風花躍る の商品レビュー

芝村凉也【著】

2023/06/24

定海藩の内紛事件は、忠兵衛が注目されていることもあり、その親戚筋の大藩からの注目されていた。
藩主は大藩の藩主たちから説教を受け、それに起こって絶交宣言をした。
このままではお取りつぶしとなるだろう。
藩の内情も藩主の散財のせいで、貧困に喘いでいた。

藩主のお側取次要人、神原うぬめの悪質な魔の手が伸びる。

2018/02/11

辰巳芸者の粋と張りの描写は見事。啖呵の切り方も良い。こういった市井の暮らしに根付いた作品は大好物。同心や火消し衆たちの江戸弁も心地よい。しかも内容も骨太の仕上がり。文句なしの一冊だ。

2016/02/09

返り忠兵衛江戸見聞シリーズ、4作目。

シリーズモノなので、これからもストーリーは続いていくのは分かるのだが、いろんな話を小出しにして、あまりにダラダラと描き過ぎ。もう少し巻ごとに起承転結をつけて貰わないと、あっちこっち話は飛ぶし、尻切れトンボだし、話の終わりが見えずにただ読み疲れる。勝弥と紗智の危機一髪に颯爽と登場した忠兵衛が男前で格好良かったり、一つ一つの騒動の顛末は面白かったりするだけに勿体ない。もう少しメリハリをつけた展開を望む。

2013/04/05

第四弾
旧藩をめぐり、新たな展開が
これまでの登場人物を含め、新たな展開が
これまで以上に中途終了
一弾から春、夏、秋、冬で次回からは

2012/02/24

L 4 返り忠兵衛江戸見聞
期待をこめて第4段。…なんだか話が迷走中？公儀隠密を出したかっただけ？勝弥と紗智を接触させたいがために南波屋を出してついでに神原とくっつけてみた。みたいな。みーんな迷走してて消化不良の一冊。極めつけは丸亀藩京極家とやらを出しておいて接触するところで場面変わってそのまま終了…えっそこまで垂れ流し？？まさか1ページ飛ばしたか？さすがに4巻、ネタ切れの一休みなの？あ、五番の先代？を切ったのは痛い、もっと絡みがあったらよかったのになぁ。忠兵衛と与茂平は変わらずいいキャラなので忠兵衛の物足りなさは次巻に期待。早くでないかな。

いい加減タイトルに号数書かないと完全続きモノなのにダメでしょ。磐音だって途中からつけたよ。なにか意図があるのだろうか。