・初読・12月4日読了】
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読み始めはダラダラとした感じだったのが百瀬の生い立ちの話しがでたあたりから一気に面白くなった。 すべてのことがハッピーエンドに落ち着くのがものすごく心地よく、読後はホンワカした気分になる。
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最後の方は 面白いくらいはまっていくピースの爽快感にのまれて ただただ急かされるようにページをめくっていました。 怒濤てこんな感じ? でも内容は非常にやわらかくあたたかいです。 もう本当、 おさまる所におさまったという感じで 秋田のあの人たちが本当に良かったなあって。 実は...
最後の方は 面白いくらいはまっていくピースの爽快感にのまれて ただただ急かされるようにページをめくっていました。 怒濤てこんな感じ? でも内容は非常にやわらかくあたたかいです。 もう本当、 おさまる所におさまったという感じで 秋田のあの人たちが本当に良かったなあって。 実は2から読んでしまったので 『なぜ秋田にくつを買いに行くんだ?』 と思っていたのですが、納得。 この方の作品は全部読みたい。 生涯追っかけていきたいです! 余談ですが ドラマ化してたのを後から知りまして。 口惜しや‥‥‥ 笑 百瀬→吉岡秀隆 春美→柳原加奈子 ナイスキャスティング!! そしてもう1回『雪猫』を読みたくなりました。
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主人公の性格がとても柔らかく好印象だった。読み終わった後にほっとする作品。一応ミステリーの枠に入るが、普通に小説として面白い。トリックというか最後のどんでん返しが素晴らしかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あずかりやさん、がおもしろかったし、 前から気になっていたシリーズだったので手に取る。 表紙もかわいらしい、ですし。 読むとあったかい気持ちになって元気がでる、そんな作品をかきたい、と著者の大山さんが前書きでかいてらしたが、 まさに、そのとーっりの作品。 いやーハートフルやあ! 登場人物と登場人物が、繋がっていく、とゆー私の好きなタイプで、その繋がり方もおしつけがましくない、とゆーか、とても好ましい感じ。 主人公の、”天才”とゆー部分は、あってもなくてもいいような気もするものの、優秀なんだが、どこかぬけている(?)ようでもあり、なかなか魅力的な人物だ。 靴磨きのおばあさんは、実は幽霊だった!とかゆー説を 結構有力に考えたりもしててんだが、漫才コンビと彼女が出会った時点で、それはなし、に。 あ、それから未来へ!な看板にそれてそれて同じとこにいきつく漫才コンビとタクシーの運ちゃん、とゆー展開がおもしろかった。 霊柩車誘拐事件と同時進行の百瀬のお見合い大作戦~。 ともに、円満解決をみて、よかったよかった。 まあ、大福さんの気持ちは冒頭からバレバレでしたので、当然の結果でしたが、まさか、そこに繋がってくるとはねー。ちょっと都合がよすぎる甘甘な展開でしたが、それもまたよし、とゆーことで。 泣かないためのおまじない、正義のひまわりの黄色、と 思いもよらなかった母の愛、にかんっぜんにやられました。 いやーいい話や。 次も読もーっと。
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