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少女 の商品レビュー

3.7

1127件のお客様レビュー

  1. 5つ

    193

  2. 4つ

    441

  3. 3つ

    339

  4. 2つ

    57

  5. 1つ

    11

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ラストから一気に

2人の少女の物語なのですが、色々散りばっていたピースが一つになった時、読むスピードが格段にあがりました。 途中で感じた嫌悪感も最後にはスッキリ。 因果応報とはまさにこれだなと思います。

鹿内美保

2024/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人が死ぬ瞬間を見たいという思いから2人の少女、由紀と敦子がそれぞれ内緒で介護施設、大学病院に足を運ぶ。 そこでの生活の中でそれぞれが出会う人物が最後に全員繋がるところに驚いた。結果的に思わぬ人物が死ぬことになるが、 「因果応報、地獄に堕ちろ!」とはこういうことかと思い知らされた。 由紀も敦子もあれほど人が死ぬ瞬間を見たいと言っていて、結果、見ることは出来なかったが、読み終わった今、人の温かさや人が抱えている過去などに触れ、序盤ほどの強い気持ちはもうないのかな、と思う。

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2024/11/17

人が死ぬところをみてみたい。 というサイコパスなフレーズが繰り返されるやばい登場人物しかでてこないと思いきや、人間味のあるお話でした。 最後に色々繋がってちょっと頁を戻したりして、おお…ってなってました! 読みやすくて気になる展開になるのですらすら読めました。 解説のアス...

人が死ぬところをみてみたい。 というサイコパスなフレーズが繰り返されるやばい登場人物しかでてこないと思いきや、人間味のあるお話でした。 最後に色々繋がってちょっと頁を戻したりして、おお…ってなってました! 読みやすくて気になる展開になるのですらすら読めました。 解説のアスタリスクの数などかかれてなけれは気づきませんでした笑 フィクションだからこの本はいいみたいなのも納得! たしかに!ノンフィクションでよければ新聞を読めばいいw

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2024/11/16

湊かなえ作品初。 読みやすい。途中の昴とタッチーあたりから面白くなった。視点がコロコロ変わっていく。 他の作品も読んでみようと思う。

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2024/11/15

死と不安定な女子高生のお話でした。 人はいつか死ぬ。死ぬ瞬間を見たいと奔走する少女達が最後に見たものは、、、 色々考えさせられる点もあり面白かったです。 そして、素晴らしい伏線からの伏線回収。これにつきます。

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2024/11/13

伏線を回収する為に、2回読みました。理解が深まり2回目はもっと面白く読むことができました。 死の瞬間が見たいという思春期ならではの少女達の気持ち、それでも、優しい心を持っている少女達、複雑な思いを感じることができて、とても楽しい作品です。

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2024/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女子高生達が死をみたいためそれぞれ小児科病院と老人ホームへ。遺書から始まり後半にかけて伏線回収が多かった。多少繋がりが多すぎた。

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2024/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすがイヤミスの女王、やっぱり後半につれていろんな伏線が繋がっていくのが面白くてスラスラ読んでしまった。次は相関図書きながら読みたい。 多少無理ある設定もあるけど。因果応報、この言葉は自分にとっていい言葉なのかどうか。許せないことがある人にはすがりたい言葉かもしれないけど、自分だって報いを受ける番が来るかもしれないのにね。

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2024/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く-死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。 ------------------------------- ほんっとこの作者「イヤミス」なんですよね・・・ 読後感がどうにも 気持ち悪いというか、寒気がしてくるというか・・ 伏線回収はゾクゾクし、おっかないですw

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2024/10/29

誰が書いたのか分からない「遺書」から始まるこの小説。ダークで重たい印象を持ったけれど、思ったより読みやすかった。度々登場する「因果応報」という言葉がこの本の全てを物語っていると思う。綺麗な友情物語だけでは終わらない、まさに湊かなえさん節が炸裂した作品。

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