あした吹く風 の商品レビュー

あさのあつこ【著】

2012/05/16

帯には
少年１７歳、女性３４歳、出会ってしまった二人ー
父親の不倫先での事故死、夫と親友との不倫、過去の呪縛から逃れられない２人が惹かれあう。
あさのあつこが描く大人の恋愛小説。

って、読んでみると全然スキャンダラスなところが無くって、なんと爽やかな純愛。
さすが「バッテリー」シリーズの「あさの　あつこ」。。
読後感のすごくいい作品でした。。

2012/05/03

ドロドロしてるのかと思ったけど、読後は妙に爽やかな気持ちをになれる本。恋人同士の話というよりは、二人の人間の話という感じ。

2012/04/28

設定と展開が非現実すぎて、感情移入することを妨げる。そこまでの設定にしてまで描きたかったことなのか、という疑問が残る。
いちいち人名・地名が凝りすぎ（ヤンキーの子どもみたい）で、修飾語の選択もわざとらしさを感じたのは残念。

2012/04/26

17歳の男子高校生と34歳のバツ一女性歯科医師の恋愛ストーリー。
もっとドロドロしているのかなと思ったら、やはりそこは浅野さん、
爽やかに描いてしまうんですね～。
忘れかけていた純粋な気持少し思い出せたかな。

2012/04/24

初あさのあつこさん！
17歳差の歳の差恋愛の話。34歳が家庭の事情が複雑な17歳の男のコと恋に落ちる‥
何だか爽やか過ぎて現実味があんまなかったー。大体、元夫が親友とくっついてるのに、それまでもが爽やかに描かれ過ぎてビックリ！ そんな爽やかじゃない、現実は。私はやっぱり唯川恵派かな

2012/04/11

父親が幼なじみの年の離れた姉との不倫旅行で事故死した十七歳の少年と親友に夫を奪われた三十四歳の女。二人は出会い、惹かれ合い、その関係を育むなかで化学反応を起こしたように互いに過去の呪縛から解き放たれていく。親友の病によってその友情を修復する女、恋を知り家族の罪や友人たちの罪悪感をゆるす少女、ずっと抱え込んでいた遺言を開封することで本来の自分を取り戻す少年。そして女に恋い焦がれることで自らの人を愛する力に気づき、自らの負っていた父親の裏切りや母親の放棄から受けた心の傷を癒しまた強く人を愛する心を培っていく少年。これはまだ道の定まっていない恋の話だ。少年たちの和解がさわやかでラスト保証のないまま待ち続けた少年とやはり彼を求め続けた女の気持ちには胸を打たれた。ただ、架空の街を舞台として用意しているがそういう舞台装置は必要ないように思った。また主人公の友人に詐欺師の才覚があるというような大仰な人物設定も主人公が考えるほど成立してはいなかったように思う。けれどラスト、少年と女の関係が切れることなく始まることを予感させて終わったところは良かった。これはこの先決して終わらない恋の話ではない。終わりはくるだろう。それがいつかは解らないがようやく始まった地に足のついた恋の話だ。

2012/03/07

鈴（れい）と美那子は、それぞれが痛々しい過去を背負っています。
過去から抜けきれない二人…。
そんな二人が、出会って惹かれあっていきます。

家族のスキャンダルに逃げずに留まる決意をした鈴と友人・隆平、泉水（いずみ）たちの潔さに敬服します。
自分を守るために逃げ、忘れる選択もあると思いますが、それでも、「背負って生きていく！」と言い切る強さが素敵でした。

鈴と美那子との関係も、どうなるかドキドキしますが、暗さを背負っていながらも、爽やかな雰囲気が良かったです。

2012/02/29

34歳バツイチ歯科医の女性と17歳の高校生との恋愛物語

お互い過去に恋愛絡みでの苦い経験が

人を殺したくなるほどの憎しみを抱えつつ、お互いの存在がその想いをどんどん薄くしていく

激しい訳ではないけど、恋愛をすることで年齢も境遇も違う二人の主人公が少しずつ成長していく姿が印象的でした。

2012/02/18

出逢ってしまったんだから、仕方がない。

愛憎劇に傷ついた人と人が、出逢い、惹かれ合い、再生していくお話。

読み終えるまで、すごく早く感じました。
主役の一人、美那子さんがイイ女です。服の選び方一つから、それを匂わせる描写が好き。

そして人への接し方も、自分自身の見つめ方も。

本当の大人になるって、きちんと自分の感情と向き合って、認めて、そのうえで人を思いやって、…そういうことができるようになることなのかな。

2012/02/17

やっぱり、あさのさんの文体だ・・・・。
恋愛には、年齢なんて関係ないんだなあって、思いました。
一ヶ月の冷却期間を我慢できなくて、美那子に電話してきた鈴がかわいい！やっぱ逢いたいんだなあ、恋人にって。私、まだつきあったことないから、そういうのわかんないんだよね。
最後に、鈴とキスしてみたい！