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略奪大国 の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

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2021/11/13

・「政府のお金なんてない、あるのは国民の税金だけ」と言われりゃ、確かにその通り。 ・日本経済が今、閉塞感に覆われているのは「資本主義が行き詰まったせい」では断じてなく、資本主義をちゃんとやってないからだというのが著者の主張の一つ。 ・公務員の給料の標準をGDPに連動させるというア...

・「政府のお金なんてない、あるのは国民の税金だけ」と言われりゃ、確かにその通り。 ・日本経済が今、閉塞感に覆われているのは「資本主義が行き詰まったせい」では断じてなく、資本主義をちゃんとやってないからだというのが著者の主張の一つ。 ・公務員の給料の標準をGDPに連動させるというアイディアは面白い。そうでなければ税金の使い途を決める人達にとって、その税金はあくまでも「他人の金」だから。 ・しかし、この本が主張するのは、単なる「政府が悪い」論ではなく、「略奪大国」となっている今の日本の出発点は、国民一人ひとりの心にある「他人を羨み、略奪したいという心」だということ。そして、それは、利益だとか資本主義的な考え方に対して刷り込まれているネガティブな視点、例えば「金持ち=悪いことした人達」という視点から出発しているという。そして、他人を羨んだり、成功者を妬み、悪者扱いして、そのお金は弱者に再配分するべきという気持ちを見直して、自分が、他人の役に立つサービスなり商品を提供して、豊かな国にしていこうということ。 ・この本は、タイトルからして、日本という社会は政府・官僚によって税金を搾取・略奪されている、ということを主眼としていそうだが、その出発点は自分たちの心の中にあるパラダイムではないかと指摘しており、略奪大国の主役は自分自身じゃないのかという問いを突きつけている。

Posted byブクログ

2017/10/21

意図的にか判りやすくするためか単純化しすぎている。$$その分判りやすい。$$具体的な数字の引用や引用元などはない。話半分で読むにはおもしろいかも

Posted byブクログ

2016/12/30

略奪大国について知りたくて読書。 著者の『成功の9ステップ』などは好きだが、本書は、あれれという感想。 日本史についての認識に明らかな誤りがあるあし、日本人相手にビジネスして本人はシンガポール拠点だとやはりうーんとなる。 シンガポールは民主主義、資本主義が発展することで市民...

略奪大国について知りたくて読書。 著者の『成功の9ステップ』などは好きだが、本書は、あれれという感想。 日本史についての認識に明らかな誤りがあるあし、日本人相手にビジネスして本人はシンガポール拠点だとやはりうーんとなる。 シンガポールは民主主義、資本主義が発展することで市民が幸せななったという下りがあるが、シンガポールは民主主義なのであろうか(読み違いかもしれないが)。シンガポールは、金持ち優遇政策で、世界中から金持ちや技術者や科学者を高待遇で呼び寄せて成長の原動力にしている。その政策がいいか悪いかは別として、理想的な市民国家ではないのではないかっと私は数回行った程度だが思っている。 著者が「略奪大国」から脱却するための代替案を示しているが、いずれも、ピンとこないのは私の知識不足が原因か。 小さな政府を目指し、アメリカと合併すること。 著者は猛烈な反共主義なので、日教組を公職追放し、社会主義的な制度や組織を解体するなども述べており、この点、一部は同感できる。 今、日本は豊かだが、日本人はドンドン不幸せなっていると感じる。心に余裕がなく、作り物の日本礼賛ムードで包み誤魔化し、他者を蹴落とし、精神状態も貧弱になっているように感じるのは海外に住んでいたから感じるのか、勘違いなのか。 モラルハザードという言葉は、90年代後半に使われた言葉だが、日本人のモラルは崩壊しているのかと感じるニュースや事件が後を立たない。これで日本はいい国へと向かっているのかと考えさせられてしまう。 このままだと海外移住者が増えるのかと思われがちだが、移住先となりそうな周辺国はもっとひどい国も多いので、消極的な選択で日本にというのが現実なのかも。 経済成長に依存しなくても古い組織を抜本的に廃止したりできればと思うが、今の日本の民主主義の制度だと限界がある。けど、アメリカとの合併なんてゴメンだが、敗戦、占領くらいの衝撃がないと超大改革は難しいのかもしれない。 地方政府、地方議員は不要との著者の見解にも連日報じられた東京都議会を見てああ不要かもと賛同したいかも。 付属のCD-ROMはまだ見ていない。 読書時間:約1時間

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2015/04/02

本屋で手に取り、買おうか判断するために少し読んでみました。 が、そのまま一気に読みきってしまいました(^◇^;) 産まれて初めて、立ち読みで読破してしまいました。 本屋さん申し訳ない。

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2014/06/10

i do agree this. anyway, (Charles) Ponzi scheme means Nezumi-Kou at Japanese. it's easy. subprime means under the prime. uh, i can'...

i do agree this. anyway, (Charles) Ponzi scheme means Nezumi-Kou at Japanese. it's easy. subprime means under the prime. uh, i can't imaging.

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2013/10/19

日本について「略奪」というキーワードで色々書かれています。 あ、そうなんだーという気付きもあったりして、知識を増やすという点ではよいと思います。 ただ、時事ネタっぽいものを扱っているので、そろそろ賞味期限がきてしまいそうな感じを受けました。

Posted byブクログ

2013/04/26

確かに日本の財政は危機感をもっと持つべきだが、事実を本向けに過大に表現している感がある。 多少、経済に興味のある人なら知っている様な内容だった。 もっと知らない事実を期待いたので、少し物足りない内容に感じた

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2013/04/20

本文より:政府の基本機能は、人を暴力と詐欺から守ることです。それ以外のことをやり始めると、必ず略奪が起こるのです。

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2013/01/03

フォトリーディング。ツタヤのビジネスDVDを見て著者に興味を持ち本書を読む。副島隆彦やリチャード・コシミズを知っている人々にはなんの新奇性もないが、とてもインパクトのある書き方であると思った。しかしながら著者は講演の中で911がテロだと言い、月に行った国はアメリカしかないと言い、...

フォトリーディング。ツタヤのビジネスDVDを見て著者に興味を持ち本書を読む。副島隆彦やリチャード・コシミズを知っている人々にはなんの新奇性もないが、とてもインパクトのある書き方であると思った。しかしながら著者は講演の中で911がテロだと言い、月に行った国はアメリカしかないと言い、本書のあとがきに国会議員に手が意味を書こうと提唱しているところあたりがわざとらしく思えた。本当にそう思っているのなら本書の内容のようなことを自分でも信じていられないはずだが、本書のようなことを述べていてその上でなお上記のような態度であるのなら、確信犯的なNWO系の洗脳エージェントであると断定できる。おそらく後者であろうと思われる。いずれにせよ、著者はシンガポールという安全な場所に住む日本人によって大金持ちになり得た大金持ちである。今も日本人から儲けを得ている。彼の述べることは面白いが、丸呑みしないで吟味が必要。4年以内に日本が破綻するというのは、NWO系サタニストらのアジェンダ発表なのかも知れない。 高速リーディング。日本が経済破綻をするということを喧伝して、実際に経済破綻させたい人々は確かに存在する。この人もその系列の働き人なのだと思う。国際の額を問題にし、個人なら犯罪だと述べているが、人と違って国家は続く限り生きるので国債で国債の償還費をまかなっても詐欺ではない。個人が武器を持てば犯罪、個人が税金を取れば犯罪、個人がお金を発行すれば犯罪だが、国家なら普通。それを考えずに国際の莫大になった額を取り上げて破綻だ破綻だと喧伝しているようだ。ネオコンの下働きだろう。然しNWO系の動きと日本のエスタブリッシュの判断次第で本当に破綻するかもしれない。そのような意味で情報収集的に読むのには良い本。しかしながら明らかなる洗脳と扇動に、信用創造(著者の言った価値創造ではない)の仕組みを知っている人が読めばかなり辟易させられるだろう。星三つ。

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2012/12/20

粗雑で乱暴な論理の展開だが、わかりやすく面白い読み物に仕上がっている。内容は、国民の貯蓄が、金融機関を通じて国債購入に回され、政府がこの国債発行で得られた資金で、無駄なお金の使い方をして大赤字の大借金状態になっており、これは国家財政の破綻に直結するということである。 これは、国の...

粗雑で乱暴な論理の展開だが、わかりやすく面白い読み物に仕上がっている。内容は、国民の貯蓄が、金融機関を通じて国債購入に回され、政府がこの国債発行で得られた資金で、無駄なお金の使い方をして大赤字の大借金状態になっており、これは国家財政の破綻に直結するということである。 これは、国の経済メカニズムが本当の資本主義になっておらず、半社会主義的であり、市場メカニズムが十分機能せず、官僚支配がまかり通っていることへの批判である。この国家システムは、かつての敗戦からの復興から高度成長半ばまでの期間は、有効に機能したと思うが、それ以降は体制を変えていかなければならなかったのに、それを怠り、ワンパターンに進んだのが国家戦略上のおおきな失敗だと思う。国家的レベルで考えれば、規制緩和し市場メカニズムを機能させ、フリードマン流の経済に舵をとるべきだろう。それには、また国民ももっと自己の意識改革をすすめる必要があるだろう。現状の示唆に富む本ではあるが、分析と解決策の提案へに向かっては、議論が粗雑になっていく。品川区図書館にある。

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