官僚 の商品レビュー
元小泉総理主席秘書官とインタビュアーの対談形式です。 キャリアは1割しかいないといった官僚の実態等初めて知ることばかりです。
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元小泉内閣総理大臣主席秘書官のインタビュー形式の本です。「官僚」というタイトルではありますが、官僚の話だけにとどまらず、政治の組織論的な話や現在の政局についてまで幅広く批評がされています。政治に明るくない私にも興味深く読めました。官僚が悪い悪いと訴えているだけのバラエティ番組とは...
元小泉内閣総理大臣主席秘書官のインタビュー形式の本です。「官僚」というタイトルではありますが、官僚の話だけにとどまらず、政治の組織論的な話や現在の政局についてまで幅広く批評がされています。政治に明るくない私にも興味深く読めました。官僚が悪い悪いと訴えているだけのバラエティ番組とは一線を画す良書で、現場を知っている人間だから書ける本と思いました。
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官僚は悪か?役人を叩いて日本が良くなるのか? 小泉政権にあって安部・福田・麻生・鳩山・管・野田政権に無いもの、それは強いリーダーシップと粉骨砕身で官僚を使いこなす「胆力」だ。 これはすべて真実だ!私も、自分ながら、ここまで話していいのか、というところまで語った。同時に、これか...
官僚は悪か?役人を叩いて日本が良くなるのか? 小泉政権にあって安部・福田・麻生・鳩山・管・野田政権に無いもの、それは強いリーダーシップと粉骨砕身で官僚を使いこなす「胆力」だ。 これはすべて真実だ!私も、自分ながら、ここまで話していいのか、というところまで語った。同時に、これからの日本のために、なんとしても語っておかねば、とつい熱が入った。 本書は、木下英治のインタビューに、元小泉内閣総理大臣首席秘書官飯島勲が語った内容を纏めたものである。 本書を読むと安部内閣以降の内閣がなぜダメなのか。現在の民主党内閣がなぜダメなのかがよくわかる。かつての自民党政権と民主党政権では、ダメの度合いが異なったが、現在は、与野党ともにダメであり、個人的には投票する人がいなくて困る。 飯島氏は、官僚を使い倒せという。仕事をした官僚は人事で報いろという。氏は上司にしたら、とても厳しいと思うが、功に報いてくれる分、やりがいを感じる事であろう。仕事が生きがいである官僚の理想の上司ではないか。 政治家秘書らしく情に厚い感じもする。(公務員宿舎の問題や居酒屋タクシーなど)勿論、甘いということと情に厚いという事は異なる。 現在の政治家や、マスコミをみると、功に報いるという事は無く、ただひたすらバッシングをしているのみである。国民の関心をかわんがためにひたすらバッシングを続けるというのは、我が国にとって不幸なことではないか。 現在必要なのは、建設的な批判であることを忘れてはいけない。 タイトルは「官僚」であるが、本書は権力の中枢にいた人の回顧録である。 政権の動かし方を窺い知ることが出来て面白い。首席秘書官からみた政権内部の話は、貴重であるが、小泉時代は、いまだ歴史となっていない。今後、さらなる著作や研究により、内容が多面的に検証されることが重要であろう。 一点残念なのは、p72古川貞二郎の注釈に誤りがある事である。内容が古賀茂明の経歴となっている。(飯島氏の古賀評はなかなか興味深い)
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【読書その12】小泉元首相の首席秘書官だった飯島勲氏に対するロング・インタビュー。小泉官邸秘録を以前読んだことがあったので、2冊目。小泉政権時代の北朝鮮外交の舞台裏などの貴重な話のほか、官僚論、野田政権に対する批評は非常に深い。飯島氏の長年の経験に裏打ちされた鋭い洞察力に本当にす...
【読書その12】小泉元首相の首席秘書官だった飯島勲氏に対するロング・インタビュー。小泉官邸秘録を以前読んだことがあったので、2冊目。小泉政権時代の北朝鮮外交の舞台裏などの貴重な話のほか、官僚論、野田政権に対する批評は非常に深い。飯島氏の長年の経験に裏打ちされた鋭い洞察力に本当にすごみ。 やはり、一番興味を持ったのは、本のタイトルにもあるように、官僚論。政治の立場から官僚を見るとこのように見えるのかと、非常に勉強になった。政治家は優秀な官僚はいかに道具として使い倒すが重要。道具として使った以上、人事で報いることが大事と飯島氏はいう。政治の世界も官僚の世界においても「人事」の重要性を痛感。
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