下町不思議町物語 の商品レビュー

香月日輪【著】

2013/01/24

大阪から東京へ、親の離婚で引っ越してきた直之と、不思議に出逢った不思議な町の住人・高塔と、直之の家族と不思議な町の住人と。
日常と不思議がいっぱいの、きらきらした物語だった。
後半を電車の中で読んでいて、不意に泣きそうになった。
成長であるとか、絆であるとか、いろんなモノが詰まっているけど、わたしは何より直之が羨ましい！(笑)
沢山の気持ちを抱ける、人に教えたくなる本だった。

2013/01/12

安定の香月日輪。違っていることを理解し受け入れ、広い視野を持とう、というきもちがよく伝わる。
悪意もかなしみもその人のせいでないこともあったりしたり、その人のせいだったり。
必要以上にべったり面倒をみるんではなくて、愛情をあたえつつ自立を促すところがやっぱり好きだなあ。

2012/12/24

表紙と、タイトルに惹かれて購入

短いながらも、キャラクターたちの魅力に更に萌⬅

読んで損無し!!!!

2012/12/24

子どもの成長を軸にした、普通の日常の、ちょっと不思議な話。
香月さんの作品を読んだのは「僕とおじいちゃんと魔法の塔」から2冊目。
解説にある、香月さんの作品は『果てしなく広い』という言葉に「そう！それ！」と思いました。
次は『大江戸妖怪かわら版』シリーズに手を出してみようかなぁ…

2012/12/08

http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/699/
（ＹＡ！フロンティア版の感想です）

2012/11/26

初めての香月日輪作品。
発達の遅れや、環境、家族との関係から自分の居場所が無いと感じていた主人公の少年・直之がたどり着いた『不思議町』。そこで出会った『師匠』こと『高塔』とそれを取り巻く不思議な住人達との暮らしを通じて直之が成長していく心がほっこりする物語。
高塔の肩書『修繕屋(リペアラー)』の名の通り、直之と父、そして祖母の家族関係を修繕していく所に感動した。

他の香月作品とリンクしている所があるらしく高塔の登場する『大江戸妖怪かわら版』と古本屋が登場する『妖怪アパートの幽雅な日常』を読んでから、再度読んでみたいな、と思った。

2012/10/20

親の事情で西の学校から東の学校へ転校してきた小学6年生の主人公、直之。
関西弁を使うこと、片親なこと、他の子よりも少し成長が遅いことを理由に今日もガキ大将のゴン太と大喧嘩！
学校が終わったら、いつも一人の彼に関西弁で不思議な師匠ができた。
自分の事、親の事、家の事を小さいなりに受け止めて一生懸命に毎日を過ごす直之の元気な姿とそれを取り巻く、素敵で面白い大人達の一言一言にハッとさせられます。
お化け嫌いな私もこれくらいな、大丈夫（笑）！！

2012/10/06

ほのぼのしてて好きでした。
着物メガネ関西弁好きとしても幸福な話（笑）キャラクターが立ってる話は読みやすいし、読んでて面白いｗ
そして少年、頭よすぎｗ

2012/09/08

高塔さんが話す経験からのお話は凄くしみいります。一体おいくつですかと年齢だけは大人なはずの私も気付かされることがたくさん詰まってます。

2012/09/02

出張帰りの新幹線、品川から乗って読み始めたのだけど、京都までの道程、半分も行かないで読み終えちゃったよ…。薄い本だけど、中身もライト。
同じ作者の「大江戸妖怪かわら版」や「妖怪アパートの幽雅な日常」のスピンオフ版という感じで、夫々からキャラを摘み食いして上手いこと話を作ったという印象。
子ども向けの佳いお話で後口も悪くないのでなんだけど、やっぱり物足なさは残るよねぇ。