トライアウト の商品レビュー
『トライアウト』ってみなさん知ってますか?? 本書によるとスポーツ競技において『戦力外通告を受けた選手が、もう一度どこかの球団に入団するために受けるテスト』ということですが、スポーツ全般の知識がほぼない私はこの本を読んで初めてその存在を知りました。 (名前だけ聞いた時はストラッ...
『トライアウト』ってみなさん知ってますか?? 本書によるとスポーツ競技において『戦力外通告を受けた選手が、もう一度どこかの球団に入団するために受けるテスト』ということですが、スポーツ全般の知識がほぼない私はこの本を読んで初めてその存在を知りました。 (名前だけ聞いた時はストラックアウトと間違えるくらいな感じの私です。。笑) そういった野球選手の物語かと思いきや、メインで描かれているのはシングルマザーの可南子。 小2の息子を実家に預け、新聞社で働いています。誰にも父親が誰かを明かさず、息子のために意地で仕事を続けている。 異動をきっかけにプロ野球選手の深澤と出会い 自分の在り方を見直していく物語。 この可南子が結構頑なで、もーう!となるところもあるんですが、それでも泣きました。。 特にクラスメイトとのやりとりは泣いた。 泣きまくりました。゚(゚´Д`゚)゚。 もともと母と子の物語に弱いんですが 考太とうちの娘が同じ歳ってこともあってなんかグッとくるものがありました それだけでなくても考太の素直さに、健気さに、一生懸命さに泣かされました そして素敵な登場人物たち 深澤さんはもちろんめっちゃかっこいいですけど おじいちゃんも結構好きです! 山下先生も!! 若くてもいい先生ってちゃんといるんだな、、とかおもったりしました。 とてもいいセリフがたくさんありました 考太も、深澤さんも、山下先生も いいこと言うんですよ、、、 1番気に入ったセリフは山下先生のセリフなんですけど、内容が割とネタバレなセリフだから載せるのはやめておきます 可南子が大事なことに気づけてよかったです。私も今あるものを大切にしていこうと思います(*^^*) 素晴らしい作品でした╰(*´︶`*)╯♡ 余談ですが本棚登録してから 藤岡さん2冊並べればよかったーと 後になって気づく、、、、 まぁいいか笑 登録後にもレイアウト変えられたらいいのに(ㆀ˘・з・˘)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルを見て、野球の話だと、興味持てないかも…と思いながら読み始めたけれど、引き込まれてあっという間に読了。野球の話ではなかった。 両親や妹にも子供の父を明かさない可南子の頑なさは理解できなかったが、深澤と出会って少しずつ変化して、最後は考太と暮らすことになり、私も嬉しくなった。 それにしても、考太がいい子すぎる。
Posted by
最初主人公の「可南子」がちょっと好きになれないなぁと…そんな読み始め(。-_-。) 前情報なしで読んだので、この作品トライアウトや野球の話しだと思ってたんです。 藤岡さんがスポーツ物? ちょっと失敗したかしら?なんてね(*_*) いや〜泣きました。゚(゚´ω`゚)゚。 小学...
最初主人公の「可南子」がちょっと好きになれないなぁと…そんな読み始め(。-_-。) 前情報なしで読んだので、この作品トライアウトや野球の話しだと思ってたんです。 藤岡さんがスポーツ物? ちょっと失敗したかしら?なんてね(*_*) いや〜泣きました。゚(゚´ω`゚)゚。 小学二年の息子「考太」に泣かされました! 少年野球の紅白戦で泣かされてしまいました! はい!この場面だけで☆4つです!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
過去に縛られているシングルマザーの新聞記者と、かつてプロ野球のスター選手が、トライアウトの場所で繋がったところから話は動きだし、過去のしがらみを乗り越えて成長していく主人公、ボロボロになってになっても最後まで現役で野球を続けていく男の不器用ながら誠実な生き方がカッコ良い。父親を知らされていないのに真っ直ぐ育つ息子や、娘とお互い素直になれない、けど筋の通った生き様の実父など、登場人物の描かれ方がいい。藤岡作品は3作目で、前の2作は過去の人物に憑依?したり、転生したり、でしたが、今作はそういう神秘的なものではなく、現実の世界観でしたが、好きです、これも。
Posted by
いろいろなテーマが盛り込まれているけど、 その中の一つである(だろう) 戦力外通告を受けた野球選手の発言が、 なかなか興味深い。 野球しかやってこなかった、 野球だけやることを許された人物が、 人生の岐路に立った時、 何を考え、どう振る舞うのか。 こういう人生もあるんだなぁと...
いろいろなテーマが盛り込まれているけど、 その中の一つである(だろう) 戦力外通告を受けた野球選手の発言が、 なかなか興味深い。 野球しかやってこなかった、 野球だけやることを許された人物が、 人生の岐路に立った時、 何を考え、どう振る舞うのか。 こういう人生もあるんだなぁと しみじみ感じた。
Posted by
すごい、すごい、何度も言ってしまいたいほど感動しました。 野球好きな私としても、トライアウトがいかにたいへんな事だと、ますます確信しました。 こんなにたくさんの大好きセリフが出てくる小説は初めてです。 ぜひ一読の価値ありです!
Posted by
トライアウト。戦力外通告をされたプロ野球選手がもう一度どこかの球団に入るためのテスト。シングル・マザーの新聞記者の可南子と元プロ野球選手の深澤との関係がなんとなくつかめず、最後の方で二人の接点は分かったがそれでも、なんだか???だった。無理やりな感じがいなめない。
Posted by
2017/12/1 やっぱり藤岡さんいいです。私のNo.1かな これは、もと活躍してた野球選手と記者の女性が主人公で、2人とも今の状況にもがきながら、必死に生きようとしている姿が、とても感動です。
Posted by
会って話したいような人に出逢おうとしていなかった。悩みごとは本を読んで解決してきた。 私自身友達が少ない方なので可南子の孤独感や諦めに共感できた。 でも深澤と出逢い変わっていく。なぜ子どもと一緒に暮らさないのかなど痛いとこを突かれたりするんだけど、そういったぶつかり合いを恐れちゃ...
会って話したいような人に出逢おうとしていなかった。悩みごとは本を読んで解決してきた。 私自身友達が少ない方なので可南子の孤独感や諦めに共感できた。 でも深澤と出逢い変わっていく。なぜ子どもと一緒に暮らさないのかなど痛いとこを突かれたりするんだけど、そういったぶつかり合いを恐れちゃいけないなと思う。 息子の考太と妹の柚奈のキャラが良くてやりとりに和んだ。
Posted by
のめり込んじゃったなぁ。トライアウトって言葉が、他人事じゃなくなっているからかもしれない。会社でも家庭でもきっとオイラはとっくにピークを越えたロートルだ。現役にこだわる深澤はそんなオイラに元気をくれた。登りつめるのではなく、少しでも長く納得できるプレイを続けること、しっかり...
のめり込んじゃったなぁ。トライアウトって言葉が、他人事じゃなくなっているからかもしれない。会社でも家庭でもきっとオイラはとっくにピークを越えたロートルだ。現役にこだわる深澤はそんなオイラに元気をくれた。登りつめるのではなく、少しでも長く納得できるプレイを続けること、しっかり燃え尽きて終えること。同じように孤独な戦いをしてきた可南子との出会いも静かな燃え方で今後の幸せを予感させる。自分の力で懸命に戦ってきた二人だからだから、自分も相手のことも大切にできるのかな。オイラなんかすぐに助平になりそうだものな。でも大人以上に気丈な考太を見たらそうはいかないかな。 深澤には往生際悪く納得いくまで悪あがきしてほしい。それがカッコよく思えてきた。自分から窓際に身を寄せている場合じゃないな。せっかく生きているんだから。今度はオイラが会社や家庭にトライアウトする番!応援歌みたいな物語だな。
Posted by