ゆきひらの話 の商品レビュー
ゆきひらって⁇まさかおなべの話なのかなと思ったけれどそうだった。 ページを捲ると あなたのお家の台所に、しまいっぱなしでわすれてしまったおなべはありませんか? と優しく問いかけている。 ゆきひらをしっていますか? 土でつくられた、茶色いおなべ、まるいふたと、とってと、口がつい...
ゆきひらって⁇まさかおなべの話なのかなと思ったけれどそうだった。 ページを捲ると あなたのお家の台所に、しまいっぱなしでわすれてしまったおなべはありませんか? と優しく問いかけている。 ゆきひらをしっていますか? 土でつくられた、茶色いおなべ、まるいふたと、とってと、口がついていて、おかゆを煮たり、おじやをこしらえたりするのになかなかべんりなおなべ。 お話は、そんなゆきひらがある家のとだなの奥にしまわれていて…。 古い小さな一軒家に住むおばあさんが、かぜをひいてひとりでねていると。 台所から音がして、ゆきひらがしゃべってくる。 とだなにしまいっぱなしのゆきひらが、「おひさしぶりでした。」となつかしくなったおばあさんは、そっとゆきひらにさわるとおかゆはどうですか?あついやさいスープはどうですかと聞いてくるけれど、おはあさんは、つめたいものが食べたいと言う。 ゆきひらは、りんごのあま煮を作りましょうと、やわらかく煮た後、外へ出て空にむかって、口ぶえをふき、大きな声で歌うと雪がまいおりてきて、雪をかぶったゆきひらのりんごのあま煮が冷えておいしくできあがる。 おばあさんは、食べ終わるとぐっすり眠りなつかしくて優しい夢を見た。 ゆきひらさんのおかげかな。かぜもなおったようす。 なんだか気持ちもほっこりして、りんごのあま煮を食べたくなってきた。 ゆきひらなべだとおかゆって思いがちなのにあえてりんごのあま煮ってところが、熱が出て風邪のひどさを想像してしまう。 だれもいなくてひとりの風邪熱にゆきひらさん登場〜ずっと大切にしなければ…となるね。
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☆100くらい。すごいおもしろかった。 かぜをひいているおばあさんが、だれかにそばにいてほしいと思っている。そんなときにゆきひらが出てきて、おばあさんに優しくしてくれる。そういう優しいのとか、ゆきひらの話し方がかわいいのとかが、いいなと思う。 ぼくだったら、ゆきひらにお母さんが作...
☆100くらい。すごいおもしろかった。 かぜをひいているおばあさんが、だれかにそばにいてほしいと思っている。そんなときにゆきひらが出てきて、おばあさんに優しくしてくれる。そういう優しいのとか、ゆきひらの話し方がかわいいのとかが、いいなと思う。 ぼくだったら、ゆきひらにお母さんが作ってくれているスープを作ってほしい。でも一人はいやだ。おばあさんのところにも、だれかが来てくれるといい。 最後にりんごのあま煮の作り方が書いてあって、ぜひぜひ作ってみたい。(小6)
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#ゆきひらの話 #安房直子 #偕成社 #児童書 #読了 一人読みにちょうどよい長さ!一人暮らしのおばあさんが風邪で寝込んでいると戸棚にしまいこまれた可愛いゆきひら鍋がしゃべり始めます。孤独、思い出、美味しいもの。絵も優しくて大好きな本になりました。
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私が幼稚園の時に読んでもらった絵本。母が好きだった絵本。 私は『美味しそうなりんごの甘煮が出てくる絵本』としか記憶していなかったため、娘に読んであげよう、と再読し、衝撃を受けた。 それだけではなかったのか… 母が好きだった理由がやっとわかった。
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風邪で寝込んでいるおばあさんに、台所のゆきひらが話しかけてくる・・・。 体調の悪いときは心細いですものね。ゆきひらの作ってくれたりんごの甘煮のおいしそうなこと。雪で冷やすというところが素敵ですね。
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10分くらい。 古い小さな一軒家に、おばあさんが風邪をひいて寝ていました。 長いこと、風邪が治らないおばあさん。 すると台所から、コトコトと音が。 誰ですか?の問いかけに「ゆきひらです」という返事。 見るとそれは、小さなゆきひら鍋でした。 ゆきひらは、おばあさんのために、りんごの...
10分くらい。 古い小さな一軒家に、おばあさんが風邪をひいて寝ていました。 長いこと、風邪が治らないおばあさん。 すると台所から、コトコトと音が。 誰ですか?の問いかけに「ゆきひらです」という返事。 見るとそれは、小さなゆきひら鍋でした。 ゆきひらは、おばあさんのために、りんごの甘煮を作ります。
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安房直子のお話に絵をつけた絵本。 風邪をひいて寝込んだひとりぐらしのおばあさんと、しまいっぱなしだった古い雪平鍋のおはなし。 おばあさんのさみしさが、「独居老人だから」ではなく「病気で弱ってるから」なのが良い。 私は展示品以外のかまどをみたことがないし、ゆきひらだって蓋なしのア...
安房直子のお話に絵をつけた絵本。 風邪をひいて寝込んだひとりぐらしのおばあさんと、しまいっぱなしだった古い雪平鍋のおはなし。 おばあさんのさみしさが、「独居老人だから」ではなく「病気で弱ってるから」なのが良い。 私は展示品以外のかまどをみたことがないし、ゆきひらだって蓋なしのアルミ製しか使ったことがない。 りんごの煮たのは好きじゃないし、草履の感触も知らない。 おばあさんの経験と重なる部分なんてほとんど持っていない。 なのに、懐かしいような気持ちになる。 きざんんだりんご(病人にきざませるのはどうかと思うがなべだから自分じゃ切れないってのが変にリアルで面白い)を、とろ火でじっくり煮て、雪の中でゆっくり冷ます。 発熱した体温に冷たくて甘いりんごを、ひとくちずつ味わって食べる。 すべてが丁寧に、ゆったりと流れていく。 巻末に、りんごの甘煮の簡単なレシピつき。 『風のローラースケート』では風呂吹き大根を煮たくなったけど、これもまた土製ふたつきの雪平でゆっくり作りたくなっちゃう。
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我が家ではりんご煮と言っているりんごのあま煮。 やさしいゆきひら鍋のあったかいお話。 冬のよみによさそう^ ^
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タイトルのゆきひらという茶色のお鍋、昔どこかで見たなーなんて思いながら手にとってみた。 病気のおばあさんを励まそうとりんごの甘煮を作るゆきひらくんの優しさに和む。 多分、このおばあさんのお母さんに丁寧に扱われてきたからこんなに尽くしてくれるんだろうし、りんごの花びらが舞い散る中での再会という夢も見せてくれるんだろうなあと予想するとぐっと深みがます話になる気がしてくる。 安房さんのりんごの甘い匂いがただよってきそうな珠玉の文章と、田中清代さんの柔らかい挿絵がとってもお似合いの童話絵本。
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ほっとするおはなし。温度が伝わってくるんだ~~~~~。つめたさ、あったかさ。最後にりんごの甘煮のつくり方も載っている。
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