モジャ公(藤子・F・不二雄大全集) の商品レビュー
ドラえもんよりも、経済のことが反映されたりして、面白いんだけど、考えさせられる点とかも、あって、さすが…。 「サンタの星!?」で、主人公の親がのび太の親と全く同じ姿をしてて、目を疑った…。
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めちゃくちゃ面白い! 一気読みしてしまったけど、どのエピソードも味わい深く、他の藤子作品への影響やリンクを感じるし、なにより“何をやっても上手くいかない”ダメな子さんにんぐみが宇宙に家出するって導入がいいなあ 宇宙の冒険の旅に出るんじゃなくて、あくまで“家出“それがいい 例の里芋...
めちゃくちゃ面白い! 一気読みしてしまったけど、どのエピソードも味わい深く、他の藤子作品への影響やリンクを感じるし、なにより“何をやっても上手くいかない”ダメな子さんにんぐみが宇宙に家出するって導入がいいなあ 宇宙の冒険の旅に出るんじゃなくて、あくまで“家出“それがいい 例の里芋みたいな丸い子がモジャ公なんだと思ってたけど、本名はモジャラだったんですね そして出任せで名乗った名前がモジャ公爵、モジャ公だった モジャ公を名乗るエピソードでの星の海のアステロイド・ラリーがしみじみいいレース内容だったけど、その次の『ナイナイ星のかたきうち』が素敵すぎた 宇宙人が親の仇討ちとして追ってくるスリラーの怖さもありつつ、その仇の意外な真相が、こうきたか! と嬉しくなるし、コメディの味も濃いしで、すごいなあと感動する 漫画としての演出もあの場面は美しくて、宇宙の果てで、平安京の丑三つ時が立ち現れる大コマの闇の深い風景が素晴らしい とてもめでたしめでてしで終わる話の、オチのコマの強さも凄い 『自殺集団』で扱われるネタのブラックぶりもヤバい けど、この社会なら人々のこころの動きはこうなる、というメカニズムが凄く納得がいくし、自殺屋のオットーと映画作家のタコペッティがどちらも手ごわく頭の切れる癖者なのが、たまらない良さです どちらも大好きです (オットーが『ドラえもん』に出てくるハルカ星人に似てるのもいい 目の数と頭の毛は違うけど) 短~中編の漫画としてすごく構成が優れていてネタもぎゅっとつまっていて端正で、でもそんな凄さが奥ゆかしく潜んでいる、ひたすら笑える楽しい物語で、素晴らしいなあ…としみじみします 掲載誌による別のバージョンや、単行本未収録のシーンなどの掲載もして下さっていて嬉しい 『たのしい幼稚園』版もすごくいい カラー漫画の美しさもあるし、モジャ公たちのバタバタ感もちゃんとありつつ、優しくたのしい(でも良く読むとちょっとこわい)宇宙の色んな星の冒険が描かれている 藤子氏のかつての愛蔵版に収録されていたあとがきによると“21エモン”の二番煎じ…と書かれていたのですが、そうかなあ? ポンコツ気味の男の子とロボット、まん丸のマスコット的なキャラ、という点が共通してるだけでは どちらもそれぞれにしかない魅力が溢れているはず でも、21エモンも漫画では読んでないので、こちらも読まないとなと思ったのでした
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出会い系で知り合った人に本を紹介する本で、紹介されていて読みたくなり、図書館で借りて読んでみた。今読んでも凄い面白い。ラストの終わり方が強引だったけど。藤子F不二雄大全集って30巻以上あるんですね。集めたら大変。
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『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』の中で紹介されていたのでとても読みたくなり、早速図書館で取り寄せしたところ…『コロコロコミック』くらいの厚さがあった。このサイズは通勤で読むのは辛いかもしれない。 絵柄は藤子・F・不二雄のイメ...
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』の中で紹介されていたのでとても読みたくなり、早速図書館で取り寄せしたところ…『コロコロコミック』くらいの厚さがあった。このサイズは通勤で読むのは辛いかもしれない。 絵柄は藤子・F・不二雄のイメージ通りかわいらしいが、たまにどきっとするようなシリアスなコマがある。内容はシニカルなところがあって、ギャグはちょっとブラックで、たびたび驚いてしまった。あとがきによると『ぼくらマガジン』という雑誌からの、「低学年読者を対象としたのギャグまん画を」という依頼で始まった連載だったらしい。え!?これ、大人向けじゃないの!? ほとんど覚えていないが昔アニメを観ていて、今回初めて原作を読んで、驚いたことがいくつかあった。 まずは、モジャ公の話す語尾が「モジャ」ではない! もうひとつ驚いたのは、一話完結でなくて、続きものだったということだ。しかも日常系ではなく、宇宙を旅しながら色々な星に立ち寄る、『銀河鉄道999』みたいなスタイルで、一つの話がかなり読み応えがあった。 『ドラえもん』に出てくるアザラシみたいな宇宙人が出てきて(本作では「オットー」という名前なので、アザラシというよりはオットセイ?)、好きなキャラクターだったのでニヤニヤしてしまった。出てきたのはどちらが先なのだろう?タコペッティのシリアスな顔もツボだった。
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寝る前に携帯をかまうことをやめ、代わりにモジャ公を毎日少しずつ読む。低学年読者を対象にしているとのことだが、子どもの読み物という感じはしなかった。 子どもの頃と大人になってからじゃ見えてくる内容も変わるような漫画なのかもしれない。もっと歳を重ねてたくさんの経験を踏まえた上で読んで...
寝る前に携帯をかまうことをやめ、代わりにモジャ公を毎日少しずつ読む。低学年読者を対象にしているとのことだが、子どもの読み物という感じはしなかった。 子どもの頃と大人になってからじゃ見えてくる内容も変わるような漫画なのかもしれない。もっと歳を重ねてたくさんの経験を踏まえた上で読んでみると、また違った面白さを発見できるのがモジャ公なのかもしれない。 布団の中で良い時間を過ごさせてもらえた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
F先生のSF最高傑作と別の本で紹介があり、読んでみた。 あとがきには、不人気で連載打ち切りということであったが、対象読者の子供にはこの本の凄さは伝えることはできなかったのではないかと思いました。経験を積んだ大人が読んでこそこの本の凄さがわかるのではないかと思いました。 F先生の想像力・あらゆる知識の深さに脱帽する一冊。
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このマンガは深い。 藤子・Fは文学や映画の古典をしっかり抑えていて、そこから現代的なパロディを構築していく。 人間とはどういう生物であるのか?違う惑星の異なる文化を通して、それをハッキリと浮かびあがらせる。 まるで聖なるコメディーのように。 子供の頃に読んでて、おもしろくて笑っ...
このマンガは深い。 藤子・Fは文学や映画の古典をしっかり抑えていて、そこから現代的なパロディを構築していく。 人間とはどういう生物であるのか?違う惑星の異なる文化を通して、それをハッキリと浮かびあがらせる。 まるで聖なるコメディーのように。 子供の頃に読んでて、おもしろくて笑ってたんだけど、大人になってから読みかえしてみると、やっぱり笑うんだけど、内容の深さにビックリする。
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実はメチャクチャ面白いじゃないか。 藤子さんでもトップレベルの完成度に思える。 話はブラックだし、主人公たちがゲスいところにもリアリティがあるのし、世界観もよく練られてらる。 こんな複雑で凶悪なのを小さい子供でも楽しめるように作ってしまうんだろう。さすが。このナチュラルな狂気。恐...
実はメチャクチャ面白いじゃないか。 藤子さんでもトップレベルの完成度に思える。 話はブラックだし、主人公たちがゲスいところにもリアリティがあるのし、世界観もよく練られてらる。 こんな複雑で凶悪なのを小さい子供でも楽しめるように作ってしまうんだろう。さすが。このナチュラルな狂気。恐ろしい人だ。
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はっきり言って、なんの期待もせずに読み出したのでした。 モジャ公、なんか毛のないヤマアラシみたいで、カバー絵見ても色的にもかわいくないし。 でも、これがよかった。 なにがよかったって、お話が短編の読み切りではなくて、けっこう長いストーリーなところがよかったです。 「ドラえもん...
はっきり言って、なんの期待もせずに読み出したのでした。 モジャ公、なんか毛のないヤマアラシみたいで、カバー絵見ても色的にもかわいくないし。 でも、これがよかった。 なにがよかったって、お話が短編の読み切りではなくて、けっこう長いストーリーなところがよかったです。 「ドラえもん」とか読んでいると、このわずかなページに、よくこんな濃い物語が入っているなあと感心することがあるのですが、冒険は、やっぱり、これぐらいのボリュームがある方がいいなぁと思ったりしました。 ロボットが、ゴンスケとちょっと同じような性格なんですが、こっちの方が愛嬌ある気がします。 「21エモン」よりも、こっちの方か楽しい感じになっています。 まぁ、「21エモン」も、ちょっとだけ大人の香りがあったのですが、これは、もうちょっとその感じが強いです。 いいのか、コレ的な。 主人公が、無茶苦茶な乱暴者(でも弱い)というところも、すごいなぁと思います。 ダイヤモンドが、選んだところを思い出した。
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藤子・F・不二雄先生の最高傑作SF漫画!! 大人が読んでもメチャクチャ面白い!!!! 改めて、21エモンも読んでみようかと思う。
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