あした吹く風 の商品レビュー

あさのあつこ【著】

2019/05/26

高校生の鈴くん、かっこいいんだろうなぁ。会ってみたいな。
でもこんなに年の差があるから、私だったらはじめから引いてるかも。

2012/11/16

心の闇を抱えながらも、出逢ってしまった。恋に落ちてしまった。二人はこのあとどうなったのだろう。大人の狡さ、卑怯さとか、実際に大人になってしまうと気づかなくなるということを鈴に教えられた。

2012/11/09

好きな一節。『愛と支配、信頼と依存、親しさと狎（な）れ、まるで違うものなのに、とてもよく似ている。区別がつかなくて、何度苦い思いをしただろう。何度も何度もしたじゃないか。』ふむふむ。　

2012/10/30

あさのあつこさんの本は結構読んでいるのに17歳差の恋愛、しかもあらすじ
見た感じドロドロしてそうという先入観から手にとっていませんでした(^^;)
でも読んでみたら爽やかで、純愛。今まで読まなかったのは失敗だったなー

普通にお勧めしたい小説です。

2012/09/02

あさのあつこさんはさすがだなあと思う。
どこから読んでもひきこまれる。
シーンのひとつひとつ、セリフのひとつひとつが本当にすてき。
その後の二人を考えたとき、鈴くんの肉親が無関心なお母さん一人というのは設定的にうまいな…と思った。普通の親なら猛反対だよねえ。いや、まあ、小説だからいいんだけどさ。

2012/07/31

17才の高校生鈴に、我知らず強く惹かれてしまった、親友に旦那を取られた34才バツイチの歯科医の美那子。大人のごまかしが聞かない少年の鈴と向き合っていくうちに、鈴もまた心に同じような傷を持っていることに気づき、二人で過去の傷に向き合っていく、年の差恋愛小説。

この人のちょっとあやうい少年の青さの表現は、やっぱり本当に秀逸だなーと思う。でも、同じ痛みを持っているから惹かれたというよりも、鈴が少年だったから惹かれたんじゃないの、という印象が強かったかな。少年じゃなくなっても一生すきでいられるかというとちょっと微妙だよなーと。あと、急に始まって、既にすきみたいなカンジで最初にそこまで惹かれた理由が入ってこないかな。

美那子と芙美の屈折した友情関係とその最期は、しっくりくるリアルさがありました。

2012/07/21

福音の少年の再来を期待して手にとった。ちょっと違うけどこれはこれで…

あさのさんの小説に出てくる少年はみんな冷静で鋭くて、綺麗だ。とても大人びているけど、きちんと少年の部分も残っていてそこがたまらなく愛おしい。

背景だけ考えるとどろどろなのに、こんなにも爽やかに描けるのはあさのマジック。若干の暗さもお気に入り。

2012/07/08

　美那子と芙美の強さ潔さにひかれた。自分のしたことに責任を持ち、あやまらない。背負って生きようとする芙美とそれを理解している美那子の場面、芙美が美那子はさよならを言える人間だという場面がよかった。
　最初から最後まで恋愛小説だけど、人の生き方を考えさせる話だと思う。
　親のしたことから逃げないで生きていく鈴も強い。あさのあつこさんの書く少年は、強くてクールで孤高。そばにいたらピリピリしそうな気がする。

2012/06/24

あさのあつこの恋愛小説、初めて読んだ。設定は納得。文体もきれい。が、何が物足りないのか。17歳の年の差の恋愛など珍しくもないし。

2014/08/23

結構年の差があったが思ったよりも雰囲気が
ドロドロしておらず、お互いに静かに慈しみ合っている感じがよかった。