われ敗れたり の商品レビュー
既に亡くなられてから10数年経つ米長先生について、どういう人物なのか興味を持った。また、勉強についてある種否定的とも取れる言葉をいくつか残されている先生がコンピュータに負けどのような感想を持たれたのか興味があった。 前半パートの将棋aiと対局するにあたってどのように準備しどのよう...
既に亡くなられてから10数年経つ米長先生について、どういう人物なのか興味を持った。また、勉強についてある種否定的とも取れる言葉をいくつか残されている先生がコンピュータに負けどのような感想を持たれたのか興味があった。 前半パートの将棋aiと対局するにあたってどのように準備しどのように考えその日までを過ごしていたのかというノンフィクションは、結末を知っていてもワクワクさせられたし、何より米長先生の熱意が感じられてとても興味深かった。 当時とは違い、今では将棋aiに勝とうとする人は誰もいません。それほどまでに将棋aiは強くなりました。先生が熱心に解説しておられる新米長玉も巻末の有識者による未来予想も今の将棋aiには通用しないでしょう。しかし、1人の人間が大一番にどう向き合いどう立ち向かったかという部分は未来永劫、歳を取らず価値を帯びつつけるものなんだろうと感じた。
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「こんなに自分というものを殺して指す先生をはじめてみました。しかし、すばらしい将棋だった」 まず自分がコンピューターより弱いと認識し、コンピューターを研究し弱点を探りコンピューター対策の手を用意する。勝負を優位に進めるんだけど最後は人間的な理由がきっかけで負けてしまう。 かっこい...
「こんなに自分というものを殺して指す先生をはじめてみました。しかし、すばらしい将棋だった」 まず自分がコンピューターより弱いと認識し、コンピューターを研究し弱点を探りコンピューター対策の手を用意する。勝負を優位に進めるんだけど最後は人間的な理由がきっかけで負けてしまう。 かっこいいジジイ。ネテロ会長みたい。
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2012年1月14日ボンクラーズとの対戦。同1月31日本書上梓。同12月18日没。 あとがきに、この本は私の将棋界への遺言書になるかもしれません。と。。 艶とユーモアのお人柄がうかがえる、名著でありました。
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プロの将棋指し・米長邦雄の老獪さ、カッコよさ、勝負への向き合い方とその準備を実に楽しませてくれる一冊。将棋とはなんて面白いのだろう、なんて素敵な人生を送った人だろうと思わせてくれる。
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われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る 米長邦雄 2012年2月10日初版発行 2018年7月2日読了 永世棋聖 米長邦雄 対 ボンクラーズとの対局について対戦した米長邦雄が書いた記録的一冊。 2手目6ニ玉への想い。 プロ棋士よりも強くなったコンピューターと対戦する事...
われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る 米長邦雄 2012年2月10日初版発行 2018年7月2日読了 永世棋聖 米長邦雄 対 ボンクラーズとの対局について対戦した米長邦雄が書いた記録的一冊。 2手目6ニ玉への想い。 プロ棋士よりも強くなったコンピューターと対戦する事になった時の対策。 68歳という自分を客観的に見つめて戦う勝負姿勢。 ときどき炸裂する米長語録。敗戦後の記者会見全文。昼食休憩時の一幕など。裏話も書いてあって読んでいて面白かった。 ・羽生さんとコンピューターが対戦するには約七億。それでも羽生さんにとっては金銭的に損なレベル。 これは羽生さんに聞いた時、「コンピューターと対戦するとしたら全ての対局をキャンセルして対策します」との発言から。 それは人間との対局をしない事であり、タイトルも全て手離すということ。 ・米長旧名人なら対局料1000万。「格安物件」商法には策士だなと思った。 ・妻から「あなたは勝てません」なぜなら、今、若い愛人がいないでしょう。とのこと。米長邦雄らしいエピソードですね。 でも、それだけ勢いという物が全盛期に比べて落ちていたとの事だったと敗戦後、省みてる。 コンピューター将棋とプロ棋士の節目となる対戦を記録した価値ある一冊ですね。
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臨場感あふれる敗戦までの心理をまとめた記録。将棋の域を超えたものがあり将棋に通じていなくとも十分に楽しめる。コンピュータ相手だろうと何事も勝負の基本は相手を分析し持ちうるスキルをもって如何に対策を立てるか、に尽きると思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
将棋は判らない(駒の動かし方は知っているし、将棋を指したことはあるが、定跡は全く知らない)。が、今回の米長棋聖の周到な準備、勝つための執念には恐れ入る。勝負師の面目躍如といったところ。一方、そんな彼を破ったコンピュータソフト「ボンクラーズ」の凄さも。米長夫人の「若い愛人のいない今のあなたでは勝てない」との言は、真の勝負師の迫力は女性を心底虜にするほどのものだ、ということを意味するのだろう。そして夫人も、おそらくその一人だったにちがいない。勝負師の片鱗を伺わせた米長永世棋聖。敗れたりとはいえ実にカッコイイ。
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コンピューターと対戦内容を綴った米長永世棋聖の著書。将棋を知らなくても、著者の考え方は周囲の評価などを含め、勝つためにあらゆる手段を講じるのか、それとも自分のスタイルを貫き通すのかを考えさせられた。また勝負の模様をニコニコ動画で配信するなど、新しい事へのチャレンジは歴史のある将棋...
コンピューターと対戦内容を綴った米長永世棋聖の著書。将棋を知らなくても、著者の考え方は周囲の評価などを含め、勝つためにあらゆる手段を講じるのか、それとも自分のスタイルを貫き通すのかを考えさせられた。また勝負の模様をニコニコ動画で配信するなど、新しい事へのチャレンジは歴史のある将棋界にもかかわらず、周囲のメディアや業界に比べフットワークが軽く、感心させられる。
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★SIST読書マラソン2015推薦図書★ 【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&c...
★SIST読書マラソン2015推薦図書★ 【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11200450
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将棋の駒の動かしかたはわかります。その程度のレベルでも大変おもしろく読めました。 著者の将棋、将棋差しへの優しさ、愛を感じました。 いろんな世界に通じると思いますが新しいものとの出会い、そして対峙の方法は難しく、一歩間違えば自滅、崩壊への道も見え隠れする。そんな中でもやはりいつま...
将棋の駒の動かしかたはわかります。その程度のレベルでも大変おもしろく読めました。 著者の将棋、将棋差しへの優しさ、愛を感じました。 いろんな世界に通じると思いますが新しいものとの出会い、そして対峙の方法は難しく、一歩間違えば自滅、崩壊への道も見え隠れする。そんな中でもやはりいつまでも逃げ切れる訳でないのでそのタイミングは責任ある立場であればあるほど難しいのでしょう。 理由はあったにせよ、本当に良かったんだろうなと個人的には思います。がんばれ人間。
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