イノベーションのDNA の商品レビュー
■イノベータ 1.イノベータに共通する姿勢 a.現状を変えたいという意欲に燃えている。 b.変化を起こすためにリスクをとっている。 2.イノベータの5つのスキル a.関連付ける力 b.質問力 c.観察力 d.ネットワーク力 e.実験力
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イノベーションのジレンマや、イノベーションの解などにくらべると数段理解しやすく、また今をときめくイノベーション企業の例に基づいて書かれているので、内容もイメージしやすく。すっきりとはいってきた。 内容的にはいまイノベーションを求める企業が何をすべきかという内容であるが、今の日...
イノベーションのジレンマや、イノベーションの解などにくらべると数段理解しやすく、また今をときめくイノベーション企業の例に基づいて書かれているので、内容もイメージしやすく。すっきりとはいってきた。 内容的にはいまイノベーションを求める企業が何をすべきかという内容であるが、今の日本の官僚的組織とは対極の組織の組み換えが求められる。 日本の政府や大企業はこのような方向にいくとは全く想像つかない反面、世のグローバル企業は確実にこの方向にむかっている。(経営層が本当にイノベータかは別として) 日本の経営層もこういった本をよんでほしいな~
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クリステンセン氏のシリーズの中では一番とっつき易かったです。非常によくまとまっていると思いました。個人的には翻訳の日本語が良かったです。 内容は、イノベータと呼ばれる人の行動特性をまとめたもので、『発想する会社』などに近いようなことも書かれています。読む人によっては新鮮さに欠...
クリステンセン氏のシリーズの中では一番とっつき易かったです。非常によくまとまっていると思いました。個人的には翻訳の日本語が良かったです。 内容は、イノベータと呼ばれる人の行動特性をまとめたもので、『発想する会社』などに近いようなことも書かれています。読む人によっては新鮮さに欠けるかもしれません。 イノベータの才能は生まれつきの特殊な才能ではなく、行動を真似ることで鍛えることができる、というようなことが書かれています。確かにそうなんですけど、一方でお手本は、イノベータを地で行っているような人達なんですよね。彼らが先人の行動を意識して真似てトレーニングを積んだ結果、現在の場所にいるのかというと、そうも見えないです。地道に力をつけることと、何かに没頭し続けて突き抜けることの間には、やはり壁があるような気がする、というのが率直なところです。 とはいえ、最後まで飽きずによめる面白い本でした。
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イノベータの持つ5つのスキル、またイノベータに共通する姿勢について書かれていて面白かったです。 ただ、構成の関係か、同じ事の繰り返しも多く、やや間延びした印象があるかもしれません。
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前半部分と最後は面白いが、途中は普通。 結局、分かっているけど、それが出来る人と出来ない人がいる・・・ってことではないのかなー? 人事制度を考える人は読んで、組織のイノベーションを高める工夫に使えるアイデアがあるのではないかと思った。
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イノベーション、イノベーションと言われ続けてかなりの年月がたつ。今回の本は、あの「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションへの解」の著者、クレイトン・クリステンセン、ハーバード・ビジネス・スクール教授をはじめとするイノベーションのカリスマ本。イノベーションは、何も神がかりの術でもなければ、一部の天才に備わった才能でもないと著者たちは説いている。 イノベーションには、「5つのスキル」があるとして以下の力を挙げている。「認知的スキルの関連づける力」、「行動的スキルの質問力」、「観察力」、「ネットワーク力」、「実験力」。これらの力をパズルのように組み合わせることでイノベーションを発揮することができる。斜め目線で森羅万象を冷ややかに眺めるニヒル星人ではなく、感性の鋭さ、子供のよう好奇心の塊を持つキラキラ星人になることかな。 イノベーションに取り組むに当たって、「スマートリスク(リスクを認識したうえで、自らの責任で果敢にリスクをとる)」が重要だとある。現状維持では次のチャンスが巡ってこないからだ。そういえば、ユニクロを展開しているファーストリテーリングの創業者柳井正の著書は「一勝九敗」だったな。後「1000に3つ」なんていう言葉もある。 関連付けというさまざまなアイデアを「他家受粉」させることもイノベーションを生む1つのカギとなる。発想の面白さといえば、岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」だ。女子高生があのピーター・ドラッガーの「マネジメント」を手にして、マネージャーをしている野球部の改革をして甲子園を目指すというストーリー。一見、何の関係もない女子高生とドラッガーを結びつけることで、今までドラッガーの本を読みたくても敷居の高さを感じていた人たちにとって、手に取りやすくなった。なかなか頭の柔らかい人だなと思った。 発見力を磨くとして付録に5つのステップが書かれている。「優先順位を見直す」、「発見力を自己診断する」、「イノベーションに関わる切実な問題を探す」、「発見力を練習する」、「コーチを見つける」。インスタントラーメンのように即席でできるものではなく、地道にこつこつと練習を積み重ねて、スキルを磨くことが大切だと述べている。あのシアトルマリナーズのイチローも積み重ねが大事だと言っていた。イノベーションイコール小さなことの積み重ねと思った方が、良いことが浮かんで実践に移せる。
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創造性は遺伝的なものだと思われているが、実際は、創造的なアイデアは「行動的スキル」から生まれる。イノベータは次の5つのスキルを活用している。 1.関連付ける力 一見、無関係に見える疑問やアイデアを結び付け、新しい方向性を見出す力。 2.質問力 質問を重ねて、新しい洞察を誘発する能力。 3.観察力 顧客や製品など、周りの世界の観察を通して、新しいやり方のもとになる洞察やアイデアを得る能力。 4.ネットワーク力 多様な分野の人たちとの交流を通じて、物事を異なる観点からとらえる能力。 5.実験力 製品やプロセス、アイデアを分解して、その仕組みを理解し、新しいアイデアに結び付ける能力。 イノベータに共通する姿勢は以下の2つ。 1.現状を変えたいという意欲に燃えている。 2.変化を起こすために、リスクをとっている。
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「イノベーションのジレンマ」で有名な作者の著書。 経営層のためだけでなく、 個人一人一人がイノベーション力を伸ばすためにどうすべきか? というヒントが書かれた自己啓発書という位置付け。 内容はわかりやすいけれど、 いずれにせよ、言うは易し行うは難し。
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「イノベーションのジレンマ」で有名なクレイトン・クリステンセンの最新著書。その名著より遥かに読み易く、分かり易かった。イノベーションを生むための習慣や行動を具体的な経営者のケースを基に検証している。その事例が自分の好きなセールスフォースドットコムやイーベイ、アマゾン、アップル、P&Gなどだったのでイメージもしやすかった。 やっぱり本質的にその仕事(遊び??)が好きでそれにのめり込む中で関心の領域が生まれ、イノベーションが生まれるんだなってことを再認識した。 ハーバード・ビジネスレビューの論文は簡単なことを難しく…なものが多いので読みながら寝てしまうことも多い(笑)けど、この本は1日で読み終える珍しい一冊でした。。。
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世界的に有名なイノベーターの思考傾向や歴史事実をを多分に盛り込んだ著書である。 本書を読めば、イノベーターたるものの思考はおよそ理解できる。また、イノベーターに必要な要素も理解できるであろう。 しかしながら、イノベーターに憧れる人であれば、既読の書にて類似の内容を習得したことも多...
世界的に有名なイノベーターの思考傾向や歴史事実をを多分に盛り込んだ著書である。 本書を読めば、イノベーターたるものの思考はおよそ理解できる。また、イノベーターに必要な要素も理解できるであろう。 しかしながら、イノベーターに憧れる人であれば、既読の書にて類似の内容を習得したことも多いため、新鮮味に欠けると感じる人もいると思われる。 そういった意味では、イノベーターに興味を持ち出した人が読むに適しているレベルではと思う。 とはいえ、全体を通じよく考察された内容であり、学ぶべきポイントが的確に示されている点を鑑みると、良書といえる。
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