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花酔ひ の商品レビュー

3.1

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    3

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2024/07/28

4人それぞれの視点から話が展開されていくスタイル。今でこそ様々な性嗜好が受け入れられつつあるけど、12年前の作品かと思うと、思い切ったなぁ、と。 12年若い自分が、12年前の価値観で読んでいたら、受け入れられない内容だったかも知れない。現在の私は、ぴったりとパズルのピースが当ては...

4人それぞれの視点から話が展開されていくスタイル。今でこそ様々な性嗜好が受け入れられつつあるけど、12年前の作品かと思うと、思い切ったなぁ、と。 12年若い自分が、12年前の価値観で読んでいたら、受け入れられない内容だったかも知れない。現在の私は、ぴったりとパズルのピースが当てはまるような相手に(どんなパズルであれ)、生きている間に出会える事って、奇跡に近い幸せな事かも、という感想です。

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2024/02/10

漸く暖かくなってきたね ってな事で、村山由佳の『花酔ひ』 ヤバいです。 かなりエロいです はっきり言って官能小説って言っても過言では無いかも 麻子と誠司、千桜と正隆の二組の夫婦が織り成すダブル不倫? いや、4人の内1人だけが知らされてないスワッピングなのか……。 そ...

漸く暖かくなってきたね ってな事で、村山由佳の『花酔ひ』 ヤバいです。 かなりエロいです はっきり言って官能小説って言っても過言では無いかも 麻子と誠司、千桜と正隆の二組の夫婦が織り成すダブル不倫? いや、4人の内1人だけが知らされてないスワッピングなのか……。 それぞれの生い立ち、成長過程から認識する自覚と性癖、生きる為の犠牲と虚無、真っ当に生きているが何かの物足りなさを探していたのか それぞれの夫婦の純粋さと癖のクロスオーバーが偶然重なってそれぞれの欲望を満たしていくが、その行く末は… 麻子のおばあちゃんのトキ江の名言がまた良い♪ 『粋と野暮の差はミリ単位』 『人は出会うべき相手にしか出会わない』 現実は小説より奇なり♪ っと言う言葉があるけど、現実の方がもっと色々な事がありそう(笑) 2020年17冊目

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2023/01/31

途中まで読んでリタイア。 視線がくるくる回るのが本当に嫌だった、、、。 道徳的なことを無視してまでも、本能的に惹かれる相手と出会ってしまったら堕ちるとこまで堕ちる。 両方いいとこ取りしたいけど、難しくてねぇー。

Posted byブクログ

2019/05/13

 父の突然の病気によりブライダル関連会社を辞めて呉服屋の跡取りになった結城麻子。同僚小野田誠司と結婚するも苗字は変えず。 呉服屋以外に骨董着物を扱う新店舗を出す。  一方、京都の葬儀屋の娘千桜と結婚した桐谷正隆から、千桜の伯母の着物の買取依頼があった。京都で知り合ったあと、千桜が...

 父の突然の病気によりブライダル関連会社を辞めて呉服屋の跡取りになった結城麻子。同僚小野田誠司と結婚するも苗字は変えず。 呉服屋以外に骨董着物を扱う新店舗を出す。  一方、京都の葬儀屋の娘千桜と結婚した桐谷正隆から、千桜の伯母の着物の買取依頼があった。京都で知り合ったあと、千桜が 東京の麻子に会いに来る機会があり、誠司は千桜を知る。  麻子と正隆、誠司と千桜、二組の情事を中心に物語りは展開。特に内容がある訳でもなかった。

Posted byブクログ

2018/03/12

分かってはいたけど、官能の世界。村山さんの文章だからなんとか最後まで読んだけど。 オトナの恋の果てまだ描かれていなかったのがやや物足りないけど、語るまでもないってことなのかな。 雰囲気は結構好きでした。こんな世界があるんだと、怖いもの見たさで興味深く読みました。

Posted byブクログ

2017/02/12

官能小説? 村山由佳ってこんな小説? ドキドキしながら読んでしまった。 千桜−ちさ− マゾ? 理解出来ない? 理性が理解したく無いと思っている、だろう。 麻子に共感したい、こんな女でありたい作者もそうなんだろう

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2016/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ダブル・ファンタジーのような官能系かな、と目星をつけ読んだのだが、想像より遥かに面白くやっぱり村山由佳さんの小説好きだなぁと惚れ惚れ。 一言で表せばダブル不倫というドロドロの恋愛模様なのだが、それぞれの…麻子を除いた3人の屈折した性、羨望や妬みといった感情の表し方が流石で、(全部ではないにしろ)共感する部分もあって読むのが面白かった。 カットバック方式で目線が変わるし、時間軸も変わるのでトントン読み進めてしまう。 前半のアンティーク着物についても、好みなものが出てきた事で楽しく読めた。

Posted byブクログ

2015/09/13

久々に面白い本に出会いました。 でも、題材がな題材なので、内容的にはNGな人もいるかも… 先が読みたくて、2日で読んでしまいました。 京都、着物、葬儀屋…日本らしく美しい官能さが好きな方にはお勧めです。

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2015/06/28

女性受けの良さそうな官能小説。 設定も呉服屋とか京都とか浅草とか、映像化に向いてそうな美しい表現が多い。 2015/06

Posted byブクログ

2015/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*浅草の呉服屋の一人娘、結城麻子はアンティーク着物の仕入れで、京都の葬儀社の桐谷正隆と出会う。野心家の正隆がしだいに麻子との距離を縮めていく一方、ほの暗い過去を抱える正隆の妻・千桜は、人生ではじめて見つけた「奴隷」に悦びを見出していく……。かつてなく猥雑で美しい官能世界が交差する傑作長編* 狂おしいほどの想い。身も心も焼き尽くすねじれた快楽の行方。 堕ちて、堕ちて、どこまでも堕ちていく様が圧倒的で一気読み。どうせなら桐谷と麻子にも、奈落の底まで落ちて欲しかった。

Posted byブクログ