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てのひらのメモ の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2024/04/30

犯人性や、主たる行動内容に争いはなく、あとから少し新事実が加わるものの、大きな変化はない 普通に考えたら小説としての面白味など無さそうなのに、補充裁判員という視点を加えることでスリリングな展開に。 失礼ながら一昔前の作家さんのイメージだったのだが、裁判員導入でこんな本を書けるとは...

犯人性や、主たる行動内容に争いはなく、あとから少し新事実が加わるものの、大きな変化はない 普通に考えたら小説としての面白味など無さそうなのに、補充裁判員という視点を加えることでスリリングな展開に。 失礼ながら一昔前の作家さんのイメージだったのだが、裁判員導入でこんな本を書けるとは。本当に凄い。

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2018/10/29

裁判員かぁ、責任重大だなぁ。 これ、どう判断すればいいのか迷いそう。 他人の意見や見た目や雰囲気などに振り回されそうだ。 人の心の中なんて、他人からわかるわけないのにね。子供の行動や母親の行動から判断するしかないのか。

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2017/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ごくフツーの主婦が裁判員(補欠)に選ばれたことによって始まる。 息子のぜん息が悪化しているのを知らず、仕事に出ていて死亡させてしまったキャリアウーマンの母親が被告人。 どうしても目線は自分も裁判員になってしまうね。ウチも執行猶予付きの判決に賛成だった。 読了後、読み応えがあったなーと思ったけど、Amazonで「裁判員のプロパガンダだ」っていう評があって、しかも全体に評価が低くてびっくり。

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2016/06/02

利用者さんからいただいた本。 予想以上におもしろかった。 何より文章が丁寧で分かりやすいから助かります。 裁判員裁判がよく分かりました。

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2014/03/09

たんたんとした小説の中に、主人公の人間性がちらちらと見える。もう少し深く個人に入っていってもよかったのかなとは思います。

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2013/04/23

裁判員を交えた裁判の進め方が日時を追って進められており、わかり易い。喘息の息子を放置して死に至らせた被告の状況が証人の証言等が進むについてれ明らかになってゆく。被告、証人たち、登場人物たち、特に亡くなった息子の思いあるいは立場が伝わってきた。、物語としても面白かった。検事側の論告...

裁判員を交えた裁判の進め方が日時を追って進められており、わかり易い。喘息の息子を放置して死に至らせた被告の状況が証人の証言等が進むについてれ明らかになってゆく。被告、証人たち、登場人物たち、特に亡くなった息子の思いあるいは立場が伝わってきた。、物語としても面白かった。検事側の論告を項目ごとに整理して、個々の論告内容が弁護側の弁論によって崩れるか否かを判断してゆく。その判断は多数決できまり、1票の差で有罪と無罪に分かれる。被告にとって厳しい現実を感じた。その場の雰囲気が変わったり、与えられた情報が異なれば、裁判員の心証が変化して、判決そのものが変わってしまうという恐ろしさも感じた。

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2012/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小さい子どもがいて働いているので(しかもクリエイティブ職)ということで被告に少しだけ親近感が湧いたり、ドキっとしたりしながら読んだ。 考えさせられることはあるのだけれど、裁判員になった人が主人公だったからかサラッとした印象のみが残った。もっと被告に踏み込んだらちょっとは変わったのかなぁなんて。 個人的にキャリアウーマンの被告がなぜ浮気されて出来た子供を育てようと決意したのかの理由に腑が落ちない・・・

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2012/04/26

裁判員制度の本。するする読めるし、面白かった。帯ではドラマチックな話のように書かれているけど、思ったより淡々としていて逆にそれが良かったと思う。

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2012/03/31

裁判員制度が始まっていますが、自分もいつどんな時に裁判員としてなるかは分からないのでこの作品は裁判員制度の流れを事細かく描かれているので、こんな風に裁判員というのはするのかという見本になりました。 私も時々テレビなどの報道で裁判での被告人のスケッチなどで、 今までは地味な服装な...

裁判員制度が始まっていますが、自分もいつどんな時に裁判員としてなるかは分からないのでこの作品は裁判員制度の流れを事細かく描かれているので、こんな風に裁判員というのはするのかという見本になりました。 私も時々テレビなどの報道で裁判での被告人のスケッチなどで、 今までは地味な服装などだった記憶があったのですが、 最近はある事件の女性の被告人は綺麗な身なりで、 裁判を何回も開かれるごとに服装を変えていたということに違和感が あったのですが、それは裁判員制度施行の前から変わったということが分かりました。 これは裁判員制度が行われるから、あまりにも身なりが悪いと印象も悪くなるのでそうなったのかなと推測してしまいました。 それとも拘置所の服で市民の裁判員には少し抵抗感があるかもしれないので、そうゆう配慮があるかもしれないかと。 この裁判の内容はストーリーの通り、シングルマザーの千晶が 喘息で苦しむ保育園児の息子を大切な会議に出席するために 子供を家に置いて出社し、死なせてしまう。 検察は保護責任者遺棄致死罪で起訴、有罪になれば 三年以上二重年以下の懲役刑となる。 この刑を裁判員達がどう裁いていくかが描かれていますが、 裁判中の検事と弁護士との熱弁にはとても迫力があり、 まるで目の前でやり取りを見ているかのようでした。 自分がもしこの案件の裁判員となったらとても難しいなと思いました。 千晶はシングルマザーで女手ひとつで生活を支えていかなくては いけない立場であるのはよく分かります。 決して息子を故意的に死なせてしまったわけでもなく、 喘息の症状を今まので経験から安心して出社してしまって このような事態になってしまったのだから有罪に持っていくかどうかは微妙な思いです。 けれど親である限り喘息というのは中程度であっても、 子供の場合は急変する場合があり、ましてこの日は風邪をひいていたので、忙しい中でも見守る義務もあったのではないかと思います。 それに加え仕事だけでなく、男性問題が関わり、 この息子との間にも秘密な事があるので、内部の関係者でない限りは 想像でしか千晶の行動や心理なども判断しないといけないので とても難しい判決だと思いました。 ただ難しい判決ですが、常に他の裁判員の人達と評議を何度もして それに裁判官数名が一緒になって分からないところは何でも聞き、 話し合い、自分の結論が人の意見で色々と変わっても良いのだなと いうのを知ることができたので少し安心しました。 市民が裁判員となり難しい問題に当たっても、 例え家族であっても相談することなく守秘義務を守り結論を出すのは なかなか難しいなとも思いました。 裁判員制度は他の国でも導入されていますが、 こう急に人の量刑、まして重い刑などを出す場合の裁判は とても難しいとつくづく思いました。 せめてその前の段階から徐々に慣れてからその段階に移行されれば 良かったなと制度自体に不満が残ります。 けれどいつか裁判員になるかもしれないので、 その時には古代ギリシャの裁判官に必要な 『親切に聞き、抜け目なく答え、冷静に判断し、公平に裁判することなり』 という言葉を思い出して挑みたいと思います。

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2012/03/27

裁判員に興味があったので本屋で目にとまり購入。 シングルマザーが、社会人として、女性として、そして母親としてどうするべきだったのか? 被告人の揺れ動く気持ちはもちろん、裁判員の気持ちの動きをドキドキしながら(自分も仲間入りした気分で)あっという間に読みました。 人を裁くのは人とい...

裁判員に興味があったので本屋で目にとまり購入。 シングルマザーが、社会人として、女性として、そして母親としてどうするべきだったのか? 被告人の揺れ動く気持ちはもちろん、裁判員の気持ちの動きをドキドキしながら(自分も仲間入りした気分で)あっという間に読みました。 人を裁くのは人というのを改めて実感させられました。

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