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アブサロム、アブサロム!(下) の商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2025/04/09

延々と頭に直接語りかけてくる文体が続き,数ある文学作品の中でも読者に負荷を強いる度合いは極めて強力である。

Posted byブクログ

2024/09/05

上巻はひたすら耐えた。下巻は動き出す。 謎が解けていく。サトペンがよりクリアになる。ヘンリーやボンがより見えてくる。 ラスト。驚きの事実が明らかになる。 大きなスケールの悲劇である。そして、単なるドラマというだけではない、表現手法・内容の特異性が突出している。そしてそして、これが...

上巻はひたすら耐えた。下巻は動き出す。 謎が解けていく。サトペンがよりクリアになる。ヘンリーやボンがより見えてくる。 ラスト。驚きの事実が明らかになる。 大きなスケールの悲劇である。そして、単なるドラマというだけではない、表現手法・内容の特異性が突出している。そしてそして、これがより大いなる「ヨクナパトーファー・サーガ」の一コマでしかない!フォークナーの全体像を想像するだけで、ひれ伏すしかない。 1人では理解できない。訳者による研究書「フォークナーのアメリカ幻想」を参照した。

Posted byブクログ

2021/10/27

フォークナーの南部に関する思いがぎゅっと濃縮されている気がするが、何度か読まないと消化しきれない。メンフィスには何年か住んでいて、アラバマ州にも短期滞在したことがあるので色々と懐かしい。

Posted byブクログ

2018/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

混血を許容できなかったゆえの一族の衰退。 ボンが不憫。父親に一言だけでも声かけてもらいたかったんだね…。 この話はクエンティンとの影響という観点から見ても面白い。妹への執着、理想化あたりはヘンリー、ジュディス、ボンの3人の話から感化された可能性ありそう。『響きと怒り』と併せて再読したい。

Posted byブクログ

2013/10/24

[アメリカ南部の歴史の芋] アメリカ南部の南北戦争前後の歴史をサトペンという人物を通して描いた壮大な歴史的小説。 佐賀大学 : Hiro

Posted byブクログ

2012/08/21

上巻は(書かれる内容は岩波版だからかていねいに前もって解説されてるけど)複雑すぎる文体に苛々しながら読んだ。 下巻はもう一息に読むって決めて読んだら、すごい感情移入した。 近親相姦への恐れだとか後半の人種差別の意識だとかにも濃さを感じたが、一番胸に迫ったのは父親にけして認知されな...

上巻は(書かれる内容は岩波版だからかていねいに前もって解説されてるけど)複雑すぎる文体に苛々しながら読んだ。 下巻はもう一息に読むって決めて読んだら、すごい感情移入した。 近親相姦への恐れだとか後半の人種差別の意識だとかにも濃さを感じたが、一番胸に迫ったのは父親にけして認知されない息子ボンの描写だった。あと、後半で65歳の執念深いローザ叔母さんの挙動に萌えた。 でもやっぱり俺みたいなちっぽけな人間には、空間的にも歴史的にも大きすぎたわ。

Posted byブクログ

2012/03/09

下巻では物語はサトペン一家からの視点へ。 ただし語り手はクエンティンとシュリーヴ。上巻で既に明らかになったように、この物語では語り手が変われば、その主観によって細部が変化してくる。その上この二人は様々な状況証拠から見知らぬ物語を再構築しているに過ぎない。さて彼らの推測はどこまでが...

下巻では物語はサトペン一家からの視点へ。 ただし語り手はクエンティンとシュリーヴ。上巻で既に明らかになったように、この物語では語り手が変われば、その主観によって細部が変化してくる。その上この二人は様々な状況証拠から見知らぬ物語を再構築しているに過ぎない。さて彼らの推測はどこまでが妥当なのか。それを踏まえて読むとぞくぞくするような面白さがある。

Posted byブクログ