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魔法飛行 の商品レビュー

3.4

36件のお客様レビュー

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2024/04/07

言葉選びが好み、つらつら読む本 とけるような甘い限界、 メイプルシロップが湯に溶ける2秒のための、 眠りぎわと起きぎわだったら眠りぎわが気持ちいいこととか。

Posted byブクログ

2024/04/01

特によかった ・ぼくのお母さん ・花火のあとで ・観察をつづける ・ほんとうのことを伝えよう ・あのとき、薄紙が抱いたもの ・歯科医院にて その他いいなと思った箇所はフレーズのほうにまとめた

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2022/11/17

同世代というただそれだけで著者にシンパシーを感じてしまう。人によって好き嫌いがわかれそうだけど、言葉の操り方や節回しが嗜好に合っているというか、視点や思考も割と近いのかもしれない

Posted byブクログ

2017/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エッセイ発光地帯の続編。目次を読むだけで詩的。 公園でお母さんの帰りを待つ兄妹の話、「ぼくのお母さん」がとても印象的だった。川上未映子さんの子供達への接し方が素敵。 エッセイの中で直接は触れていないけれど、幼少期時代の母親という存在が、大人になった今でも、自身にかなり大きく影響しているのだなぁって思う。 考え方や感じ方が、とても自分と似通っていて、それを文章として表現してくれるので、どこか安心してしまう。 文字の羅列を解読したくなるような、いや、そのまま受け止めたくなるような。 「しかし世界には信じられないくらいにエレガントな音楽が絶えず流れつづけていること」で、阿部和重『シンセミア』について、"世界はこんなにもどうしようもないのに、誰も彼も本当にもうどうしようもないのに、しかし世界には、信じられないくらいにエレガントで、生まれてこなければ聴くことも叶わなかった素晴らしい音楽が欲望と叫びと崩壊とともに絶えず流れつづけていることを、そしてそこに「人間」がいる限りそれは決して鳴り止まないのだということを無言で差し出してくれる。” と書かれてて、大切な人を喪ったことを私も一緒に思い出した。

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2016/06/17

発光地帯に続くエッセイ集。次作に「安心毛布」あり。とても読みにくいが、リズムに慣れてしまうと言葉の使い方がうまい作家だと感じる。

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2015/06/03

週に一回ネットで公開されていた食べ物のエッセイをまとめた一冊 食べ物のエッセイだから、食べ物のエッセイだからと軌道修正するも結構脱線しがちで、普通のエッセイに近い感じ。 はじめての人だからかもしれないけれど、ふわふわした夢のような文章を書く人で中々進まなくて、読むのやめちゃお...

週に一回ネットで公開されていた食べ物のエッセイをまとめた一冊 食べ物のエッセイだから、食べ物のエッセイだからと軌道修正するも結構脱線しがちで、普通のエッセイに近い感じ。 はじめての人だからかもしれないけれど、ふわふわした夢のような文章を書く人で中々進まなくて、読むのやめちゃおっかなって思いながらの読み出し。 詩が途中に入ったり、遊園地みたいな文章だった。 好き嫌いがすごくわかれるんじゃないかな。 私は慣れてくると少しずつ読むのが苦で無くなり、読み終わることには楽しく読むことができた。 今まであんまりなかった読書体験で不思議な感じ。ふわふわ、ふわふわ。 考え方が独特で、どこがそうなのかというと、ブリ大根を作る場面があるんだけど、すごくおいしくできるのね。 でも、それはレシピをなぞっただけだから味気なくって、機械のようで、創作ではないからってちょっとへこみながらそのすごくおいしいブリ大根を食べるの。 おいしくできたらいいじゃない。作ったのはあなたなんだからと思うんだけど、彼女の中ではなんとなんとなく違うんだなぁと、すごく興味深かった。 絶対にもうほかの本は読まないとか思ってたのに、またこんな体験をしたくなって、ほかのエッセイにも挑戦したくなった。 詩とか、小説は苦手だからまたの機会に。 そんな本でした。ちょっとおすすめ。

Posted byブクログ

2015/04/01

川上未映子さんのエッセイ。発光地帯の続きだそうな。 タイトルに惹かれて読み始めたけれども、最初はなんか文章がつらつら、それこそ魔法の帽子からでた長い長い布のように綴られていて、少し読みにくいなと思っていたけれども、だんだん、そのスタイルにはまってしまって、今では自分がかくレビュー...

川上未映子さんのエッセイ。発光地帯の続きだそうな。 タイトルに惹かれて読み始めたけれども、最初はなんか文章がつらつら、それこそ魔法の帽子からでた長い長い布のように綴られていて、少し読みにくいなと思っていたけれども、だんだん、そのスタイルにはまってしまって、今では自分がかくレビューも、なんだか川上さん流に影響されてしまっている、主体性のない自分。 食べ物に関するエッセイなのか、日常のエッセイなのか良く分からないが、思い返せば、結構スパゲティの話は多かったように、思えてくるからなぜだか不思議。 川上未映子さんの頭の中の、なんというか思想というか、世間の見方というかを取り出して、エイヤとうすくローラーで引き伸ばして、本にしたという感じと言えばよいのかしらん。そういえば引き伸ばす話も出てきたと思う。 スタンガンを持っているという話は ま じ で ぶっとんだよ。結構苦労しているんだな。危ない目にあわないことを祈りながら、今日はおやすみなさい。

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2014/02/15

新聞のインタビューでこの本を知り、インタビュー記事の言葉使いに心惹かれて読み始めましたが、意味が分からないところも多々あり、私には向かない模様。好きな人は本当に好きな文の書き方だと思います。

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2013/05/19

時期的に、震災を挟んでます。日常っていとおしいということを再認識させられました。 それにしても、川上さんはスパゲティー食べ過ぎ(笑) つられて自分もスパゲティー食べる頻度が増えました。

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2013/05/07

ここのところ川上未映子がいちばんしっくりくる。ことばの使い方がステキすぎるし、視点やその角度が独特できゅんきゅんする。 普段のようすがわかるのがとても興味深いよ。

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