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知力の鍛え方 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2013/01/30

日本人は、頭を使わなくなっていると論破。 疑問を持つことが自分で考える訓練になる。なるほどと納得していては頭は働いていない。 これからの時代は、問題発見能力がある人が成功する。当たり前と思われることでも疑問を持つこと。どんなこともいい面と悪い面がある。 そのためには、自分はわから...

日本人は、頭を使わなくなっていると論破。 疑問を持つことが自分で考える訓練になる。なるほどと納得していては頭は働いていない。 これからの時代は、問題発見能力がある人が成功する。当たり前と思われることでも疑問を持つこと。どんなこともいい面と悪い面がある。 そのためには、自分はわからないことだらけだという謙虚な姿勢を保つこと。 物事を断定せずに「かもしれない」と考える。 まず自分の施行パターンも認識して客観的に自分を見る(メタ認知)の訓練が重要。

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2012/12/09

常に疑問力を働かせ、物事を多面的に見ることの重要性を説いている。常に好奇心、理性的な範囲で刺激を求め続けることが、人生を厚みあるものにしていくことは間違いない。 心理学をどう実学に活かしていくかという視点も面白い。

Posted byブクログ

2012/06/17

精神科医が書いた自己啓発本。書いてある内容は基本的に他の本と大してかわりはないが、精神科医の視点で書かれているところは説得力が多少あるかも。ちょっとくどい表現が続きますが、、、

Posted byブクログ

2012/04/28

疑問を持つこと、問題解決能力より問題発見能力が重要なこと。メタ認知が出来るようにするなど示唆に富む内容。

Posted byブクログ

2012/04/16

この本が伝えたいのは、外部から入ってきた情報をいかに多角的に分析できるか。それは他人の言葉を疑うことであり、内省することでもある。地震、放射能、増税、etc...複雑化する社会問題に直面する今こそ、私たちがそういった問題にどうやって向き合っていくべきかを説いた一冊です。内容の充実...

この本が伝えたいのは、外部から入ってきた情報をいかに多角的に分析できるか。それは他人の言葉を疑うことであり、内省することでもある。地震、放射能、増税、etc...複雑化する社会問題に直面する今こそ、私たちがそういった問題にどうやって向き合っていくべきかを説いた一冊です。内容の充実度は言わずもがなですが、和田先生の媚びずに堂々としているスタンスも魅力の一つだと思います。

Posted byブクログ

2012/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年14冊目。 238頁。 三省堂神保町店で購入。 ≪本文引用≫ p.54  そもそも国家や国旗を大事にするのは、偶像崇拝であるキリスト教や、歌を異様なほど大事にするキリスト教文化の影響です。もともとのアジアの文化にはないものです。 ≪中略≫  歌に対するこだわりが非常に強いのは、官軍が歌で勝とうとしたことが背景にあります。 p.55  社会心理学には「属人思考」と「属事思考」という考え方があります。  「属人思考」とは、その発言が正しいかどうかを「人」で判断することです。 ≪中略≫  それに対して、発言内容そのものや一つ一つの「事柄」を吟味して正しいかどうか判断することを「属事思考」と呼んでいます。  思考力を鍛えようと思ったら、属人思考をやめて、属事思考に徹する必要があります。 p.84  認知的成熟度が低い人ほど、白黒はっきりさせたがるものです。敵か味方か、いい奴か悪い奴かという色分けをはっきりさせて、中間の領域を認めようとしません。クレーマーやモンスターペアレントとは、まさにそうした人たちです。  認知的成熟度の高い人なら、教師の指導に問題があっても、自分の子どもにもわがまま勝手な振る舞いがあった、3割は教師の責任だが7割は子どもが悪い、というように、グレーの程度を見ながら話し合いができます。 p.118  自分の知識の状態や思考パターン、自分の能力特性、ものの見方などを、客観的な立場に立って考えてみることを、メタ認知と呼んでいます。 p.119  日本では、残念ながらまだ心理学をビジネスに結びつける本格的な試みはなされていないようです。 ≪中略≫ いまや時代は「eビジネス」などを超え、確実に「サイコ」(psycho)、つまり「心理の」という意味である「pビジネス」の時代に入っているというのが、私がこの世情にたいして抱いた疑問から導かれた答えです。

Posted byブクログ

2012/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 テレビによる愚民化、こども手当への切り返し、政治の未成熟と民度の関係などつかみの部分は面白かった。しかしその後の展開は、精神科医らしい分かりやすい、口調や凡例を挙げた内容ではあるのだが、どこか物足りなさを感じた。一つ一つが、深くならず、話題がどんどんと展開するためであろうか。読みやすいとは感じた。しかし、テレビを見ているような安易さもあるのである。  ただし、認知的未成熟さとクレーマーの問題、世の中の大半はグレーゾーンであること、物事の多面性など提言としては、共感を持てる。他にも、疑問を呈するタイミングと方法の重要性、愚痴を生産的な疑問に変えること、メタ認知力が欠如しているとどうなるか、などの話題は面白い。  著者の自慢的な風潮と、ベタな恋愛話しがもう少し別の形になると、よりよい読了感が得られるのだが。

Posted byブクログ