にょにょっ記 の商品レビュー

穂村弘【著】

2012/08/10

「なぜ留守番なんてものがあるんだ」という疑問に、大いに納得！！なんで留守番とかさせられてたんやろう？？

2012/07/07

短い１日の日記の中にほむらひろしの世界が溢れている．
フジモトマサルのイラストも世界観とマッチしていてよい．

2012/08/28

歌人・穂村弘さんのびくっとして、どきどきして、あっと思う
飽くなき刺激に満ちた毎日。

穂村さんの感性がすてきだ。
できることなら私もこんな毎日が送りたい。
フジモトマサル氏の、何、これ？カワウソ？　
なんでもいいがこのキャラクターも好きだ。

6月28日　タクシー

タクシーに乗る。

お金を払って降りるときに「ごちそうさまでした」と云ってしまった。

あっ、と思う。

間違えた。

車が去ってからもしばらくどきどきしている。

どきどきしている穂村さんは、絶対笑ってない。
あまりのことに笑えないんだ、こういう場合。

8月20日　モグラ

電車に乗る。

女性が連れの男性に向かってしみじみと云っていた。

「モグラって本当はサングラスもシャベルももってないんだよね」

乗ってた電車、地下鉄だったんだろうな。

12月8日　履歴

友達と携帯電話の着信履歴を見せ合う。

私の履歴

「白畑由美子」
「048941××××」
「佐々木聡携帯」
「佐々木聡」
「auお留守番センター」
「非通知設定」

友達の履歴

「店長」
「七三」
「名前が覚えられない人」
「蜘蛛」
「オバマ」
「麗子像」

自分の履歴が凄く地味なことを初めて知った。

笑ったあなた、
買いです。

2012/03/19

予想の斜め上から物事を考えたり、観察したりしてる．
すごいなあと妙に感心して、それでいて妙に笑える．

それにしても昔（昭和）の本の内容はぶっ飛んでるんですね、
これは穂村さんじゃなくてものびっくりするね．

お気に入りはパーカーの話．

2012/02/23

中々面白いので、
「にょ記」も読みたいと
「にょ記」が本屋、古本屋を
探したが、
置いていない。

2012/02/17

『君がいない夜のごはん』のあとのデザートである。
ひとりでいるということはもっと小難しい本とかなんかを読むべきなのはわかってるのだけど。

それではだめなのだ。これくらいのデザート感でないと、ひとりでいるということが意識され過ぎてしまう。

一人で食べるべきデザートはお蜜柑である。
しかし、ない。
グレープフルーツしかない。
グレープフルーツはタラちゃんの持ってる方と足突っ込んでる方とに分けて二人で食べるべき果物だ。
ふさわしい食べ物がない。
せめてこのあいだトマトを箱買いしたときに、箱のままもって帰っていれば雰囲気は出たのに。

どうでもいいなぁ。。。。。。

どうでも良かったのに、読み返して表紙に戻って、一ページめくってショックを受けた。

「佳代に」ってある。

佳代って誰だ。デザートのくせに。
*

『君がいない夜のごはん』、どうでもよく読んでたのに一瞬うげってなった。
以下引用。

*
ほ「徳島では亡くなったひとのお骨を遺族が食べるんだよね」
Y「しませんよ！」

あれ、と思う。確か徳島出身の別の友人が、お父さんのお骨の一片を食べたと云ってたんだけど・・・・あれは別の地方だったか。
それとも純粋に個人的な行為だったのかな。
私も最初にきいたときは驚いたけど、でも充分あり得る、というか、愛する人の骨を食べるって、或る意味では全く自然な行為だと今では思ってる。
（『君がいない夜のごはん』「醤油かソースか」139項）
*

つまりこんなのが気になっちゃうくらい、アイドル（キャラクター）的なる存在なのですね。
どうでも良さ含めて。

2012/02/09

ジムでバイク漕ぎながら読んでて、面白くて吹き出した。本業は歌人らしいのだけど。穂村弘、マイブームになりそうな予感。

2012/02/07

寝転んで読んだ。みんな視点て違うもんだと思ってはいたけど，ここまで違った見方をしているなんて。いやいや，何も考えずふわっと楽しめます。

2012/02/05

ブクログで表紙を見てシュールさに一目ぼれ。本屋で即購入。
読んでみたら中身も好みだった。

穂村さんはいろんなことを不思議に思う妄想族だなと思った。

「ヤング愛情学」読んでみたい。
ジュテーム投げのくだりがくだらなすぎて好き。
金玉関係。タカオ。

ちょこちょこ挟まれる挿絵もシュールでいい。

解説の代わりの偽ょ偽ょっ記もおもしろかった。今度西加奈子さんの本も読んでみようと思う。

2012/02/05

のんびりとした気分のときに、のんびり気分に拍車をかけてくれること請け合いのユニークな、歌人・穂村弘さんのエッセイ。

肩肘張らずに書かれている文章でしょうから、読む側も気楽に読めばいい本。リクライニングに凭れるなどして。

ただ、穂村さんの文章よりも、フジモトマサルさんのイラストのほうが面白いというのはなんとも皮肉。