ファイヤーボール の商品レビュー
娯楽だなぁ 楽しい お祭りのリアル感を一所懸命書こうと 頑張ったのがよくわかる 元電通の高橋専務がオリンピックの公式スポンサーAOKIからの利益供与を受けたように、 イベントにはお金が動く 町内会にも偉そうにして金をもらっているようなやからもいる 正規のイベントビジネスには、三...
娯楽だなぁ 楽しい お祭りのリアル感を一所懸命書こうと 頑張ったのがよくわかる 元電通の高橋専務がオリンピックの公式スポンサーAOKIからの利益供与を受けたように、 イベントにはお金が動く 町内会にも偉そうにして金をもらっているようなやからもいる 正規のイベントビジネスには、三本柱がある 興行:チケット販売など 物販:会場やWEBなどで公認商品の販売権など 協賛:事業者からの広告費など しかし、今回は敢えて町内会の催しものを、伝統的神事として行われるような地域住民総出の高揚感を追求する 新しい火祭りを創り出す事を、小説の中でやってみたというものだ 国内だけでなく世界で激しい祭りは、世界中の人達の注目を集める Youtubeで色々見られる そんな派手な祭りを、町内会の祭りの話しからスタートさせるからおもしろい これまで催されてきたのは、神事としてのお祭りではなく、慰安としての縁日のようなものだ 火祭りは、お祭りをするならすごいのを提案してやる と成り行きから始まった企画だ いざ準備を進めるとなると大変な事は沢山ある 行政の手続きもかなり大事だ 消防、警察、役所、土木事務所、地方議員 事前の企画と実行組織作りと人員集め ブログ立ち上げて情報発信 フランスとスペインのテレビ局も取材に来る ここまでくると、暴走だとして町内会の古株親父達が邪魔をする かなりタチが悪い邪魔だ もちろん、初めての火祭りは実施される 地元の神社の奉納祭と抱き合わせにしたのも成り行きだ 火祭りが本当にスタートする 夜店を楽しむ子ども達 火の玉を転がす、ふんどしの男連中 男たちに水を撒いてあげる女衆 みんなが 祭りだーって思える 気持ちが燃え上がってスカッとする そんな祭りを書きたかったのだろう 書き手の気持ちは伝わった
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どんな世界にも意地悪なというか、相手を陥れようとする人間って何人かいるのね。相手にしないことだろうけど、どうしようもなくなったら仕方ないか。 しかし、思いがけずいい方向に転がってよかった。 周りの応援もあったからだろうなぁ。 しかし、この祭り危なすぎるぜ。
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元エリートサラリーマンが町の祭りに情熱を傾けるお話。 ・プロローグ ・町内会の落とし穴 ・当て馬勝負 ・二つの罠 ・人生の舵を切れ ・くだらないけど面白い ・火の玉百人隊 ・ダブル・ピンチ ・燃える住民説明会 ・やりたいからやる ・〝奉玉‶への道 ・エピ...
元エリートサラリーマンが町の祭りに情熱を傾けるお話。 ・プロローグ ・町内会の落とし穴 ・当て馬勝負 ・二つの罠 ・人生の舵を切れ ・くだらないけど面白い ・火の玉百人隊 ・ダブル・ピンチ ・燃える住民説明会 ・やりたいからやる ・〝奉玉‶への道 ・エピローグ 順調に会社での昇進を続けてきた咲元だったが、派閥の上司の失脚により、閑職へ追い込まれてしまう。 多忙な毎日から暇ができた咲元は、妻・千鶴子から町内会の役員の仕事を押し付けられてしまう。 町内会の構図は、一部の古株の役員による独裁と利権の巣窟であり、町内会の祭りに異議を唱えた咲元が急遽、実行委員に指名されてしまう。 無難な町おこし案と当て馬企画として火の玉転がしを提案したが、古株たちの画策により、実現が難しい火の玉案に祭りは決定する。 しかし、馬鹿馬鹿しくも燃えるものが祭りの本質と気づいた咲元は、多くの仲間、家族の援助を受けながら本気で火の玉祭りの実現に没頭する。 新興住宅地と古い地区との軋轢の融合も目指し、古株たちからの妨害をはねのけながら、祭りの当日を迎える。 このとんでもない奇祭は果たして成功するのか!? ハートフルで読後感は気持ちよかったです。
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ほんとにファイヤーボールな話でありました。こういうわかりやすい展開の小説やTVドラマが、最近すっと移入できる。そんなにストーリーが記憶に残る、ってほどでもないのだが、ノリ良く読めたなという感覚が読後ある。
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ストーリー同様に、単純ですけど、面白い。火の玉自体がなんで?って思いますが、しっかり細部を詰めているので、現実味があります。こちらも熱くなりました。
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プロローグのスペインの牛追い祭りから、一気に祭りの世界へ。 途中紹介されている世界各地の祭りもYoutubeで見てしまいました。こんなにすごい祭りがあるんですね。 この物語も、いくつもの困難を乗り越えてラストまで一気に進みます。 読み終わった後、少し興奮気味になるほど、熱い祭りの...
プロローグのスペインの牛追い祭りから、一気に祭りの世界へ。 途中紹介されている世界各地の祭りもYoutubeで見てしまいました。こんなにすごい祭りがあるんですね。 この物語も、いくつもの困難を乗り越えてラストまで一気に進みます。 読み終わった後、少し興奮気味になるほど、熱い祭りの雰囲気にのまれてしまいます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「馬鹿馬鹿しいほど単純で危険な祭り」とは(笑)!? いいですね~火祭り、燃えるぜ(笑)!! 会社の派閥闘争に巻き込まれ早期退職した咲元。 妻に頼まれた町内会の役員会で不用意な発言をしたために、 「今までより十倍盛り上がるお祭り」の企画のプレゼンすることに!! 海千山千の町内会のドンの陰謀で、 無茶な「火の玉祭り」の開催に向け奔走する! そして、仕方なく始めた火祭り企画に熱く燃えてしまった咲元。 家族、地域、人生。 無駄で馬鹿で不可能なことに立ち向かえ!!
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夏休み明けの出張で読もうと思ったけど、読み始めたら面白くて夏休み最終日に一気読みしてしまいました。原先生の小説って笑えちゃう。火の玉祭りなんて何で思いつくのかね?
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あらゆる祭りにも この本のように始まりがあり、 受け継がれて今がある。と感じることができた。祭りって熱い!!
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ずばり燃えます。 やはり祭りはこうでなきゃ!! そして地域振興はこうでなければなりません。 けっして外部が真剣に頑張っても、当事者がその気にならなければ駄目なのです。 それでも、この人の今後の生活が気になります。
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